ミリオンダラー・ベイビーのレビュー・感想・評価
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タラレバは無い
ボクシング🥊🥊の話だと思っていたら、
それだけではなく、
それを通してというか通り抜けて
人間の生と死を考える作品になっていた。
それも究極の選択を迫られるところもあり。
マギーの人生も辛いよな。
だけど性格良くて頑張り屋で堅実。
そして初めて自分がしたいことを見つけた。
それがボクシング🥊だ。
目が肥えていて師匠もちゃんと選んだ。
認めてもらうのにちょっとかかったけど。
だんだんと慣れて上達して試合でも勝つ❗️
賞金を貯めて貯金。
フランキーが現金で家を買え、とアドバイス。
家を買った、と。母親の家を買った、と。
フランキーと一緒に家を見に行く。母たちも。
マギーの置かれている立場を知ったフランキー。
イヤ〜なヤツが対戦相手。
卑怯な手でやっつけられた。
さらに強くなるマギー、
フランキーとは親子のよう。
かたや返って来る娘への手紙の束を
箱にしまうフランキー。
あのイヤ〜なヤツと再び対戦。
マギーが優勢だったのに後ろからやられ、
横になった椅子の上に頭と首が乗り、‥‥。
気がつけばベッドの上。
頸椎損傷で全身麻痺、
呼吸も自発が難しく人工呼吸器装着。
話すことはできるが。
そばにつきっきりのフランキー。
母たちが来た。
マギーの金を自分のモノにすべく
目の色を変える母たち。
絶望の上塗り、
再三マギーに頼まれたこと、
実行しようと決心。
エディにも打ち明ける。
OKが出る。
フランキーの決心を理解し涙を流すマギー、
やっと安らかなところに送り出せた。
タイトルのミリオンダラー•ベイビーの意味を
考えてみた。
百万ドルを稼ぐ赤ちゃん、
大切な愛する人、
と解釈できるのだろうか。
トレーナーとして実力のある賞金を稼ぐ選手と見、
父親のように健気な可愛い娘とも見て、
心の底では生きていて欲しいと願うが
マギー自身の気持ちを考えると、
フランキーが決断してあげねばと
苦渋の選択をした、ということだろうか。
ただ、罪にならないのか?と迷うのだが。
物語としての深みを持たせる意味で、世界王者にはなれないだろうな、と...
物語としての深みを持たせる意味で、世界王者にはなれないだろうな、という予想はついたが、あの結末はあまりにも残酷過ぎる。
また、試合に大きな疑問がある。
レフェリーが試合をストップしたように見えた。
あれは挑戦者のTKO勝ちではなかったのか。
仮にそうでなかったとしても、明らかにゴング後のパンチなので、チャンピオンは失格にならないとおかしい。
結局あの世界戦はどういう結果だったのだろうか。
ダメージが🪦
あのラストの選択😭
精神的ダメージの高さと劇場を後にして家に帰る時の落ち込み具合はオールドボーイや愛アムールや市子レベルの本当にヤバイ映画です(ウォーキングデッドのグレンのあのシーンくらいのダメージ🤮🤮🤮🤮)
これを超えるディズニー系エンタメ作品は滅多に無いってくらいガッツリ食らいますね🥶
韓国の最上級にアカン作品よりこっちのほうが勝ってるまであります🫡(最近だとアマプラで配信開始になった対峙が劇場で見終わった後しばらく動けなくなるくらいダメージありましたよ)
自殺ほう助の寸前にモ・クシュラの意味を最後に教える場面は😭くらいでは済まないくらいヤバいです😭😭😭😭😭😭
とはいいつつめちゃくちゃ好きな映画です!
