マルコヴィッチの穴のレビュー・感想・評価
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まごうことなき奇作 人の頭の中に入りその人の生活を覗いてみたいとい...
まごうことなき奇作
人の頭の中に入りその人の生活を覗いてみたいという欲求
他人になりすまし称賛を浴びたい欲求
男になりたい欲求
ニッチな欲求を満たせるマルコヴィッチになれる穴
のっけから不思議な世界で7と1/2階にあるオフィス
言葉の通じない秘書
何かがずれた社長
そして動物をたくさん飼ってるクズ主人公(妻有)
不思議な世界観を出したいのかあくまでファンタジーですよと強調したいのか唐突に出る割にその後活きることはあまりない
個人のアイデンティティーを題材にしている部分はぶっ飛んだ設定から現実的に考えられていてよかった
だけど永遠に生きるとか言い始めたところがよくわからなかった
そこはさらっと流すだけで終わってしまうし
抵抗不可能な上乗っ取られまでされるマルコヴィッチがひたすら不憫な映画でもある
突飛な発想でいい作品なのに作品内で消化しきれていないといった具合の感想
7階と8階の間にある、腰を曲げないと歩けないほど天井の低い7と1/...
7階と8階の間にある、腰を曲げないと歩けないほど天井の低い7と1/2階のオフィスにある穴を入って行ったら、15分間だけ俳優マルコヴィッチの顕在意識の中に入り込んで彼の見たり聞いたりしたものがリアルタイムで体験できる...そんな狂った発想の作品で面白いです。
途中で脇役でショーンペンやブラッドピッドが一瞬出てきて驚きました。
私は本当に私?
コメディと思いきや、人怖系のホラー要素もある深い人間ドラマでした。何となく『ゲットアウト』に近いかも。
そして色々なジョン・マルコヴィッチを見れるマルコヴィッチ鑑賞映画でもある。
あとショーン・ペンとブラピの使い方が予想外でした。
ジョン・マルコヴィッチの幅広い演技も良かったが、ジョン・キューザックとキャサリン・キーナーの狂気を感じる演技も良かったな。それに作中の人形劇も繊細かつ感情が籠ってて良かったな。
着地が難しい
期待しすぎでした…
最初のマペットの表情と動きが素晴らしく
それだけでも見た甲斐がありましたー
不思議な設定でシュールなら大歓迎だけど
なぜマルコビッチの頭の中なのかが?で
その後の展開が理解できず(理解する必要ないのに)消沈、、、
※浅い感想※
GEOで何故かコメディの棚に置いてあったんだが、誰だコレをコメディの棚に置いといたやつ!!!怖かったよ!!!面白かったけどね。
後味が良くない。話変わるけど原題がBeing John Malkovichらしい、しかしこの邦題の方が好き
マルコヴィッチ!マルコヴィッチ!
劇場公開時鑑賞。
チャーリー・カウフマンとスパイク・ジョーンズの名前が脳みそに刻み込まれることになった、超絶シュールな怪作。あらすじ見て「ふざけてんの?」と思って観たら、真面目にふざけてるのかふざけながら真面目にやってるのかもわからない。この役受けたマルコヴィッチがすごいわ、尊敬する。
マルコヴィッチが入っていった先のシーンが一番お気に入り。
まるでわからない実験作
よく言えば不条理劇なんでしょうが、よくわからないトンチンカン、100人中95人は、なんじゃこれ?って映画ですよ。
この手の作品を有難がる人にはいいんでしょうが、私はそっち派じゃないので素直に訳がわからないだけですね。ほんとは一点もつかないけどマルコ君すきなので2点にしときました。
君は誰を演じているのだ?
