劇場公開日 2001年6月9日

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド : 映画評論・批評

2001年6月1日更新

2001年6月9日より日本劇場ほか全国東宝洋画系にてロードショー

CG、敵キャラ、スケール。何もかも前作より凄いんです

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古代エジプトの呪いと大冒険。なんだか古色蒼然としたこの言葉がスティーブン・ソマーズ監督の手にかかると元気よく甦る。それが最初の「ハムナプトラ」を見たときの感想だった。そして今度は「2」。その呪いと冒険がより以上のパワーと元気で甦ってしまったのだ。

いやあ、ほんとに凄い。2時間11分、ジェットコースターに乗った気分。つぎからつぎへと見せ場が登場し、こちらに休むいとまも与えない。なにせ冒頭から、数万人はいるかという砂漠での大モブシーン。それが終わればロンドンで二階建てバスとミイラ軍団との大チェイス。飛行船も登場し、スカイアクションまで用意されている。そしてトドメは新キャラ、スコーピオン・キングとの冒険野郎リックとの大バトルと、枚挙にいとまがない。

こうなると普通、消化不良を起こすものなのだが、こと夲作に関してはそれがない。なぜならすべてが漫画タッチだから。重厚さとは無縁の楽しさが全編を貫いているからにほかならない。

シリーズものとなると、誰かが欠席してしまう場合が多いが、これはスタッフさえもほぼ全員出席。その楽しさはきっと、撮影現場にもあったのではないかと思うのだ。

渡辺麻紀

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