紳士は金髪がお好きのレビュー・感想・評価
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監督たちもマリリンで競作する
ビリー・ワイルダーの「お熱いのがお好き」は敢えてのモノクロ撮影でしたが、
本作はこれでもかと言うほどきらびやかでゴージャスな絵巻物。
ディーバにむらがる殿方に、いつしか鑑賞者も加わってしまうという趣向です。
マリリン・モンローには、いまだに絶大なファンがおり、日夜、彼女を研究し動画を作っている人がいます。
たまたま発見したのですが
YouTubeの
@divamarilynmonroe
どうぞ!
309本にも及ぶ、マリリン・モンローだけを映した1分動画のコレクションです。
ちょっと圧巻です。
しかし まあ、
この人の、まぶたを閉じながらの流し目ったら。
空っぽの傑作
中身、物語、教養、知性、全てゼロ。ひたすらMM先輩のお色気だけで最後まで走りきるバカっぷりが素晴らしい作品です。
ハリウッドという虚飾と欺瞞の裏返しの華やかさです。
この頃、お色気だけを期待されてろくな役もつかず、ギャラも不当に低く、意見も通らないMM先輩は、このあとActor's Studioで演技の猛勉強を開始、ワイルダー先生の名作で畢生の大演技を披露するわけですから、ある意味でMMらしさ全開のこの作品が最後のあだ花になったのかもしれません。
モンローの苦しみ
現代の感覚で見ても仕方ないことだが、色気と口先で男を手玉にとる、みたいなのが女の賢さなのだとしたら、苦しいなあ。モンローがモンロー像に嵌められていく苦しさが見えるよう、と言うと投影し過ぎだろうか。/『お熱いのがお好き』の方がカラッとしてて好きだなあ。あれも最後の台詞にはモヤモヤが残るのだが。
美しく可愛く妖艶であり賢くブレない!
マリリンモンローによるマリリンモンローのための映画かと思ってたけど、ジェーンラッセルもすごい魅力的だった!
ミュージカルシーンもめちゃくちゃ見応えある!
演出とメロディの良さもありつつ歌詞もめちゃくちゃいい!!「ダイヤモンドは女の親友」はもちろん、個人的にはプールのシーンのマッチョ達の演出がとても愉快で好き笑
気楽にとにかくハッピーに観られるものが良い!!
美しく賢くブレない女2人強かったな〜!
マリリンが語る女の本音が素晴らしい!
言わずと知れた、あの マリリン・モンローの有名作。
ずっと前に衛星放送で観たかな〜 と言う程度でほぼ初見状態。
有名な話としてはマリリンがピンクのドレスで
タキシードの男性ダンサーを従えて歌い踊るシーンが
後にマドンナにオマージュされてる。
そのシーンの歌詞を聞くと、嗚呼!そうなんだよね
結局、今の世の中、そう言うことなんだよね。
とても共感できる曲でした。(歌詞については映画観てね)
マリリンの輝くような美しさはもちろんですが
親友役のジェーン・ラッセルと五輪選手団を模した
ダンサーたちとの体操競技のようなアクロバティックな
ダンスシーンが、楽しくて新鮮でした。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
なんと言っても1950年頃〜1960年頃の映画だし
マリリン・モンローは当時は男性に消費される
セックスシンボルの俳優さんだから
ジェンダー問題はこの際、ちょっと横に置いて
この時代の贅沢な映画の輝きと、男達を虜にした
マリリン・モンローの魅力を堪能出来れば良いかな〜
と言う様な気持ちで観てみたら、
これが結構今でも通じる立派なジェンダー映画として、
ちゃんと成立していて改めて製作陣を見直しました!
原作と脚本にアニタ・ルース と言う女性が入っていた。
だからなんだ!
女性は男性の飾り物的な扱いが
どこまで行っても変わらないことへの怒りが
コメディーの形を借りて織り込まれている。
映画のラスト近く、結婚に反対する恋人の父親にマリリン演じる
ローレライが言い放つ言葉
「親は自分の子供の嫁は美人でちゃんとした女性を望むでしょ!
女が同じことを望んでなぜいけないの!?」
マリリン・モンロー!舐めテーター
美人でちょっとおバカで可愛い女!
