マスター・アンド・コマンダーのレビュー・感想・評価
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ペリー来航より少し前の時代の物語。
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ナポレオン時代の英国と仏国との海戦を描く。
イギリス軍の艦長ジャック・オーブリーが率いる「サプライズ号」が、フランスの武装船「アケローン号」を追撃する。
敵艦は人数も装備も性能もこちらに勝っており、圧倒的に不利な戦いであった。
しかも、嵐に遭い、また根拠の無い噂によって貴重な船員を次々と失っていく。
海を何ヶ月にも渡って彷徨ううちに遠くブラジルや南氷洋、あるいはガラパゴス諸島にまで足を伸ばす大遠征。
場面としては敵艦との決戦のときよりも、嵐の場面が一番の印象に残るシーンだった。
帆船だけにすぐに沈んでしまいそうな分、余計に(笑)。
立ち寄ったガラパゴス諸島での自然界の営みが「擬態」という作戦を船長に閃かせた。
日本にペリー提督が来航するのはこの約50年後の1853年である。
その頃には海の主役は「帆船」から「蒸気船」へと取って代わる。
言わば、この時代はナポレオンという風雲児の登場で「歴史が大きく進歩」した時代でもあった。
コロンブスが新大陸を発見した時代からの主役が新たな主役と交代する最後の活躍を再現したともいえる作品だ。
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主人公の帽子の被り方が違う。ナポレオンしかそんな被り方はしない。
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カットスロート・アイランドのアクションと比べたらね。
しかも、完全なフィクション。フランス人が見たら、怒るんじゃない。
「スペインの祝辞よ」は「ツバメ号とアマゾン号」にも出てくる。
「私掠船」って言うと「???」早い話が「パイレーツ」この場合、イギリスの軍艦とフランスの海賊船の話だが、パイレーツは寧ろイギリスのお箱。
まぁ、撮影の都合なのだろうが、霧の中での戦いばかり。しかも、CG。10年にして海賊映画は絶滅危惧種となりにけり。
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