マレーナのレビュー・感想・評価
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男も女も
映画だから誇張されていたが、
いくら美人でスタイル良くても、
ああ男たちが皆見続けるのは、過ぎる。
少年たちもまともな子いないのか⁉️
マレーナ自身も何か職に就けなかったのか、と思う。
第二次大戦中だから無理だったのか⁉️
男に媚びを売るしか無かったのだろうか。
夫の戦死の知らせもいい加減なものだ。
これが無かったら、身持ち崩さなかったのでは、
と思う。
父も空襲で失いひとりぼっち。
身体を売るしか生活手段が無かったのか⁉️
戦争終結、ドイツ敗戦。
しかし、ドイツ兵の相手していたからと
女たちが、
マレーナを引き摺り出してリンチする権利など
あるのか⁉️
髪の毛もズタズタに切っていいのか⁉️
見ていた男たちも誰も助けない。
胸が露わになったマレーナに、誰一人、
上着をかけてやれないのか⁉️
マレーナが町を抜け出し入れ替わって、
戦死の誤報だった夫が帰って来たが、
マレーナのことを誰も教えない。
レナードに聞いてマレーナのあとを追う夫。
一年後、
夫に寄り添うマレーナ夫婦が
広場を散歩する姿が見られた。
海辺の市場で買い物する姿も。
以前より老けて着ている服も野暮ったい。
女たちは、親切に、服の試着を勧めたり、
以前と打って変わって気さくに声をかける。
リンチした女と別人たちか⁉️
あまりオシャレでなくなったマレーナだから
声をかけるのか⁉️
夫と仲良く暮らす家に帰って行くマレーナだが、
なぜこんなところに帰って来たのだろう❓
女の嫉妬は怖い
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ある偉い軍人の嫁・マレーナは美貌を持ち、町の人々の関心の的だった。
ドイツ軍に占領されると、夫の訃報を聞いて絶望した事もあり、
ドイツ兵士相手に売春をして生活するようになる。
ドイツが連合軍に降伏すると、マレーナは町のオバハンらにリンチされる。
結局はマレーナに対する嫉妬に過ぎない、醜い場面であった。
主人公の少年はマレーナに憧れていたが、助ける事は出来なかった。
その後マレーナは別の町に移り住むのだが、実は夫は生存していた。
主人公の少年がマレーナの居場所を教え、夫婦は再会する。
そして町に戻って来ると、町のオバハンらはまたフレンドリーに。
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マレーナは可哀相。
確かに美人なのだが、調子に乗ってるわけでもない。
生活のために彼女なりに必死なだけなのに、周囲のやっかみを買う。
主人公の少年は純粋な心でマレーナを慕っていたが、
リンチの時は(おそらく)怖くて助けることができなかった。
でも最後は力になってやれることができてホッとした事だろう。
今は爺で、マレーナほど愛せる女性はいなかったと回想している。
タイタニック的なパターンやね。
【戦争に翻弄される美しき女性を陰ながら思う少年の姿。モニカ・ベルッチの笑顔無きモンロー・ウォークが印象的な作品。ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、少年の淡い初恋と成長を描いた作品でもある。】
ー 第二次世界大戦初頭のイタリア・シチリアの小さな村。
美しい女性・マレーナは、その美貌ゆえに男の関心と女の妬みを一身に受けていた・・。
そんなある日、彼女の元に夫ニノが東アフリカで戦死したという連絡が入り・・。-
◆感想
・序盤は、モニカ・ベルッチ演じるマレーナの笑顔無きモンロー・ウォークが物凄く素敵である。
そして、コミカル要素も盛り込みながら物語は続く。
- 雛にも稀な超絶美女が歩いていたら、レナート少年でなくっても夢中になるだろう。
劇中でも、男と言う男は、皆彼女を見ている・・。
レナート少年は夜にコッソリとマレーナの家を覗き見している・・。こらこら・・。