う~ん、なるほど。
パペットは見事ですね
日本風に言えば、これは人形への入魂開眼か。
命を吹き込まれた人形の動きには目を見張ります。
小学生の時、夜ひとり、バスに乗って文楽、吉田簑助の「心中天網島」を見に行きました。
つばきを飛ばし血を吐くほどに身を乗り出して、まさに鬼気迫る太夫の語りに舞台は最高潮を迎え、頭を操る簑助は黒子の顔覆いを上げて、ついに出演者のすべてが二体の人形に乗り移ります。人間と人形が渾然ひとつに憑依するのですよ。
震えました。大変なものを見てしまった衝撃に、どうやって帰宅したのか覚えていない。僕自身が何者かに変身したかのように夢遊病のように帰りました。
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この映画、
売れない人形師クレイグ。
彼は人知れず人形に話しかけ、人形に溺れていく。
人形にまつわる恐怖の物語。
主客逆転
本末転倒
操る人形師が操られ
肩書きが宿主を差し置いて世の中を歩き出すわけね。
そして
ついには人が人に乗り移って操るとか!
サイケデリックなストーリーを見るうちに、これは僕のことだと、はたと気づいた。
ここのところ、「自分が何をやりたいのか」、「自分はどうしたいのか」、よく分からなくなっているんですよ。
なんか手垢や澱(おり)の染み着いた自分の思考に嫌気が差していたので、合点がいった気がするのです、
忖度や常識という“誰か他人のメガネ”を通してしか物を見られなくなったり、役職や自身の立場をわきまえてしか物事を語ろうとしなかったり・・
はたまたいろいろと頭の中で様々な立場や価値観が合議して、その結論を発声すべく自分の声帯や肺活量にスタンバイをかけているか、
もしくはだんまり作戦を自分に命じたりとか。そんな“身心の離脱”さえも自覚する始末。
【・・つまり自分が誰かの操り人形になってしまった感】。
長生きすると、どこまでが素の自分なのかって、いろいろ着込んだ量が多すぎて、分からなくなっていくものですよ。
程度の差こそあれ、「我々は多重の人格と体裁を生きている」ということでしょう。
幕も近くなればゆえ。
劇中“役者”という“人形”がたくさん登場します。カメオ出演やゲストトークも愉快。彼らも実際、自己と演目の境界線で狂気を纏うような職業を自覚して、この映画をホールドアップの刃物のように突きつけられたはずです。
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日本版なら「脳内ポイズンベリー」がオススメ。わざとチープな舞台作りで人間の精神の分裂を非常に上手く表現している。
大林宣彦の「転校生」やアニメ「君の名は。」のような、“若者同士の入れ替わり”なら可愛いし美しくもあるけれど、生や若さにしがみつく老人=Its me= がこれをやると醜悪だなぁと思わされた次第。
チンパンジーでさえ、自分の過去に縛られているなら、いわんや人間をや。
変身願望を叶えてくれる映画
えっ、なにっ、キモっ!ハゲたおじさんがいっぱいが最初の印象。でも観てみると面白い。7と1/2階という不思議なフロアにある穴を抜けると、そこは…。他人になってみたい。誰もが思い描く単純な欲望。それをここまで面白く脚本出来るとは!センスの良さを感じる映画です。
欲望には限度が無い
自分ではない誰かになりたい。特に有名人だったら楽しそうという妄想が作品になった感じです。自分の顔がブサイク、女性だけど男性になってみたい、年寄りだけど若返りたい。人間の持つ欲望には本当限度がないですね。
だけど他人の身体を乗っ取っても実は幸せにはなれないのかも。他人に身体を乗っ取ることばかり考えてるエゴイストは、仮に他人に身体を乗っ取られたら、どうするの?
