劇場公開日 2005年6月25日

「ちょっと、ひねり過ぎ」メリンダとメリンダ チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ちょっと、ひねり過ぎ

2016年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

知的

お恥ずかしいことに、ウディ・アレン監督はあんまり観てきてないんですよね。『アニー・ホール』、『インテリア』、『マンハッタン』っていう有名なところは昔、観てみたんですけど、なんでか次が続かなかったですね。思うに、ちょっと映画に素直じゃない感じがしてたんだと思うんですよね、ウディ・アレン監督って。
久々に、ウディ・アレン監督を観てみたんですけど、うーん、上記の印象はやっぱりあんまり変わらなかったかなぁ。喜劇のメリンダと、悲劇のメリンダのお話が同時並行で進んでいくっていう、ちょっと変わった構成の本作ですけど、この効果ってそれほど大きいのかなぁって、首をかしげたくなる感じでしょうかね。観終わってみて、「なるほど、なるほど」なんて納得はするんですけど、そういう知的な納得で終わってしまうと言いますか。
ウディ・アレン監督作品をほとんど観てないので、想像でしかないんですが、たぶん悲劇とか喜劇とか、それぞれこれまでの作品でやり尽したって感じがしてたんでしょうかね。それで、ちょっとトリッキーな今回の構成になったのかもしれないですね。
ところどころ、主役のラダ・ミッチェルがとても魅力的に見える瞬間があって、その方向で一点突破してくれれば良かったのになぁって思いましたね。

チャーリー