たぶんこの映画レベルの精神的ダメージのある作品て
愛アムールくらいしか無いかなリアルに
次点で対峙
ヒラリー・スワンクの目が・・・
貧しく父以外に愛された記憶のないマギー(ヒラリー・スワンク)。ウエイトレスとして働きながら客の食べ残しを持ち帰るほどの極貧でありながら一途にボクシングを愛する。
やがてフランキー(クリント・イーストウッド)の指導により頭角を現し・・・。二人が徐々に強い絆で結ばれていく様が丁寧に描かれる。
フランキーを「ボス」と呼び指導を受ける時のマギーの目の演技がすごい。幼子のように一途にフランキーを慕う様子は見るものを揺さぶる。
題名の「ミリオンダラーベイビー」から無名のボクサーのサクセスストーリーと思ってみていると後半は暗転し全く違う話に・・・。
重いテーマをそこに至る過程を丁寧に描きながら(モーガン・フリーマンの名演も相まって)観客を引き摺り込む。エンディングは論争があるようだが善悪を超えたテーマであると思う(善悪を超えるテーマであることが新婦との会話で描かれている)。
マギーが勝ち続けフランキーの車が高級車になっていく様などを台詞ではなくシーンで伝える。途中で立ち寄るガソリンスタンドに車中でわんこを可愛がる美少女が登場するがイーストウッドの実の娘らしい。でもそうすると幾つの時の子だろう(おそらく70歳過ぎかと・・・。間違ってたらすみません)。あとラストシーンに関係するがマギーが故郷でフランキーを連れていくドライブインのようなレモンパイの美味しいお店も重要な役割を果たす。
私もラストの重たさとばさっとした幕切れには戸惑ったが映画好きならみておく一本かもと思いました。
Mo cuishle means "My darling, my blood."
先日のパリオリンピックでは「女子」ボクシング金メダリストに言いようのない胸糞の悪さを感じていますが、世の中にはああいうズルい人間がたくさんいて、馬鹿正直な日本人には想像もつかないほど、アスリートや審判ですら、スポーツマンシップのないヤツらがいるもんだなと、パリオリンピックとこの作品を見て、改めて思い知らされました。
クリントイーストウッドの作品には、心底汚い人とか、仕方なく悪に手を出す人なんかもよく出ますが、彼は人間の「弱さ」をとことん炙り出して、作品を通して観客を浄化させたい一心で映画を作っているような気がします。
弱いからこそ、間違うからこそ、赦して優しく生きていこうと訴えている力を感じた作品でした。
そういえばグラン・トリノも運び屋も、エンディングは切なかったっけ…。
ヒラリースワンクの新作は日本では劇場公開されないようですが、そちらもなかなかよかったとはいえ、やはり2度目のオスカーを手にしたこの作品が彼女の代表作と言えるでしょう。
寝たきりになった後の、彼女の目の演技も素晴らしかった。もう彼女は呼吸をしていても、この世に生きていないんだなぁと思わせるような、フランキーが尊厳死を覚悟させるまでの、生きる哀しみを体現した表情でした。
推定予算3,000万ドル、世界総興行収入は約2億1,700万ドル、当時の映画賞86部門にノミネート、4つのオスカーを受賞したほどの大ヒット、もちろん作品としても、後世に残る金字塔。クリントはつくづく幸せなクリエイターです。
イーストウッド作品ってなんだろうか
クリントイーストウッドの監督作品(全部は観てません)を観ると、なんだろうか、良くできているな、面白いな、感動的だな、と感じても、何故か記憶に残らないんですよね。
今さら、こうした名作を初見したんですがやはり同じでした。
胸糞エンドとか言われてるみたいですが、あれでいいです。わたしでもああして欲しいですし、もし妻がヒラリーさんみたいになればしたくなります。
イーストウッドはやはり役者として、バカバカ撃ち殺したり、ぶん殴ったり、鉄板を体に巻いたり、ゴーアヘッドとか言ったり、脱獄したり、ソンドラ・ロックと公私混同したり、あの頃がカッコよかった。監督を含めて、偉大な映画人だと思います。
