「デ・ニーロが結婚したい彼女の父親だったら強敵だ」ミート・ザ・ペアレンツ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
デ・ニーロが結婚したい彼女の父親だったら強敵だ
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
喜劇としては世界一の興行収入をあげた作品だそうだ。全体としてはくだらない話だが時々は笑えた。
お父さんのロバート・デ・ニーロの、怪しい笑顔を浮かべながら何か自信のある堂々とした落ち着いた態度が、今まで彼が演じてきた数々の強面の役柄を連想させる。だからこその落差があってこの作品の良い部分になっている。しかし元CIAだからもっとその経歴を使ってすごいことをしてくるのかと思ったが、それがなかったのは肩すかしだった。それならばなぜわざわざ元CIAなんて肩書を設定したのだろうか。
何とか状況を良くしたいだけなのに、何をやってもことごとく裏目に出てとことん失態を続けるお約束の主人公役のベン・ティラーも憎めない。だが彼女役はあまり強い印象が残らなかった。
コメントする