ロスト・イン・トランスレーションのレビュー・感想・評価
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パークハイアットと新宿、そして、しゃぶしゃぶ
表記のとおりであります、ただ、それだけです。
外人は、しゃぶしゃぶ、すき焼き、焼き肉、みたいな自分でやるのは、料理ちゃう、思うらしいです。
パークハイアットTOKYO泊まりたいですね。
ヨハンソンエロいですね。
主役誰やねん、みたいな感じですが。
スカみたいなストーリーです。
好き好んで来たわけではない日本で感じた孤独な心理を読み取る
総合:60点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
興味があったわけでもなく好きで来たわけでもない東京で、寂しさと虚しさを抱えたまま異文化に馴染めず戸惑いながら過ごしながらも、お互いに何かを感じた男女を描く。話題になったのが記憶に残っていたから数年前の作品かと思っていたらもう14年も前の作品だった。
誇張された日本が時々登場して日本人としてはしらける部分も多々あるが、外国人から見た彼らと異なる日本への印象という点ではそんなものなのだろう。そもそも日本について何も知らない彼らが所用があって滞在しているだけなのだから、異文化を理解しようとか楽しもうとする動機づけが最初から登場人物には弱いし、予想と異なり文化の違いを浮き彫りにすることが映画の目的でもないようだ。家族から離れて知らない町で何をすればよいかもわからないまま放り出された孤独さが異文化の中で強調され、そんな共通点を持つ2人が出会って共感を感じたことを描いている。
はっきりとした物語の流れがあるのではなく、映画は共通点を感じた2人のちょっとした交流と心情を日常の生活の中に散りばめて表現する。視聴者はその彼らの間接的な心の動きと感情を読み取る。そんな作品の意図はわかるし、ある意味での面白みはあった。
でも同時に退屈さとしらけた退廃的な雰囲気を感じて、それらはある程度は作品中の登場人物たちが感じたのと同じような感情にも感化されて、観ていて楽しいものではなかった。物語がはっきりせず動きが少ないのも、登場人物が努力をしているように見えず好感を持てないのも高く評価出来ない。
退廃的という点では雰囲気が『甘い生活』に似ているとずっと思いながら観ていたら、作品中のホテルの部屋でその甘い生活がテレビで放送されていて「マルチェロ」と呼んでいる科白があったので、製作者としてもやはり意識していたのだとわかった。スカーレットヨハンソンの美しさと、彷徨いながら我が道を探そうとする姿が映画では一番印象に残った。でも自分の進む道を失ったまま流され続けた甘い生活に出てきたマルチェロと彼女が重なる部分がある。東京に迷ったのではなく、彼らは自分たちが迷っていた、それを言葉の通じない異文化の東京に来たことで見つめなおし気づかされたのだ。
東京の憂鬱
こう見えるんだろうなあ、東京
ロマンティック?プラトニック?
公開当初から観たかった作品。
当時は脚本賞の所為か、アメリカ人から見た日本の奇怪さがクローズアップされてそれが話を支配してるのかと思ったら、それはあくまでも話のスパイスで、メインは中年の危機を迎えた男と、結婚の理想に苦しむ女の不思議な邂逅でした。
Sコッポラ監督作品ということも知らずに観ましたが、観終わって「この人(コッポラ)っぽい」と呟いてしまうほど、最近観た「somewhere」にテイストが似てました。
こーゆー、結局は結ばれないけど何かでつながってる人、というカップルを観ると、「恋人たちの予感」を思いだしてしまう。寧ろあのカップルより、こちらのボブとシャーロットの方が一緒に寝ることも無く、会ってたのも1週間程と、がつがつした欧米人からしたら有り得ない様なプラトニックな関係に、こちらも結構悶絶してました。で、そーゆー関係を描いた作品は、概ね好きです。
ラストもじんわりこみ上げてきました。
Sヨハンソンが若いっすね。透明感あるもんw
最後のセリフは・・・
ラストに抱き合いキスをした後に耳元でボブは何を囁いてシャーロットは何を承諾したのだろう?
お互い晴れやかに満足気な顔で素敵な別れ方。
B・マーレイは渋みが増しコミカルな部分にも愛嬌がありS・ヨハンソンは何本か観た彼女の作品の中でも断トツに可愛いし素晴らしい存在感。
東京のエキセントリックな街並みにダサい一般人から対照的に東京のカルチャーを担ってる?た?著名人が何人か登場しオシャレ好きには嬉しい感じ!?