どんどん強くなっていくところが面白い
マギーとフランキー(クリント・イーストウッド)の物語をエディ(モーガン・フリーマン)がフランキーの娘宛に書いているように語る映画。
『ボクサー欲望に溺れた二人』(2016年公開 現在HuluやAmazonプライムで配信中)を先に視聴した(本サイトでレビューしたくても見つけられないのは、多分エロティック過ぎるからかもしれない)。
女性ボクサーを愛した元男性ボクサーの物語という共通点がある。
今作の女性ボクサー(マギー)は真面目で、フランキーと親子のような素敵な関係になる。
フランキーの指導は、ボクシングに興味がある視聴者にも嬉しい情報が満載。
青い熊ビリーは怖い。
終盤、マギーまでエディのように何かを失いそうでヒヤヒヤする。
そして、とても興奮する展開。
夢、栄光、勝敗、生命維持装置、安楽死、ヤブ医者、家族、怠け者、生活保護、ルールなど考える材料が沢山ある。
ボクサーを演じたヒラリー・スワンクの取り組みが凄く、前半と後半の落差の大きさが見事。とは言え、尊厳死執行には共感出来ない。
クリント・イーストウッド 監督による2004年製作(133分/R15+)のアメリカ映画。
原題:Million Dollar Baby、配給:ムービーアイ、松竹、劇場公開日:2005年5月28日。
最初は拒否していたが、ボクサー希望の30歳女性ヒラリー・スワンクの熱意にほだされ、クリント・イーストウッドがコーチとして指導していく展開はワクワクさせられた。そして、彼女はどんどん勝ち進む中でボクサーとして逞しくなっていく姿も見事。この映画のために肉体改造したらしいスワンクの肩や背中の筋肉も凄かったし、ボクシング・シーンも実にサマになっていた。彼女に拍手。
かつてイーストウッドがコーチしていて、彼が試合を止めきれず眼を痛めてボクサーを引退に追い込まれたというジムの相棒モーガン・フリーマンも、イーストウッドの生き方を見守る友人を演じて好演。イーストウッドによるという音楽も、控えめながら綺麗であった。何より、栄光一歩手前までいった前半と悲劇の後半との落差の大きさが見事。
しかし、主人公イーストウッドが最後、愛弟子で長年無視されている娘替わり?のスワンクに尊厳死を執行する結末が自分には納得できず、モヤモヤ感が残ってしまった。
確かに、頸椎損傷は2004年は勿論現在でも、運動機能回復はほぼありえない様ではある。しかし、そうした厳しい状況にありながら少しでも回復すればと大変なリハビリに励んでいる大勢の人間が存在する。そうした人達の努力に寄り沿っていないし、手足が動かせなければ生きてる意味が無いとの思考法も、許せないと思ってしまった。そして、大きな成果はまだ無い様だが、再生医療による研究も日々なされており、近未来には治せるかもしれない。気持ちは変化するものでもあり、本人希望ということで、そういう可能性を全て断つことは許されないと自分は思う。
神父とのやりとりから見える様に、こういう反論も承知の上で、こういうストーリーを敢えて持ってきた勇気は、讃えられるものかもしれないが。
監督クリント・イーストウッド、製作クリント・イーストウッド、 ポール・ハギス トム・ローゼンバーグ 、アルバート・S・ラディ、製作総指揮ロバート・ロレンツ、 ゲイリー・ルチェッシ、原作F・X・トゥール、脚本ポール・ハギス、撮影トム・スターン、美術ヘンリー・バムステッド、編集ジョエル・コックス、音楽クリント・イーストウッドほぼありえない。
出演
クリント・イーストウッドフランキー・ダン、ヒラリー・スワンクマギー・フィッツジェラルド、モーガン・フリーマンエディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス、アンソニー・マッキーショーレル・ベリー、ジェイ・バルチェルデンジャー、マイク・コルタービッグ・ウィリー、ブライアン・F・オバーンホーヴァク神父、マーゴ・マーティンデイルアーリーン・フィッツジェラルド、ネッド・アイゼンバーグサリー・メンドーサ、ブルース・マックビッティミッキー・マック。