それこそ男性社会の都合に合わせて
作られたマリリンのイメージに
女である私自身が踊らされてたってことですね〜
ぜひ、一度ご覧くださいませ。
鑑賞動機:そういえばマリリンの出てる映画見たことないなあ10割
カワイイは正義? カワイイは正義! ルックだけ? いやいやとんでもない。
大富豪少年とのやりとり好き。
ショーガール役とはいえ、やりすぎバーホーベン作品ではないので、品のいい可愛さに収まっている。ルックスだけで頭が空っぽと見せて、いろいろ思うところもあり。男性に依存してると見せて、シスターフッド的なところもあり。
どうしてもその後の彼女の境遇を考えると、「消費され尽くしてしまった」と思ってしまうのだけれど。まあでも本作の中では間違いなく輝いていたと思った。
♪ダイアモンドは女の親友
テアトル・クラシックス、にて観賞。
マリリン・モンロー主演のミュージカル映画です。
モンローは『七年目の浮気 』『お熱いのがお好き』と観てますが、これで3作目。
アメリカ好き、映画好き、として、すべて観たいです。
ちなみに、僕の部屋には『七年目の浮気』のポスターが貼ってあります。
スカートを手で押さえてる写真です(笑)
『ショーシャンクの空に』の影響も、ありまして(笑)
話は、ユーモア溢れる軽い内容ですが納得させられるモノがありました。
が、結構ミュージカル部分が長くてウザったく感じました(笑)
今まで観た3作の中では、1番よくなかった…(笑)
スコアは、あまり…まあまあ…の星3です。
マリリンモンローが可愛い
1920年代で大恐慌前のニューヨークで、人気ショーガールのローレライとドロシーは親友だった。金持ちとの結婚を夢見るローレライは、富豪の御曹司ガスと結婚するため、豪華客船でパリへ向かうことになった。しかしガスの父親が2人の結婚に反対し、ガスは船に乗れなくなった。ガス抜きでドロシーと船に乗り込むローレライは・・・さてどうなる、という話。
ちょっと頭が弱いように見えるが可愛いマリリンモンローが観れる。
恋愛話も有るが、何も考えず、マリリンモンローとジェーンラッセルの歌と踊りを楽しめば良いと思う。
マリリンによるモンローのための映画
ジェーン・ラッセルのファンの方、すいません。彼女の姉御肌ぶりもいいんだけど、やはりこれは、マリリン・モンローがイコンとしてのマリリン・モンローを確立した記念碑的作品だと思います。ミュージカルと言うより、ビリー、ワイルダー的なコメディで、マリリンはおバカなようで計算高い所もあるショウガール役だけど、甘く可愛らしい表情やしぐさ、歌声が魅力的で、いやらしさを感じさせないところが凄いです。船窓から抜けられなくなった場面やパリの裁判所の場面でのコメディエンヌ振りは、もう最高です。まさに、頭からシッポまで、マリリンのための映画でした。
マリリンモンローをじっくり観るための映画
1953年公開作品。残念ながら今回観たのは吹き替え版だったな。それでもマリリンモンローの美しさは堪能出来たね。やはりブロンド美人はゴージャスに見える。歌だけはオリジナルで良かった。ストーリー展開はともかく、まさにマリリンモンローをじっくり観るための映画だったね。
最強のふたり
黒髪と金髪、
異なる魅力を持ったふたりのダッグが最強でしたな。
特にラストのお揃いのウェディングドレス。
首元まであるレースと、シンプルなスカートが超可愛かった。
ただ、私みたいなやつは、ラストで2人が見つめあうものなら、
穿った見方をしてしまうよ。
一つ、真理が描かれていて、
お金で人を選ぶと、さらにそれを超える金持ちが現れると
そちらが魅力的に思えるが、中身を見て選べば、
その人以外には考えられなくなるのかも。
ドラマのやまとなでしこを思い出してしまった。
あーいいドラマだよなあ、見直したいなあ。
美人コンビのハッピーエンタメ
金髪美女役のマリリン・モンローは撮影当時27歳で友人の黒髪美女役ジェーン・ラッセルが32歳。撮影中、グラビアアイドル型で競合する二人のピリつくエピソードが出ないかと取材陣は注目していたが、撮影中の二人は本当に仲がよく、年上のラッセルが内気で取材嫌いのモンローを終始守ってあげていたとのこと。映画中でもとても息が合っていて、男の趣味は違えど仲の良いバディ感、楽しい感じが出ていた。
