「静かなる「怒りの葡萄」の前哨戦」モーターサイクル・ダイアリーズ osanさんの映画レビュー(感想・評価)
静かなる「怒りの葡萄」の前哨戦
21世紀になるまでこの原作の映画化がなされなかったことが不思議。ロバートレッドフォードに感謝である。
いずれ革命家に転じていく彼のその萌芽の瞬間を静かに見事に描いている。
「怒りの葡萄」を思い出した。怒りの葡萄ならぬ、怒りに至る旅、とでも言おうか。
今の映画界では資本家と労働者という図式は廃れてしまっているからね。
性差や人種差やハラスメントは流行の最先端だが、それは農業大国でもある米国だからこその贅沢な悩みとも言える。土地、学校、職業、病気、、、、他の国では古くても今の問題。
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