観なきゃよかった
幼い頃から働いて、やっと見つけた居場所がボクシング
ひたすら一生懸命生きてきた彼女が、何でこんな仕打ちを受けなくちゃならないのか、創作の中と分かって居ても胸糞が悪くなる
こんな気持ちになるくらいなら観なきゃよかった
貧困家庭の哀しさ、ボクシングの危険さが描かれている
貧困家庭出身の女性マギーが、30歳を超えてボクシングジムに入り、懸命に努力して試合に連勝できるようになる姿が痛快な映画。父親を失った彼女にとって、トレーナーのフランキーが次第に実の父親のような存在となっていくのが心温まる。
マギーの母親は生活保護を不正受給しており、弟は刑務所にいたという、どうしようも無い人間しかいない家庭に彼女は育っている。マギーの危機に際しても、家族は彼女の所有する財産にしか目が無い。ここに底辺の人間の余裕の無さや、厚かましさ、浅ましさが描かれていてリアルに感じた。そのような劣悪な環境でマギーは育っているので、ボクシングにかける思いの強さは並々ならぬものであったはずだ。にもかかわらず、あのような事態になってしまった彼女の悔しさと絶望は察するに余りある。
一番最初の試合のシーンから、ボクシングのような顔や頭部を攻撃できる格闘技は特に危険だと思いながら観ていた。マギーが大怪我しないか、ヒヤヒヤしながら観ていたのだが、案の定目も当てられない状況になってしまった。作中にも、試合で片目を失明したモーガン・フリーマン演じるスクラップという男が出てくるが、彼がボクシングの危険性を物語っている。
F.X.トゥールの小説が原作となってるが、実はそれぞれが独立した...
F.X.トゥールの小説が原作となってるが、実はそれぞれが独立した小説である『ミリオンダラー・ベイビー』と『凍らせた水』を合体させたシナリオ構成となっている。
『凍らせた水』の主役であるスクラップ(フリーマン)が語り手となり、 『ミリオンダラー・ベイビー』のトレーナーであるフランキー・ダン(イーストウッド)と同じジムで働いているという設定にすることで話を融合させている。弱いお調子であるデンジャー(バルチェル)の登場に違和感を感じた視聴者がいるだろうが、彼は『凍らせた水』の主役の1人であり、省略できなかったのだろうと思われる。
主人公が尊厳死を選ぶというプロットのため、万人受けする映画ではない。このような悲しい結末を受け入れられない視聴者は一定数存在すると思われる。が、単なるサクセスストーリーにしなかった事で、いつまでも心に残る映画となった。タイトルマッチ戦で急転直下するという設定も残酷ではあるが、光から闇への急展開としては最も効果的なタイミングだろう。主人公は尊厳死を選ぶが、一定の幸福感に包まれた旅立ちであったと願いたい。
なお、原作小説内で『マ・クシュラ(MO CUISHLE) 』はゲール語の「マ・クイシュル」で「秘蔵っ子・血の仲間」と言った意味になると翻訳されている。海外のWikiにはアイルランド・ゲール語の「mo chuisle」を音訳した1910年のアイルランド歌「Macushla」があり、直訳すると「私の心の鼓動」を意味する「a chuisle mo chroi」というフレーズが歌中で使われていて、この歌の影響で、以降「mo chuisle」は「最愛の人」「恋人」を意味するようになったとの記載がある。
また、悪役として登場する青い熊ビリー(ルシア・ライカ)は小説版ではロシア人女性として描かれている。このライカ(オランダ人)は撮影当時「世界で最も危険な女性」と評される程の最強女性格闘家で生涯成績はキックボクシング36戦35勝(25KO)1引き分け、プロボクシング17戦17勝(14KO)0敗とのこと。
空虚感が残る映画
マギーの絶望は計り知れないが、あの時精一杯生きたと言える自信のない人生もまた怖い。スクラップが言うように、大抵は後悔しながら死ぬのかもしれないが。
