茄子 アンダルシアの夏のレビュー・感想・評価
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これといって刺さるものなし
映像が綺麗なので惹きつけられて鑑賞しました。
ストーリーは正直よく分からなかった。
ただ、自転車レースの過酷さと、役割分担とか、細かい設定に感心させられました。
ついでに、続編も見てみましたが、これももうひとつ、ハマれませんでした。
好みの問題なので…
自転車の映画なら、『プレミアム・ラッシュ』が好きな映画です。
7月です!夏です!夏といえばアンダルシアの夏
二度目の鑑賞
監督は『若おかみは小学生!』の高坂希太郎
今回は脚本も
メインは南スペインのアンダルシアで開催された自転車レース
兄の結婚式に出席せず自転車レースに参加している主人公
兄の結婚相手は元恋人でしかも兵役中に兄に取られてしまった
見事意地で優勝を遂げる主人公ぺぺ
タイトルが変だなと思ったが原作の短編集のタイトルが『茄子』でそのうちの一つが『アンダルシアの夏』というわけだ
今から21年前の作品
まーた大泉洋である
舞台が北海道じゃなくてもしゃしゃり出てくる
劇場公開時興行的には失敗したようだ
仕方がない
日本人の圧倒的大多数は自転車レースに興味ない
声の配役
地元アンダルシア出身チームパオパオビール所属プロサイクルロードレース選手のペペ・ベネンヘリに大泉洋
ぺぺの元恋人でぺぺの兄アンヘルの新妻のカルメン・パスカルドミンゲスに小池栄子
ぺぺが兵役の間にカルメンを奪ったぺぺの兄のアンヘルに筧利夫
実況アナウンサーに羽鳥慎一
解説者に市川雅敏
ベンガ!ピンガ!ベンガ!ベンガ!べんが!べんが!VENGA!
内容は、プロ自転車レース舞台はアンダルシア。ベルギーの🇧🇪🍺会社がスポンサーのパオパオビールの自転車teamに所属するぺぺ・ベネンヘリに関わる人々の話。好きな言葉は『監督に教えてやりてぇ!プロってのは仕事以上の事をやっちまう奴がいる!そうでなきゃ遠くへ行けねぇ!なぁ俺は遠くへ生きたいんだ!』独り言の様なオフ台詞が一番グッと来た。アニメ制作に携わる人生、高坂監督自身の思いも伝わる様です。『俺の夢はぺぺな託したからな!』この言葉も哀愁があり非常に胸が溜まりました。道半ばで諦めた殆どの人達に手向ける様な言葉の重みが爽やかだった。なんと言っても地中海アルダルシアの太陽が照りつける非常に乾燥した日差しの表現は観ている此方までカラカラになりそうでした。印象に残った場面は、過酷なレースの上で一条の光ともなる様な大きな牛の🐃立て看板の影その対比が胸に詰まる所がある。酷暑の中の日陰は天にも昇る心地良さです。昔も今も自分を見守ってくれた故郷の牛の立て看板のに人一倍の思い入れがあったので敬礼したんだろうな。日暮れの静寂感が感嘆の声に思えて良かった。『兵役の時、俺は自転車取られたけど奴が兵役の時は奴が俺に、カルメンを取られましたからね』との兄の言葉はこの物語の主幹となる大切な逸話だと思いました。とにかく皆ぺぺが好き!!!だということが伝わり静かな中にもカタルシスの解放が見られ素晴らしい作品でした。最後に人それぞれ色んな思いがあるが前を向いて行かないとなぁ!という事が映像的に主観と客観的な表現を上手いこと表された大人の味付けな映画です。ギャグの放屁も良かった。
ロードレースファン必見
2022年4月29日
映画 #茄子アンダルシアの夏 (2003年)鑑賞
#宮崎駿 監督の右腕と言われている #高坂希太郎 が監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督を務め、カンヌ国際映画祭の監督週間に日本アニメとして初めて出品
#近藤史恵 さんのロードレースの小説が好きなのでこの作品も好きだな
【ロード・バイク好きには堪らないスペイン・自転車ロードレース、ヴェルタ・ア・エスパーニャでのロードレースシーンが面白き作品。】
