「パガーニ・ゾンダを見るために、 そのためにDVDをレンタル。」ミシェル・ヴァイヨン きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
パガーニ・ゾンダを見るために、 そのためにDVDをレンタル。
DVDのレンタル料は、ワンコイン100円でしたが、
お目当ての「お車」のほうは1台 2億円を超える=これはセレブのためのハイパーカーですね。
ルイス・ハミルトンも所有のお車。
ワインのシャトーのようなジョンキエールの館。ヴァイヨン家。
そのお屋敷の前に、篠つく雨の中、濡れた砂利のエントランスに、静かに横付けされるパガーニでした。
うっとりです。溜め息。
深いブルーメタリックです。満足しました。
脚本家がなにせ「レオン」のリュック・ベッソンですからね、後半は、無理無理にバイオレンス・ストーリー展開になってしまうのも仕方がないかもしれません。
フランスでコミックとして70年も!連載されている、矢吹裕也もびっくりのマンガが原作なのだと。
カメラがともかく美しくて、そこが☆を増やした理由です。
映像のどこを切り取ってスチール写真にしても、そのままで「ポスター」になります。
チームメイトと、夫を失ったレーサーの妻。そして誘拐。
まさにコミックの展開(笑)
読むのは 人と、路面の、アンジュレーションでした。
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ところで、あの「目隠し走行」ですが、
長距離トラック乗りの僕は、先日面白い経験をしました。
名古屋から長野県の松本まで、夜行バスに乗ったのです。3列シートで乗客は睡眠中。遮光カーテンがすべて隙間なく閉まっています。
ところが僕は「このバスが今どこを走っているのか」ぜんぶ手に取るようにわかったのです。
あと45分で○○パーキング前を通過することも、
このわずかの左カーブと下り坂が○○インターの2分手前であることも。
この直線の右側には 今どんな木が立っているのかも。
「輪だち」も「アスファルトの補修跡」も、ETCゲートのどちら側を通過したのかもすっかり脳裏に丸見え・・
30年もその高速道路を使っていれば、もうそこは僕の家の中と同じなのでした。
真っ暗でも廊下や ドアノブや 電気のスイッチが分かるのとおんなじでした。
パガーニにちょっとだけ近付いたかな?
きりんの喜び♪