「マリリンが語る女の本音が素晴らしい!」紳士は金髪がお好き 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)
マリリンが語る女の本音が素晴らしい!
言わずと知れた、あの マリリン・モンローの有名作。
ずっと前に衛星放送で観たかな〜 と言う程度でほぼ初見状態。
有名な話としてはマリリンがピンクのドレスで
タキシードの男性ダンサーを従えて歌い踊るシーンが
後にマドンナにオマージュされてる。
そのシーンの歌詞を聞くと、嗚呼!そうなんだよね
結局、今の世の中、そう言うことなんだよね。
とても共感できる曲でした。(歌詞については映画観てね)
マリリンの輝くような美しさはもちろんですが
親友役のジェーン・ラッセルと五輪選手団を模した
ダンサーたちとの体操競技のようなアクロバティックな
ダンスシーンが、楽しくて新鮮でした。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
なんと言っても1950年頃〜1960年頃の映画だし
マリリン・モンローは当時は男性に消費される
セックスシンボルの俳優さんだから
ジェンダー問題はこの際、ちょっと横に置いて
この時代の贅沢な映画の輝きと、男達を虜にした
マリリン・モンローの魅力を堪能出来れば良いかな〜
と言う様な気持ちで観てみたら、
これが結構今でも通じる立派なジェンダー映画として、
ちゃんと成立していて改めて製作陣を見直しました!
原作と脚本にアニタ・ルース と言う女性が入っていた。
だからなんだ!
女性は男性の飾り物的な扱いが
どこまで行っても変わらないことへの怒りが
コメディーの形を借りて織り込まれている。
映画のラスト近く、結婚に反対する恋人の父親にマリリン演じる
ローレライが言い放つ言葉
「親は自分の子供の嫁は美人でちゃんとした女性を望むでしょ!
女が同じことを望んでなぜいけないの!?」
マリリン・モンロー!舐めテーター
美人でちょっとおバカで可愛い女!
それこそ男性社会の都合に合わせて
作られたマリリンのイメージに
女である私自身が踊らされてたってことですね〜
ぜひ、一度ご覧くださいませ。