メメントのレビュー・感想・評価
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超絶難関
この映画を見終わって意味が分からなすぎてもう一度見た。
ってくらいすべて理解するには、努力がいる。(結局は解説を読んだ...)
この映画の特徴は時系列を逆にしてるところだが、最初は全くついていけず、どうなってるかわからなかった。自分は理解度が低いみたいで開始20分くらいでようやく、あ、このままいくのねと理解できた。
主人公が前の出来事を記憶できないから、時系列を逆にすることで、見てる側も同じ目線で見ることができるっていうちゃんとした理由があったことに感動。
さすが、これから有名になっていく監督さんだなと...
調べてみるとメメント・モリという言葉があるみたいで、「死を記憶せよ」っていう意味らしい。まさに主人公が置かれてる立場だったのでまたもや感動した。
ここまでほめたが個人的にはもっとわかりやすい映画が好きなので、わりと低めに設定した。
時間
人は自分の都合の良いように記憶を書き換える。都合のいいそれをこれからも選び取っていくよと狂気に身を投じる主人公。
複雑な展開とシンプルな行動パターンの組み合わせが後半になるにつれよく活きてくる映画だと思う。
でもやっぱりややこしい!
混乱をわざと引き起こしてるんだろうけど、あー前はどうだったっけ、この行動が繋がって、あれこの人物はそもそも誰なんだっけってグルグルした。
主人公は10分しか記憶を持たせられない。他人はそうした主人公を利用して面倒な人間の処理や金稼ぎを行う。胸くそ悪い。
けれども一番の凶悪な人間は主人公だ。これからももう存在しない復讐相手を探し続けるんだから狂ってるとしかいいようがない。
自分をよく理解している、コツが有るという主人公が言っているのは真実なんだろう。写真にメモされた言葉すら、過去の自分が選び取った言葉を差し向けたものだ。未来の主人公からすれば敵と言ってもいいんじゃないか。
複雑で単純
まずオープニングにシビれました!本作の注目ポイントである時間軸というものを感じさせてくれる映像でした。序盤から集中して観るべきです。我々は主人公と同じ状況に置かれます。そこから彼と一緒に謎を解いていく設定は、まるでヒッチコック映画のようで楽しめました。時間軸をいじっているので、とても複雑です。一つ一つのセリフ、行動がヒントになっています。おそらく一度で理解できる人は少ないと思います。しかし他の作品と違う点は、時間を逆にしているだけということです。つまり作品自体はとても単純な構造になっています。
それでも難しいということは、ノーラン監督のテクニックが凄いということですね。何回観ても新しい発見がある素晴らしい作品です。
どんでん返し
とにかく脚本が斬新で、さすがクリストファーノーランって感じです。消えないメモを残しすために、体中に刺青を入れるなんて思いつきません。
時間を遡っていき、最初は訳のわからなかったピースをパズルのように組み合わせていく...。話が進むにつれどんどん引き込まれ、「なるほどっ」と思ったら「あれ?違うなー」となり...最後はあのどんでん返し。ガイピアーズも細マッチョでいけてる。
しっかり映画を観た後に、解説を読むとより本作の深いところまで知ることができます。
おもしろかったです。
難しい映画
話の時系列がバラバラで集中して観ても分からないこともある。
映画を観たあとすぐに観直したり、解説を見て意味がわかった。
インセプションのように分かりづらい構造になってるけどメメントの方がわかりやすいと思う。
この映画では記憶より記録を大事にしてるが、メモの中に感情は込められないので記録が全て正しくはないと思う。
どんどんさかのぼる!
時間をさかのぼる様子の描き方が、天才だと思いました。
どんどん明かされていく謎、そして主人公の記憶障害を利用して行われていく出来事…
主人公と同じように「誰が犯人!?」と、最後までドキドキしながら観れました。
ハラハラした!
奇抜なのね、ノーランさん
『インセプション』を観た時も思ったけど、奇抜なんですね、ノーランさん。奇抜な脚本家って感じでしょうかね。初期から、こういう志向を続けてたっていうのが確認できましたよ。
で、『インセプション』は奇抜さの中に興奮もあったけど、『メメント』はちょっとアイディア先行しすぎかなって感じもしましたね。素朴に思うのは、これって時系列通りに撮っても良かったんじゃないの?ということ。もちろんそうすると結末は変えなくてはいけないでしょうけど、前向性健忘の人が復讐に奔走するってだけで、十分面白かったように思うんですけどね。巻き戻しになっちゃってるから、余計に頭使わされるし、巻き戻しで興奮が増したってことも特になかったように思うんですけどね。
『ダークナイト』が楽しめなかった私は、ノーラン監督は合わないのかもなぁ。
アイディアってすごいんだね
まさにアイディア勝ちな映画。
最初は起きていることが理解できずに混乱するが段々と話がつながって行く感覚はともすれば快感に近い。
平凡な話の断片を追うのではなくストーリーにもひねりを加えているから一度見終わった後も
再度見直し、考察したくなる。
初見の人間が見たらどう考えるか、どこまで理解が進むかを、作り手側なのに観客の気持ちに立ち制作できるスタッフだったんだろうなと感服するばかり。
ただ後味がいいものとは言い難く悲しみと虚しさが残る点が個人的には惜しかった。好きではあるのだけど。
どこかにひとつ救いがあればなお良かったかな。
やっぱノーランはすごい
少し混乱してしまう構成だけれど全部見終わると、あぁなんかよくできてたなぁと思う映画です。
ある意味最初に結末を見せているんだけれど、なぜそうなったのかわからない為に冒頭である結末を見ないとつじつまが合わないというか、なぞが残る形になる。
眠る度、シーンが変わる度に一つ前に戻っている分かれば、なんとか追っていける感じかな。
なぜ服を着替えたのか?そことか、他にも色々ともう一度見ておさらいしたいと思わされる映画だった!