マギーの鍛え抜かれた肉体がカッコよくて、ヒラリー・スワンクすげえと思った。パンチが気持ちいい。
イーストウッドの演技は渋いし優しさを感じるし、その道のベテランっぽさが漂いまくっている。
1つ気になったのが、おそらく最後にフランキーがマギーの唇にキスをしていたところ。そういう愛情もあったの?と思ったが、これも1つの愛のかたちなのかな。
VS クリント・イーストウッド監督‼️最終12ラウンドまで‼️
この作品はボクシングを通じて描かれる一人の女性ボクサーと老トレーナーの残酷で崇高な人生のドラマ‼️ロサンゼルスで寂れたボクシングジムを経営するフランキーは、ジムに入門したいマギーという女性ボクサーを一度は拒否するが、やがてコーチすることに。マギーはメキメキと頭角を現し、連戦連勝。遂に反則技で名高いチャンピオンの "青い熊" ビリーと戦うことに。優位に試合を運ぶマギーに、ビリーの反則パンチが命中、コーナーにあった椅子に首を打ちつけ、マギーは全身不随になってしまう・・・。全12ラウンド、2時間13分‼️我々は監督クリント・イーストウッドの多彩な攻撃によって、見事リングに沈められてしまいます‼️モーガン・フリーマンの語り、ナレーションによって展開し、イーストウッド自らが担当する素晴らしいジャズの響きが、この重厚な物語(試合)を一生忘れられない、そして一生残るであろう痛みとして我々の身体に刻んでくれるのです‼️フランキーはせっかく育てたボクサーに他のジムへ移られ、そんな時に入門してきたマギー。娘とも絶縁していたフランキーはマギーに娘の姿を重ね合わせたのでしょう、熱血指導が実を結び、マギーが次々と対戦相手を打ち破っていく‼️試合のシーンのカタルシスや、フランキーとマギーの交流が印象深い前半は、まるであの「ロッキー」を彷彿とさせる素晴らしさで、イーストウッド監督は的確なジャブを観客に打ち込んで来ます‼️マギーが疎遠だった母と妹に家をプレゼントするも、「生活保護が打ち切られる」と、逆に文句を言われるシーンのマギーの表情‼️切ないです‼️そしていよいよチャンピオンへの挑戦‼️チャンピオンは反則技で有名な "青い熊" ビリー‼️このビリーに扮するルシア・ライカは実際のプロボクサーで、見るからに憎たらしい顔つき‼️そのビリーがラウンド終了直後に放った反則パンチでマギーが首を骨折、全身麻痺になってしまう‼️この強烈なストレートパンチでイーストウッド監督は観客を絶望のどん底へと叩き落としてくれます‼️完治の見込みがないマギーは家族からも見放される‼️ボディーブロー効いてます‼️安楽死の手助けをフランキーに断られたマギーは舌を噛み切って自殺を図る‼️かなりボディーブロー効いてます‼️フランキーが友人エディに泣きながら心中を語るシーン‼️イーストウッド情感むき出しの名演技‼️ボディーブロー効きすぎてフラフラ‼️そして夜中に病院のマギーの元へ行くフランキー‼️「いいね?」と問うフランキー。涙を流して頷くマギー。フランキーがマギーへ贈ったガウンに綴られた言葉「モ・クシュラ」の意味。「愛する人よ。お前は私の血」‼️そしてマギーにキス、呼吸装置をOFFにし、アドレナリンを注射するフランキー‼️トドメのカウンターパンチで完全にKOされる観客たち‼️ラスト、姿を消して戻ってこないフランキー‼️ひょっとしたらマギーの後を追い、天国で二人でレモンパイを食べてるのかもしれない‼️そんな想像を抱かせる、美しすぎる試合の幕切れ‼️勝者はクリント・イーストウッド監督‼️
慟哭
映画館で観ていてラスト、嗚咽が込み上げて
どうしようもなかった。
それほど悲しいラスト。
3回目の今も、ラストを知りながらも改めて観る。
マギー(ヒラリー・スワンク)が不幸な女性で不幸な人生を送った
・・・そう思えなくなりました。
マギーはフランキー(クリント・イーストウッド)のおかげで
幸せな瞬間を
たくさん味わい、最愛の人にその人生を終わらせてもらった
幸せな女性だったのではないか?
