「アンジェラだけでなく、アリソン・ローマンに騙される」マッチスティック・メン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
アンジェラだけでなく、アリソン・ローマンに騙される
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総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 90
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 65
前半は喜劇でほのぼのとした詐欺の話。そこに14歳の娘が登場し、父娘の愛情の話になってくる。
しかし後半は一気に本格的な犯罪ものに切り替わる。ニコラス・ケイジが病院に入って刑事に質問とかされているときに頭がずっとぼやけているあたりから、これは薬でも盛られてるんだろうしこいつら本物の刑事なのか怪しいぞと思ってはいた。だが医者や娘の話からフランクの計画が進んでいたとは、期待をいい意味で裏切られた。
注目は娘のアンジェラ役のアリソン・ローマン。当時実年齢22歳だったにも関わらず、見事に複雑な家庭環境で揺れ動く14歳のあどけなくもしたたかな「娘役を演じる少女」を演じた。とても22歳とは思えなかったので、これには本当に見事にだまされた。娘の登場で変わっていくニコラス・ケイジの心の変化がよくわかる、映画を見ている自分も感情移入できるいい演技でした。かなりの力のある女優だと思います。
そんな彼女の演技力に対する評価は業界内でも高いようで、私の映画への評価もそのぶん高め。
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