だが、町の大人たちは、彼女のあらぬ噂をしている・・。
レナート少年は、教会で”マレーナを町の人達から守って!”と祈るのである。-
・中盤、マレーナの夫が戦死した連絡が入る。彼女は、中尉や歯医者と姦通したとして、裁判に掛けられるが、彼女の毅然とした態度は揺るがない。
- 彼女の弁護をした禿げた男の、裁判後のマレーナに対する愚かしき行為。-
・後半、ムッソリーニ率いるイタリアは敗色濃厚。父は空爆により死亡。
マレーナは美しきロングヘアを自ら切り、ショートヘアの赤毛で煽情的な服を着て街中を闊歩する。そして、ドイツ軍駐留の建物に入る・・。それを忌々し気に見ている町の人々・・。
だが、連合軍に降伏したイタリア。マレーナは広場で女性達から酷いリンチを受ける。
- 哀し気な眼で遠くから見ているレナート少年の表情が切ない。彼は何も出来ないが、教会で怒りをぶつける・・。-
・彼女は顔を隠すように町を離れる。そこに死んだ筈の夫ニノが片腕を失いながらも戻って来る。
彼は、妻を探すが・・。町の人達は冷たい。
- レナート少年だけが、密かに彼に手紙を届ける。そこには真実が記されていた・・。-
<レナート少年が、一途に美しきマレーナを想う気持ちが切ない。戦争により人生を翻弄されたマレーナをモニカ・ベルッチが、正に体当たりで好演している。
ラスト、町に夫と戻ってきたマレーナ。市に来た町の女性達が、一点してマレーネに優しくする姿と、レナート少年がマレーナが落としたオレンジを拾って上げるシーン。
そして、彼女の後姿を見ながら彼が言った言葉。
”お幸せに、マレーナさん・・。”
ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、戦争に翻弄される美しき女性と、彼女を只管に思う少年の初恋と成長を描いた作品。>
あの頃の少年たちなら
頭のなかは想像がつく。
下半身が中心だ。
近所のセクシーお姉さんを見るだけで高揚したのだろう。
冒頭から子どもらしい品のない会話が弾ける。
モニカベルッチのマレーナは彼らに取っては大人すぎる女性、のぞきに行ったレナートがポロリに驚くが、夫の写真を胸に抱きながら踊るのを見てショックを受ける…が、ストーキングは止まらない(笑)
マレーナは町中の男の視線を一人占めしており、レナートは気が気でない(笑)
逆に町の女性からは嫌われているが、男性女性の両方から性的な意味合いでのみ噂されていて、可哀想
ストーカーを繰り返し、レナートの妄想はエスカレートするものの、中々行動に移せない。
しかし街の噂はエスカレートし、彼女を守れないレナートは神頼みしたり、陰口叩いている女性のカバンに放尿、卑猥な事をいってる店には投石したり。自宅でもヤリたい盛りでお父さんに怒られても止められないとか盛りすぎ(笑)
ここまではこの作品はモニカベルッチをフェチ的に見つめるエロ少年物語ではないかと勘違いしていたが、第二次大戦でイタリアが降伏、皆が生きるために必死だった時代、嫉妬や妄想に狂った人々の欲望に押し流されたマレーナの姿をレナートの目で伝えた作品だった。
マレーナをリンチして町を追い出した婦人たちも終戦の興奮が覚めた一年後に夫と戻ったマレーナに最初は悪態を突くものの、マレーナにやった事に対する罪の意識が浮き出てきたのは良かった。
タイトルなし(ネタバレ)
少年時代の甘酸っぱく切ない片思いストーリー。戦争の重さなどはコミカルなシーンを織り交ぜたりすることで中和してある。
演出も妄想を織り交ぜたりで面白い。
意図してかわかりませんが、童貞卒業おめでとうパレードが面白かった。
結構シンプルで観やすい内容でした。
マレーナの波乱な人生の視点として見るのも、ありなのかなぁと。
最後少しだけ話せた内容がちょうどいい具合で、自分がレナードであると伝わらないところも何とも言えない。
女優のモニカベルッチの美しさも見所で、気になって調べたら当時30半ばというのも驚きでした。
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