ちょっとしたミステリーもありながら、歌あり踊りありの、田舎娘二人が協力してそれぞれの欲しい物を手に入れる、古い作品とはいえ十分楽しいエンタメ映画だった。
モンローの魅力が大爆発
1=小生は紳士なので、オープニングの歌と踊りを観て、
金髪美人のモンローの魅力に引き込まれた
2=映画は粛々と進むが、至る所でモンローの魅力が爆発してる感じ
顔・体型・話し方・歩き方、等
→ ジェーン・ラッセルと並ぶと、
モンローの魅力が圧倒してるのが判る
3=マリリン・モンロー(1926.3生:27才)、この頃迄は、
「頭の悪い、セックス女優」の評価だったらしいが、この映画で大爆発
4=ジェーン・ラッセルとか、ハワード・ホークス監督を知らない人は、
多数いるが、マリリン・モンローを知らない人は少ない
5=なお「ダイヤモンドは、女の子の1番の友達」
この有名な言葉も、この映画が発火点(発祥)だな
現在の人は見ても?
当時子供だった私がみた感想は★5!でも今見ると5は無理!子供の時西洋カブレになった原因の一つがこういう映画です!女の人があんなにバスト豊かにアラワにする文化なんて皆無!ボンキュンボン!の女王!❣
マリリン・モンローがマリリン・モンローその人になった映画と言えると思います
さすがハワード・ホークス監督に外れなし
ミュージカル映画も絶品に仕上がってます
冒頭いきなりのリトルロックのステージシーンでノックアウトです
ボン、キュッ、ボンのグラマーかつ綺麗なお姉さんが歌って踊る
もうそれだけでオールオーケーの映画です
ミュージカルシーンの歌も踊りもなかなか
有名な「ダイアモンドは女の親友」だけでなく、どの歌も良い仕上がりです
ジムでの歌と踊りは特に痺れました
主演はジェーン・ラッセルの方でクレジットもモンローよりも上です
お話も彼女がメイン
ボン、キュッ、ボンのキュッと締まったウェストの細さも高身長のスタイルの良さ、脚の長さといった全身のシルエットも明らかにジェーン・ラッセルの方が上なのです
しかし観終わってみれば、もうマリリン・モンローしか頭に残っていないのです
特典映像の公開当時のニュース映画でもこの二人が登場した時、名前はモンローが上になって逆転していましたから世界中の人間がそうだったのでしょう
彼女がノックは無用、ナイアガラときてブレークしかけて、遂に本作で人気が爆発したと言うわけです
本作でのローレライの役柄が、私達いや世界中の人間が知るマリリン・モンロー、その人のイメージとなっているのがハッキリと分かります
つまりマリリン・モンローがマリリン・モンローその人になった映画と言えると思います
その意味で彼女の代表作と言うべきだと思います
キラキラした輝きを放つ二人。
ティアラを巡る決着には納得がいかない。
おバカ映画の代表のような展開だが、細かいところで唸らされる。
例えば、最初のショーでのドロシーとローレライの視線の先とか。あんなふうに見つめられたら、そりゃ惚れるよな。
最後に明かされる、ローレライが彼を選んだ理由とか。
女の友情とか。
でも、それよりも何よりもこの映画を特別なものにしているのは、
ふたりの着こなし。
あの数々の衣装を、あんなふうに他に着こなせる人がいるのか。
ため息が出る。
ふたりは基本下町の女の子。
女番長的なドロシーと、色気一杯のローレライ。
そんな下世話にもなりかねない言動が、この二人だと親しみやすさを保ちつつも気品にあふれている。
しかも、何があってもへこたれない。二人で人生を切り開いていく。
地底で圧縮されて輝きを増し、他の何ものにも傷つけられないダイヤモンド。この二人のことのように見えてくる。
だから、いつまでも輝きを放ち、人々を惹きつけて離さないんだろうな。
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