「マリリンによるモンローのための映画」紳士は金髪がお好き シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
マリリンによるモンローのための映画
ジェーン・ラッセルのファンの方、すいません。彼女の姉御肌ぶりもいいんだけど、やはりこれは、マリリン・モンローがイコンとしてのマリリン・モンローを確立した記念碑的作品だと思います。ミュージカルと言うより、ビリー、ワイルダー的なコメディで、マリリンはおバカなようで計算高い所もあるショウガール役だけど、甘く可愛らしい表情やしぐさ、歌声が魅力的で、いやらしさを感じさせないところが凄いです。船窓から抜けられなくなった場面やパリの裁判所の場面でのコメディエンヌ振りは、もう最高です。まさに、頭からシッポまで、マリリンのための映画でした。
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