マッサージの女性の熟女具合に普通は若い娘だろうっとツッコミを入れたくなったり基本的に日本人側の演技が過剰にも!?
病院の婆さんとの遣り取りは凄く自然でアドリブ感が素晴らしく後ろのオバさん共々笑える。
同じ国で生まれ環境も年代も違う分、出会うことも無かった男女が見知らぬ地で出会い親子とも不倫関係とも違う素敵な出会い方をして余計に切なくなりでも最後は何か幸せで癒される恋愛映画だな、と。
CM撮影に訪れた中年俳優。カメラマンである夫に随行してきた若妻。お...
外国人から見た日本の不思議
ニューヨークグリルのシーンが好き
alone in confusion
普段から日本の変な所に目をつぶって溶け込んで来たので、西洋目線でまじまじと描かれると心苦しくなります。また、自分らを基準とする西洋人の上から目線もイラっとします。しかし東京文化を、茶化し過ぎず、美化もせず、ただ「違う」のだと、ありのままを映しているほうかなと思いました。Bill Murrayのリアクションで、笑いに変えてくれて救われます。
滞在ホテルの部屋の散らかり具合が、CharlotteとBobの心の有り様のようでした。大学卒業して結婚したは良いけど夫は仕事に夢中で孤独なCharlotte。家族との距離を感じ、仕事も下降気味、映画ではなく、ギャラの良さだけで日本のCMに出演しているハリウッド俳優のBob。これから先の人生どうしたらいいか分からない、と悩む2人が、これまたグチャグチャした都心で彷徨います。
大都会には、遊ぶ所、時間を潰す所が沢山あります。しかし何をしても孤独は埋まるのではなく、忘れるだけなのです。混沌の中でも、人の孤独を癒すのは人でしかない、ということでしょうか。
日本の商品を国内で宣伝するのに、わざわざハリウッドスターを使う日本企業。黒髪を脱色して街を闊歩するギャル達。似合いもしない?格好をするロックンローラー達。何故バーのミュージシャンやスポーツインストラクターが外国人なのか。西洋への強烈な憧れから、アイデンティティを失い、このグチャグチャに混雑した風景同様、日本人も血迷っているように見えるのでしょうか。しかし外国人が思うほど、迷ってはいないのですよ。取り入れて発展させるのが上手いのです。古都へ行けば、日本にしかない静寂と伝統は残っています。(今や京都も年中混雑してますが。)
都心の風景、と言っても建築物や看板ですが、結構変わったな、と思いました。
Scarlett Johansson、ピンクのウィッグが似合い過ぎ(o^^o)。
Tokio!!!
監督の日本に対する驚きと興味を感じた
薄々わかってはいたけど、アメリカ人に日本はこういう国として写っているのか...ってちょっと愕然とちゃうよね。こんなダサいですか?こんな変ですか?っていう。日本人通訳やカメラマンの拙過ぎる英語とか、藤井隆のワケのわからないテンションとか、しゃぶしゃぶ屋の無愛想な定員とか、なんか心地いいものじゃなかった。そこまでじゃないでしょ。誇張が過ぎるよー。
私は日本が大好きで大好きで堪らないって人間じゃないけど、それでも自分が住んでる文化が異質なものとして堂々と扱われるのはけっこう不快。まぁ、日本人が変であればあるほどロブとシャーロットの融け込めなさが浮き彫りになるし、それでこそのドラマチックな展開だったんだろうけどさ!いいさいいさ!
でも一言で「日本」とか「日本人」って言っても、ほんとにいろんな要素があってさ。
眩しい賑やかさの奥に埋もれている都会の寂寞。
同年代の人間がとてつもなく小さくて下卑た存在に映る瞬間。
同じものでも誰と見るかで増減する感動。
全く異質なものも受け入れられる、若者特有の優しいだらしなさ。
ひらりひらりと身を翻すように躍る、大人特有のウィットに富んだ会話。
そういう細かい要素が一つ一つ丁寧に描かれていたから、観終わって嫌悪感ばかりが残ったわけでもなかった。まぁ変なら変でいんじゃね、別に、っていう、半ば開き直り的な地点に不時着。
日本人inアメリカでも、パキスタン人in韓国でも、バチカン市国人inミャンマーでも火星人in地球でも、まったく同じストーリーの映画が作れただろうなー。でも、これだけ多種多様な日本人を隅々まで捉えるって、相当こだわらないとできない。日本に来たときかなりの衝撃を受けて、たくさん調べたんだろうなぁ。そういう点でやっぱりソフィア・コッポラ監督はすごいと思う。やりおる。
2003年の東京
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