「白と黒の映画が多かった2005年」マダガスカル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
白と黒の映画が多かった2005年
ペンギン映画といえば、『皇帝ペンギン』、『50回目のファーストキス』。シマウマ映画といえば、『レーシング・ストライプス』、『マラソン』。時代は白黒動物に癒しを求めているのでしょうか。映画の中でも「黒地に白か、白地に黒か」という点にこだわっていたようですけど、皮膚の色を問題にするようなテーマなどは盛りこまないだろうし・・・白と黒の動物映像によって人間の精神状態が穏やかになるという学説でも発表されたのか?
と、こんなことを考えたり、「ペンギンはもっと崇高だぞ」などと『皇帝ペンギン』の余韻が残っていると、あのキャラ設定は納得いかなかったり・・・色んな思いがよぎってしまい、素直に楽しめませんでした。しかし、ドリームワークス特有のデフォルメの効いたキャラクターと相反するかのようなリアルな3D効果。自然の美しさも活かして、独特の素晴らしいアニメであることは否定できません。せめてこの記事くらいは面白く書かないといけない!と思い、擬人化ならぬ擬国化を考えてみました(全くの妄想です)。
ライオンのアレックスは勿論アメリカ。すると、仲のいいシマウマのマーティは日本ということになるでしょう。えさが無くなると仲間である日本を食い物にするなんて考えるとぞっとしますよね。暴走する仲間をいさめる役のキリンのメルマンはフランスで、カバのグロリアは女性のようなのでイギリスあたりか。こうやって考えると、ニューヨークの動物園は国連だったのかなぁ。そして、マダガスカル島のキツネザルは内戦が起こっている小国であり、彼らを襲うフォッサはその国のゲリラ。こうなってくると、ペンギンズはテロリストでもあるようなのでアルカイーダが妥当かもしれない。あぁ、多分、全て見当はずれなので、忘れてください・・・
モグワイにも似たキツネザルのモート。キュートな彼だけはお気に入り!
【2005年8月映画館にて】