劇場公開日 2006年11月25日

「夢に入り込む感覚」パプリカ あぽ(apo)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夢に入り込む感覚

2022年6月20日
iPhoneアプリから投稿

どんどん設定にハマっていき、世界観に浸かれる作品

折り重なる映像の中で夢が表現される。自分の夢もこんなもので誰から観ても夢というのはこんなに秩序のないものなんだなと思うことができた。
ストーリーの中で疑問に思うことがちりばめられているが解決されていく。それは少々観る側の考える力に委ねられている所もあるがそれが心地いい。

もともとノーラン監督のインセプションが大好きで、パプリカに似ているところがあると聞いて観た。両作品の夢への捉え方がよく似ているためパプリカの設定にもすんなり入れた。
またリンクするシーンも多くあり、エレベータを使用するシーンの使い方はハッとした。

ストーリー展開も飽きがないため、1時間半でよくまとめられた作品だと感じた。

あぽ(apo)