「愛の名作映画の一つかもしれません」きみに読む物語 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
愛の名作映画の一つかもしれません
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カップルの半分は別れるという離婚大国アメリカではこんなカップルは稀有な部類かもしれない。原作者ニコラス・スパークスが結婚式に来られなかった妻の祖父母を二人で訪ねた折に聴いた二人のなれ初めにインスパイアされて小説にしたそうだ。
それでも26年後には妻と別れてしまったが当時は結婚したてだったので熱いものがあったのだろう。本作はいわば一途な想いがテーマだから嘘っぽくならないように顔の売れていない地味なキャスティングにしたのだろう。逆に言えばチャゼル監督は本作にインスパイアされ愛の別バージョンとして「ララ・ランド」にゴスリングを当てたのかもしれない・・。
ロン(ジェームズ・マースデン)のあげた選択肢3つも、君自身はどうしたいのか?と問うノア(ライアン・ゴズリング)もアリー(レイチェル・マクアダムス)を心底愛していることが伝わってくる、どちらも愛しているし選択はどちらかを傷つける、アリーにしてみれば二度も傷つけることはできなかったのでしょう、なんともはや苦しくとも贅沢な悩みでしょう。
ラストも2パターンあったようです、私は没になった曖昧な方を好みますが・・。
活字のイマジネーションを実写で表現するのは難しかったでしょう、白鳥の湖をはじめ思い出のシーンの数々は映画化ならではの美しさを奏でていました、愛の名作映画の一つかもしれません。
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