「ヒトラー台頭と財閥の運命」地獄に堕ちた勇者ども SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒトラー台頭と財閥の運命
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歴史に翻弄される財閥一族の権力闘争。
ヒトラーも財閥支配を狙う者も、非情で卑怯だった。そこに加担しているのがヘルムート・ニュートン演じる主人公の母親。そして、この母子関係にも問題があり、母親に息子が復讐するのだが、これがまたエグかった…。けれど復讐を果たした息子もその性志向性により、おそらく将来はないよね…みたいな感じで終わる。
コッポラ監督のお眼鏡にかなったドイツイケメンが多く登場するので、誰が誰だか、途中で混同。良い子のギュンター役の方も美形だわ〜と思って調べたら、当時日本の若い女性に「欧州三大貴公子」とアイドル的人気を誇ったと出てきて納得。
悪女のゾフィー役のスウェーデン女優さんも美しかったけれど、善女役のシャーロット・ランプリングさん初めてちゃんと見た。ほっそりした、絵画から飛び出してきたようなゲルマン美人だった。
そして重厚で豪華なセットと衣裳。やっぱりものすごくお金がかかってそうで見応えがあった。
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