ー ペペは「パオパオ・ビール」というチームの選手としてスペインの自転車ロードレース、ヴェルタ・ア・エスパーニャに参加。
しかし成績がいまひとつのペペは自分の解雇の話を知ってしまう。さらにレースで故郷にやってきた日は兄とかつての想い人の結婚式で…。ー
■個人的な話で恐縮であるが、10年前から休日の早朝は自宅から三河湾まで、矢作川沿いにロード・バイクを走らせる。往復50キロ程度であるが、気分がリフレッシュされる。
故に、個人的にはツール・ド・フランスを筆頭とした自転車競技を映画にしたら面白いのでは、と思っていた。
その後、ドキュメンタリー映画「栄光のマイヨジョーヌ」「弱虫ペダル」を観て、”矢張り面白いじゃないの”と思っていた。
◆感想
・スペインの自転車ロードレース、ヴェルタ・ア・エスパーニャに出場するペペが、自分の兄の結婚式の日に晴れ姿を見せたいと頑張る、シンプルなストーリーである。
・作画監督を務めた高坂希太郎は業界屈指の自転車乗りであるそうで、チーム毎、個人毎の駆け引きを描いたシーンは面白い。
<今作の続編があるそうなので、機会ある時に鑑賞しようと思った作品。
ジブリ出身の作画監督の絵はどこか懐かしく、疾走感の描き方などは秀逸である。>
大人向け(特に男性)のアニメ。
存在は知りつつも見たことのなかった、ジブリの高坂希太郎監督の作品。
ジブリ仕込みなので、さすがに絵が美しくリアルです。
・自転車レース好きな人にはまさにおすすめ。ちょっとジャンルちがくても競輪や駅伝すきな人にも面白いかも。
・自転車レースには特に興味なくても、ちょっと疲れたサラリーマン独身男性には、心に響く作品だと思います。
もう若くはない俺達、ただひたすら走る、スポンサーの看板を背負って、
クビを宣告されつつも、走るしかない、生活のために、
自転車が好き? いや、苦しみしか無い、もうやめたい…でも俺には自転車しか無い…
そんな苦い思いを抱えながらも、ひたすら走り続ける選手達。
「茄子」って、原作漫画のタイトルなんですね、知らなかった。
アンダルシアの夏、つきぬける南の青空と太陽の下、陽気な人々とワインとダンス、
しかし、「そこには何もない」故郷。
将来の夢も何も、この村から出て行かなきゃ無い、この先の世界へ出て行きたい、
そんな焦燥感や退屈や、 兄貴にとられた元恋人… 色々なモヤモヤ、
地元への愛と 他国のスポンサーの看板背負う自分への矛盾、
そんなものを象徴してるのが、地元の名物であるナスなんですね。
てなわけで、しがらみを吹っ切って走りきりたい、終わっちまった青春をあきらめたくない、
そんな大人の男が一人 晩酌しながら見るのにいい映画だなと思いました。
ゴール直前の劇画タッチがうけました。いい演出だと思います。激しいスピード感と勢いが出てました。 声優は、ジブリによくある「声優を使わず俳優ばかり」で、主役は大泉洋、小池栄子、羽鳥慎一アナウンサーなどで、彼らのファンにもおすすめですね。
アサディジョ漬食べたい
プライム・ビデオにて鑑賞
今となっては「若おかみは小学生!」で有名な高坂希太郎監督、初の劇場版作品ですね。
やはり作画が素晴らしい。
さすが宮崎駿監督の元、長年作監やっていただけはあります。
あと自身の自転車好きもあってか、ロードバイクの挙動とか実に丁寧ですね。
何故かずっとプライムに上がってるのと、尺が短い事もあって夏の夜中とか思い出したように観ちゃうんですよね。
主演の大泉洋はよくある話題作り枠かと思ったのですが、監督の「水曜どうでしょう」好きが高じてのオファーだったそうで。
それにしても気になるのが茄子のアサディジョ漬です。実に食べたい。
ロードレースを軸にした人間模様、何とも心地良い作品です。
タイトルに茄子は必要かは関係なく
タイトル通り夏に見て正解。
アンダルシア地方の風景と、ラスト100メートルの描かれ方が気に入った。
特別なレースでもあり、長いレースの1日でもあり。
エンディングの歌がナイス。
同じく大泉洋の水曜どうでしょう列島対決を思い出す。
爽快明快!アンダルシアの夏は暑い!