そう思うようになりました。
31歳ではじめたボクシングで、世界王者の一歩手前まで昇り詰め、
父のように慕うフランキーと二人三脚で世界中を試合して周り、
栄光を少しは手にした人生。
望んでいた何者かになる夢が少しは叶った人生。
ボクシングジムのオーナーのフランキーは、女の子(ベイビー)の
マギーを一人前のボクサーに育てて、しかも娘のように愛する。
マギーの尊厳死の場面が残酷すぎると、アメリカでは論争が起きたとか。
敬虔なカトリック信者のフランキーにとっては、何より辛い決断だった
と思います。
それにしててもマギーの実の母親と兄弟姉妹。あまりにも愚かで・・・
そして最後の試合で終わりのゴングがなったのに殴りつけて
首をへし折った対戦相手を許すことは出来ない。
この悪役の憎々しさに胸が苦しくなるほどでした。
それにしても名作。
忘れられないです。
おもてたんと違う
話題作やけどイーストウッドもボクシングも興味ないから
見ようと思ってはずっと放置してたのをやっと鑑賞
え?嘘やろ?
どっかで挫折があるやろなとは思ってたけど、
こんなバッドエンドなん?!?!?
一生泣いてた
奇しくもマギーと同い年でひたむきに前に進もうとする彼女の闘志が私の背中を押してるように思えて勇気が出たのにこんな結末なんて
フランキーが教会に通い続けてたのは神様を信じたかったからなのかな
孤独で家族に恵まれず裏切りにあってもいつか報われいつか救われると
人生の素晴らしいところも絶望も映し出す響く映画だった
家族の絆。愛するという事に闘いを重ねた物語
内容は、アメリカ🇺🇸にある赤字続きの下町ボクシングジム🥊に、二人の老トレーナーがいた。そこに遅咲きの女性がボクサー志望で入所する事から物語が始まる。彼女・ダンと老人トレーナー・フランキーのボクシングサクセスロードに心温まり悲しみに包まれる作品。印象的な言葉は『でも生かす事は殺す事だ。どうすればいい?』ダンが脊椎損傷の怪我をし自身の頑固さから闘い続ける結果視野狭窄に陥る時に、主人公フランキーが牧師に葛藤を相談する台詞を愛するという事の一端を見た様な気持ちを抱きました。惜しみなく無条件に与える事の限界を伝えたいとの気持ちが伝わりました。印象的な状況は、隻眼老トレーナー・スクラップの存在感とオフ台詞の語りの重さが凄く耳に残りました。ボクシングの魔力🥊限界を超えた苦痛に耐え続け闘い続ける。自分だけが見る夢に全てを捧げる力を存在から感じさせられた役作りは圧巻です。印象的な場面は、やはり"アイラのロードサイド食堂"での一場面。カウンターでレモンパイを前に二人の心が通い合うシーンは美しくカタルシスの解放を感じました。最後の病室のキスシーンと同じ様な嬉しくも切ない気持ちにさせられました。時折流れるクラッシックギターのBGMも非常によく全体を纏めていた様に感じます。最後に全体を包括的に表してある台詞も良かった。『ボクサーは頑固者だトレーナーに服従しない。間違った事を信じ込んでいて、それが自滅を招く事も分かっていながら最後まで信じ続けるのが真のボクサーだ』。結果ダンの娘との確執は不明なままで消化不良ですが、疑似家族としての心の絆を求め合う物語は"モ・クシュラ"の言葉に集約されて諦観と開放感と静寂に包まれて気分良く楽しめました。
いい意味で想像と違った
普通のボクシング映画かと思った。
半分くらいでまさかガラッと変わるとは、、
モーガン・フリーマンが良い味出してた。
元々ボクシングに興味あったが、この映画を見てやりたくなったような、やりたく無くなったような🥲
やるとしても顔NGなとこがいいな、、笑
けっこうズッシリくる映画だから気軽に見て良いえいがではない。
なぜかボクシング映画は良いものが多い。
ザ・ファイターしかりサウスポーしかり。
あとチョイ役のアンソニマッキーとマイケルペーニャも良かった。
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