嫌われ松子の一生のレビュー・感想・評価
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救いのない映画、でも泣く
ダウン気味の気分の人にはいいかも。
後味は決していいものではありませんが、彼女が「昇天」するシーンでは、思わず涙してしまいます。
それは、彼女の人生を辿りつつ、肯定的に受け止めてくれる瑛太の存在が大きいと思います。
伊勢谷友介が暴力団構成員役でしたが、暴力団構成員が事件の当事者とし...
伊勢谷友介が暴力団構成員役でしたが、暴力団構成員が事件の当事者として警察に自分を通報することは警察に自分を告発すること、自首することと初めて知りましたが、暴力団構成員は警察に被害届も出せないということですが、中谷美紀が主演で、映画の締めが、肥満体になりゴミ溜めのアパートの一室に暮らし、乞食同然になり、エンタメの光GENJIの内海光司の熱狂的ファンになり、その内海光司が実際に病弱だったようで、河原で遊ぶ子供達を注意したら、自損事故のようなその中谷美紀の死亡という最期でしたが、一人では生きれなく男子に依存しないと生きれない女子がいるんだと思いましたが、10代の頃の家族生活で、両親に自分より愛された病弱で寝たきりの妹がその姉の方のついてないドMの中谷美紀の夢の中にいつも出てきますが、
ダメ男しか愛せない哀しき女性の転落人生
一つ歯車が狂ったことで、これでもかというくらい悲惨な人生を送ってしまう、ありそうでなさそうでありそうな男運のない女性の物語。「歯車が狂った」のか「男運」がないのか、ダメ男しか愛せない不器用な松子の人生は、ファンタジーやミュージカルの要素を取り入れコミカルに描かないと本当に目を覆いたくなる。
どんなにやり直しを誓っても、ダメ男に一途になってしまうから、本人が辛い思いをする羽目になる。「一途」「不器用だけど」などと形容すると、さも本人に落ち度はないように聞こえるが、結局人生を修正出来ず、最後自暴自棄になってしまうあたり、本人にもだらしなさはあったのだろう。思えば、お金を盗んだ生徒を庇うため自ら立て替えようと人の財布からお金を抜き取っているのだから、既に自業自得なのである。
映画の登場人物に説教しても仕方ないが、今風に言えば全ては自己責任である。
ただ映画中に何度か出てきたセリフ「人生は人に何をしてあげたか」で幸せが決まるのであれば、松子は松子で案外幸せな人生だったのかもしれない。
愛に生きた女性
タイトルのせいか自然と避けてきた映画。
絶対辛いし、自分と重なる部分が多い気がしてて手が出せなかった。
「下妻物語」や「告白」の中島哲也監督なので思い切ってチャレンジしました。
たぶん二度と観ない、と言うか見る勇気がないんですが、曲がこびりつくくらい優しくて印象的な映像とストーリーだったこともあり、一生心に残る作品になりました。
【あらすじ】
父からの愛に恵まれなかった幼少期を過ごした松子。
社会に出ても必要とされる喜びで男に騙され転落人生まっしぐら。
数十年後、そんな彼女が変わり果てた姿で死んでいた。
死に物狂いで愛に生きた女性が、なぜ”嫌われ松子”と呼ばれたのか。
その軌跡をミュージカル調で辿るストーリー。
これ原作はもっと苦しいお話らしいですね…
ミュージカルのおかげでまだ耐えられるんですが、感受性が強いタイプの人や
松子と同じように愛に飢えた経験のある方には重くのしかかる作品です。
松子の不器用で優しい性格は悪く言えばその場しのぎで意見がないタイプで、
世に出ればカモにされたりクイモノになりやすい女性なんだよな。
なんでこんなに生きずらい人生なんだろうって、見てるこっちがイライラするレベル。
でもミュージカルのおかげか、中島マジックでコミカルテイストで楽しい感じになった。
松子は愛されてなかったんじゃなくて、愛に気がつけなかっただけなのよね。
私の人生のバイブル
小説に引けを取らない良い作品
巧演、妙演、熱演❗️中谷美紀
今観返すとキャストが豪華だった。 独特な世界観とミュージカル風のテ...
男に翻弄され続けた人生
時間内に見事に収まっていた
スピーディーでわかりやすいストーリー展開。 不器用であるがために、...
まさに現代の「西鶴一代女」を、どう映画にするのか 見事な解答だと思います
【”松子は最後の死ぬ瞬間まで目だけはキラキラしていたんだと思います”と中島哲也監督は言った・・。】
語弊があるのは承知の上で、
”見事なまでの、夢見る女性の転落の人生”
を描き切った物語。
各シーンでは観ていて辛い場面があるのだが、観終わった際の感想は、何故か、”ひたすらに男たちを一途に愛し、生き抜いた一人の女性の見事な物語”という感想を抱いた作品。
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松子が出会う男達が一部を除いて、”マトモな男”がいない。
究極の男運の悪さである。
1.中学教師時代に出合った同僚、”白い歯”の佐伯(谷原章介)
2.博多時代に出合った作家志望の青年、八女川(宮藤官九郎):DV男。で、自殺。
3.八女川の友人、岡野(劇団ひとり):不倫関係 松子を捨てる・・。
4.中州ソープ嬢時代 小野寺(武田真治):個人的感想だが、一番の屑。 で、松子に刺殺される。→松子、服役。
5.理容師、島津(荒川良々) 松子入水自殺決行地時に出合う。が、松子警察に追われる。 →所内で理容師資格取得。が、出所後松子が見た光景・・。
5.かつての教え子でヤクザ、龍洋一(伊勢谷友介)
→龍、逮捕。松子、出所をひたすら待つ。が、結局別れる・・・。
そのまま、荒川沿いの古アパートに引っ越し、一人暮らしの引きこもり生活へ・・。
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平成13年 松子と幼い時に会っている川尻笙(瑛太)が、松子の死を父(香川照之)から知らされ、松子の住んでいた古びたアパートを訪れる所から物語は始まる。
ゴミだらけの部屋の中で見つけたキーホルダーには若い着物姿の女性の写真が・・。
その女性の顔は”幼き頃、父と訪れたデパートでの楽しいひと時を過ごし、初めて食べたパンケーキの美味しさに感激し、屋上ステージでのお姫様ショーを楽しみ、松子が嬉しさの余りおどけ顔。(滅多に笑わなかった父が彼女の顔を見て笑い、父を笑わせようと頑張った末に、”変な時に”出てしまう松子の変顔であった。
そこから、笙は松子の哀しくも可笑しき人生を辿る事に・・。
<中島哲也監督の最高傑作(個人的感想)だと思っている作品。脚本の秀逸さとともに、松子を演じた中谷美紀さんの代表作でもある。又、俳優陣の豪華さも忘れ難き作品。>
<2006年6月1日 劇場にて鑑賞 その後、DVDにて数度鑑賞。>
人はあっけなくある日突然死んでしまう
これは傑作
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