まずアンダルシアという名前がいいですね!
物語は自転車レースそのもので気付いたらスカッと終わってしまいますがそれもまたいい!それぞれのキャラも立っている。
本物のレースを観ているようで胸が熱くなります。
ラスト100メートルの猛攻なんて最高。
タイトルだけは知ってた作品。 観て観たら、中々おもしろくて、見入っ...
タイトルだけは知ってた作品。
観て観たら、中々おもしろくて、見入ってました。
もっと観たかったな。(短すぎ)ゴール直前の劇画はうけました。
しみじみした大人向けのアニメでした
自転車好きの夫が持ってたので見せてもらいました。
ジブリっぽい絵柄だったので、それっぽくエキサイティングな山あり谷ありな内容かと思ったけど、思ったより地味な内容でした。
自転車のレースシーンはしっかりと描かれていて、見ごたえがありました。
カルメンはいやな女だと思うんだけど違うんでしょうか(笑)
人生とは、みたいな深いことを考えさせてくれる、見たあとにじわじわくる大人向けのアニメでした。
長編が観たい
50分弱だけど、だからこそなのか?楽しめた。
人生を背負ってレースを走り、
ゴールした後も人生は続くというのが熱く、そしてちょっぴり切ないラストだった。
ゴール間近のスプリントシーンが良かった。
キャラクターの表情は続編の方が生き生きしてたけど、ストーリーや人間ドラマはこちらの方が見応えがあり人間関係もしっかりしてた気がする。
監督の自転車への愛が伝わって来て、
レースをそこまで知らない僕からすると、本物のレースより今作の方がドキドキしたし、楽しめた。手に汗握りながら観る事が出来ました。
レース展開や駆け引きも分かりやすかった。
ただ、愛ゆえに自転車好き以外に今作を観ようと思う人がいるのか?と心配になった。
監督のオリジナルや長編作品も観てみたいと思う。
アンダルシアの抜けるような青い空の下で、絡まる主人公の思い
総合:90点
ストーリー: 90
キャスト: 85
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 65
2つの物語が描かれる。一つはプロの自転車レーサーとしての主人公ベネンヘリ。成績が今ひとつぱっとせずチームが彼をクビにしようとしていることがわかり、なんとしてもこの地元のレースで結果を出したい。自転車レースとは空気抵抗を使用したり体力を使ったりあるいは温存したりチームメイトが囮になって陽動をしたりしながら、いろんな戦術があってみんな仕掛けどころを探りながら走っているのだというのがわかり、自転車レースを知らないものにまでレースの緊迫感が伝わる。そして最後まで協賛社に気を使い自分を宣伝するのも忘れない。
もう一つは地元出身としてのベネンヘリ。地元を走る英雄である傍ら、本人は地元には複雑な思いが巡る。自転車レーサーへの道を歩み始めたのもここアンダルシア。だがここでまた兄と一人の女を巡って争奪戦をして結局女は兄を選び、しかも今日地元で結婚式を挙げるのだ。地元に帰って人々の応援を受けてはいても、実は思い通りの理想型にはならなかった地元での人生にけりをつけなければならない日でもある。
物語は原作に忠実で、その良さをそのまま出せている。原作者の黒田硫黄はまだ無名といっていい存在だが、この「茄子」のシリーズはベネンヘリ以外の話もかなり面白く彼の才能を感じる。有名とは言えない黒田硫黄をしっかりと見出してアニメ化にしてくれた宮崎監督に感謝である。
また大泉洋と小池栄子の声優も意外と良かった。
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