自分が見たい真実だけを見る
最初のシーンから引き込まれます。時間が巻き戻っていくのです。
ポラロイドの写真に浮いていた絵が段々と白く、白く、白く。
記憶はなかったことになる、という暗示のようです。
ハッと気が付いて自分の状態を確認し、そして記憶がないなりに行動する。その行動中、または行動後に記憶を失う。そして前の時間軸へ。そんなシーンの繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。また記憶を失う。気が付く、誰かわからない。写真を見る。名前がある。じゃあこれは知り合いか?
主人公は真から善人ではない。芯からして人間。
じゃあ見たくないものは見なくてもいいじゃん。
気に入らないものは消せばいいじゃん。
消して、見たくないものは見なくて、自分に都合よく。幸せに生きればいいじゃん。
病理ですね。
真実…嘘…生き甲斐。疲れた…。
2010/10/22 21:33
まずラストから話しが進んでいく独特のスタイルに戸惑いました。
見るにつれ何が本当で何が嘘、、誰が悪い?誰が嘘つき?誰を殺す?
何が真実なのか嘘なのか…
真実と嘘・紙一重なのかもしれないと思いました。
自分の頭の中で描く真実が嘘っぱちで、でも自分の中での真実だったり。
結末は正直予想の範囲内だったかなぁ。
しかしこの映画のうたい文句が「あなたの記憶力が試される」みたいな感じだったんで終始必死に見続け更に1つ1つの展開キーワードを忘れないよう考えていたら…やはり疲れました…
結果そんな必死になって見なくてもよかったかなと思います。
見終わってドップリ疲れました。
危うい話とは思っていたけれど
総合:70点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65
10分しか記憶を維持できない男が復讐をするなんて、随分と危ういことしてる。本当にそんなことがまともに出来るのか、とりあえずそんなことを思った。次々に時間を戻していく斬新な展開は面白いが、物語をとかく解り辛いものにする。わかったのはやはりみんながこの記憶力を食い物にしようとしたということ。それが本人すら自分の記憶を食い物にして自分の存在価値を維持しようとしたというのは意外だったしうまい発想だと思った。
それにしても登場人物はみんな悪人ばかりでずるい。特に主人公は自分をも騙す相当に卑劣なやつで、人の弱さの嫌な部分を見せつけられた。最初から主人公は危ういやつだとは思っていて信用していなかったが、ここまでとは思っていなくて、やはり後味の良い作品ではない。しかし物語の作り方の発想は斬新で面白い。
物語は複雑で簡単には理解出来ないのだが、それでも辻褄の合わない部分がいくつかあるのはわかって、そこはちょっと減点。物語を理解するために検索していると良いサイトがあったので、参考にさせてもらった。物語がわかり辛いと思った人は下記アドレスに行って解説を読んでみるといいだろう。
えいちてぃてぃぴー://eiga-kaisetu-hyouron.seesaa.net/article/135439244.html
永遠に解けない多くの謎
この作品を初めて観終わったとのの衝撃は今も覚えています。もう“なんじゃこりゃ~”状態です。クリストファー ノーランが「ダークナイト」や「インセプション」を製作する以前の作品で監督としては2作目にあたる本作。最高の作品を作ったと思います。「インセプション」と違いもうこの謎は誰にも解けないようにできています。しかし、「インセプション」を観終わったときすぐに本作と比べてしまい改めて本作の素晴しさに気づくことができました。ノーラン監督は本当に素晴しい監督です。
妻が死んでしまったレナードは10分程度しか記憶が持たない障害を抱えてしまったそのため妻が死んだことを最後に新たな記憶を作り出すことができずにいた。そのため体中にタトゥーを刻み行った先をメモしたりや重要な人物をポラロイド写真に収めたりしながら妻を誰が殺したのかを探していたそして、冒頭にその犯人を探し出したと思ったのだが・・・。
注目は主演のレナード演じるガイ ピアース、謎の女ナタリーを演じるキャリー アン モスそして、謎の男テディを演じるジョー パントリアーノの演技とクリストファー ノーラン監督の独特の映像スタイルです。もうすでに多くの人がわかってのとおり、この作品はモノクロ部分が先の展開を映し出していてカラーの部分は以前に起きた出来事を映し出しています。しかし、この作品を観ていない方は安心してください。それがこの物語のオチではありません。ジョンGの存在やレナードとサミー ジェンキズは同一人物なのか?それからあのドッドという男は何だったのか等多くの謎をあえて明らかにしないまま本作が終わっています。これだけのものを作ったのは原作「メメント モリ」やノーラン監督の実力だと思います。
いずれにしてもこれは傑作です。多くの人に観てもらいたいそんな作品です。
すごい映画✨
いきなり結末からのスタートという事なんですかね?
見終わって、難しくて不完全燃焼‥😭🌀解説サイトを読み、すぐにまた見ました👀✨
普通の映画とはまた違った感じで、面白かったです✨
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