作品から、エゴ、エゴ、エゴの塊を見せつけられて、実は、自分自身のエゴに気がつかされるという、哲学的な作品でした。
深読みを誘う脚本の書き殴り感
ドラえもん的仕掛けで延々遊び、死生観宇宙観を刺激し深読みを誘う脚本の殴り書き感。
優れた役者のカリスマ性シャーマン性の根拠に通じて奇想天外な物語が変に円環する心地好さ。
カメオ出演の出の量の少なさが正しい。
これに似た映画を知らない。
また見る。
キャメロン他人物の演技と人形の動きが素晴らしい
一番最初の方で女の子に大人のエロティックを人形で見せているシーンがかなり気持ち悪く不気味な感じから始まる
そのあと、グレイグは、新しい勤め先7,1/2Fで新しい職と穴とマキシンに出会う。クレイグは浮気満々でマキシンを飲みに誘うがあっさり断られ人形を作って自分を慰める
とにかく、グレイグは人形を動かす繊細な動きがさらに不気味さを増していく。一方で、爆発頭の妻を演じるキャメロンディアスは、ここでの映画紹介によるブスではなくどちらかというと博士のような髪型ちょっと可笑しな感じ、ペットショップで働き精神病にかかっているチンパンジーやイグアナなど動物に愛を注ぎ愛情深いナチュラリスト、マルコビッチに入ってしまったため、性同一性障害に気付き、グレイグと同様マキシンに夢中になっていく
ここで、グレイグと違うところは、ロッテはグレイグもマキシンも動物も愛してたところです。
グレイグはロッテは置き去り檻に入れ、2回も妻を裏切り、マキシン一途になっていくところが狂気めいていきます。チンパンジーにロッテは助けられるんだけど。二人ともマキシンを追いかけていく。
マキシンとロッテは一番女性としてあり得る性格だと思いました。
マキシンは、マルコビッチに入ったロッテとグレイグと愛し合いました。それは、マルコビッチに入っていなければ、グレイグも、ロッテも受け入れなかった。
44歳と子供ができるところがどうなるのか聞き逃したので話の下りがわからなかった
この映画の中でマルコビッチ意外はまともではないのでそこが面白かった。みんな穴に納得してストーリーが展開されるから
日本の面接もこんなフランクにやってよと思いました。年齢とかキャリアだけで判断せずに。日本はガチガチ偏見社会だから無理ですね。あんな社長は良いですね
ジョン・キューザック!
ほんのちょっとだけのネタをここまで拡げることができるのも才能でしょう。本来ならば10分くらいのコントで終わりそうなのに(笑)。最初は見えるだけだったのが、徐々にマルコヴィッチの意識・言葉とシンクロしてしまう。マキシンという女性もちょっとおかしいが。
ジョン・キューザックの映画を何本か観た後では、彼が映画オタクとしか思えなくなります。この映画もそんな雰囲気がある。ブラッド・ピットもその気があるかもしれない。もちろん、チャーリー・シーンも。
大好きな映画のひとつです
別人の体を次々と移り渡っていく意味で繰り返し系ジャンルのひとつと言え、名作だと思います。キャサリンキーナーの悪女っぷりに女性でも惚れます。
ただ「器」は血縁によって引き継がれていくのか、「器」の本体に飲み込まれず入ることができるきっかけは何なのか、疑問が残ります。
発想こそ全て
時計じかけのオレンジと同じような匂いがする笑。
マルコヴィッチが自分の脳内に入ったときの、登場人物全員がマルコヴィッチ、話す言葉も「マルコヴィッチ、マルコヴィッチ・・・」ってシーンは笑った。
マルコビッチである必然性は
他人の頭(意識)の中に、15分だけ入れる穴があったら…。
設定としては面白いけど、本作が面白かったかというと「うーん」。
主人公のクレイグが人形師ってことで「攻殻機動隊」を連想するし、
実際に「肉体と精神」みたいなテーマではあるけれど、
個人的には「マルコビッチである必然性」が気になってしまって
他の部分まであまり意識が向かなかったのが残念。
全体的に気味が悪い映画だけど良くも悪くも、
印象に残る作品ということだけは確か。
チンパンジーが縄を解くシーンは好きでした。
パッケージからしてどんなやつかと 期待してたけど後半だれてきて と...
パッケージからしてどんなやつかと
期待してたけど後半だれてきて
とくにそこまでだった
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