劇場公開日 1953年12月12日

「フィルム・ノワール最重要古典‼️」深夜の告白 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0フィルム・ノワール最重要古典‼️

2024年1月8日
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興奮

わが敬愛するビリー・ワイルダー監督、最高傑作の一本‼️この作品はジョン・ヒューストン監督の「マルタの鷹」と並んでフィルム・ノワールの代表作とも言われています‼️保険会社員のネフが保険の更新に出向いた邸宅で、後妻のフィリスに誘惑されて、二人で傷害保険の倍額条項を満たすための計画殺人を実行していくが・・・‼️もう、ホントにワイルダー監督の天才ぶりが全編に満ち溢れていて、一瞬たりとも目が離せません‼️白のバックに松葉杖をついた男のシルエットがこちらに歩いてくるオープニングクレジット‼️ゾクゾクさせられます‼️一転、猛スピードで夜の街を爆走するカーショット‼️そして車から降りたネフが、テープレコーダーに事件の真相を語り始める回想形式でのストーリー展開‼️ウーン、巧み‼️あまりにも魅惑的な台詞「時に殺人はスイカズラの花のような香りがする。俺にどうしてそれがわかっただろう」‼️考えつきませんよ、フツー‼️自己中で冷血なのに、魅力的すぎるバーバラ・スタンウィックのファム・ファタールぶり‼️とんでもない悪女かと思わせといて、最後はネフを本気で愛してしまう‼️何とも言えない、男心を刺激しまくる映画史上サイコーのファム・ファタール‼️ネフが被害者に化けて列車に乗り込むクライマックスも、思わぬ邪魔者というか先客がいたりして、息詰まる緊張感の連続です‼️そして成功したかに見えたところから、破滅のプロセスへ一直線‼️ギャング映画でならしたエドワード・G・ロビンソン扮する調査員キース‼️ただならぬ目つきでネフとフィリスを疑い、経験を活かした推理を展開、二人を追い詰めていくキース‼️ウーン、不安、怖い‼️その不安が頂点に達した時、悲劇が起きる‼️重症を負ったネフ‼️タバコの火が無くいつもネフに火をつけてもらってるキースが、ネフに火をつけてやるラストシーンも唸らせる‼️またブラインド越しに射し込む光による光と影の横縞模様の照明効果‼️ホントにモノクロ映像は美しい‼️そして一番は、暗くじめじめした気分でネフとフィリスを描き、人間の深ーい闇をえぐり出して、リアルな迫力を生み出すワイルダー監督の素晴らしすぎる演出‼️ホントにスゴい‼️尊敬‼️もう、ひれ伏すしかないです‼️

活動写真愛好家
ibtさんのコメント
2024年2月18日

脚本はレイモンド・チャンドラーですよね。マーロウ好きなら必見ですよね。

ibt