「ピーター・パンの物語にはモデルがいた」ネバーランド kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ピーター・パンの物語にはモデルがいた
今まで生きてきて真の大人になれなかったのは、本当の“ピーター・パン”を理解できなかったせいかもしれない。
自分の記憶を思い起こしてみると、ピーター・パンとは単純に“大人になれないだけの現実逃避の少年”くらいの認識しか持ち合わせていなかったのだ。当然、子どもには戻りたくないという反作用のように意識してしまったこともあるし、現実的・合理的なつまらない大人の思考に憧れを抱いていたからだろう。想像力が皆無だったわけではない。常識という殻を打ち破るほどの子どもらしい信念を持ち合わせていなかっただけだ・・・と思う。もっと自分が若い頃に、この映画のように舞台の裏側の人間心理まで覗かせてくれるストーリーにめぐり合っていたなら普通の大人になれていたような気もしてくるのだ。
さて、何を書いているのかわからなくなってきましたが、初演終了後にフレディ・ハイモア君がジョニー・デップを指差して「この人がピーター・パンだよ」という台詞にドキリとしてしまった。ちゃんと大人を見ている。現実的なことばかり言っていたのに、人が何を考えてるのかというところまで鋭く観るくらいの洞察力が備わっている。このシーンのデップの表情にはなんとも言えないくらい役者魂が感じられました。しかも、ここで最初に「あなたがピーターじゃないの?」と聞く女性は本当のシルヴィアのお孫さんという凝ったキャスティングらしい。
作家やその作品ができるまでを映画化したものは多いが、劇作家モノとしては『恋におちたシェイクスピア』に次ぐくらいの映画になりそうです。
【2005年1月映画館にて】
kossyさん
おはようございます(´▽`)
共感をありがとうございました。
パイレーツもいいですが
こういう役柄のジョニーさんが好きです。
ケイトさんも、「タイタニック」から
7年後?くらいでしょうか
演技の幅も拡がっていて良かったと思いました。
子役のフレディー君が素晴らしかったです。
チャリチョコでも、可愛かったですね。
>「この人がピーター・パンだよ」の台詞シーン
同感です。
『恋におちたシェイクスピア』も良いですよね。
当時、ジョセフ・ファインズとグイネスが好きで
以前 鑑賞済ですが
近々、テレビ放送があるようなので
観直したいと思います(^^ゞ