「言葉の通じない環境として作品の舞台に選ばれる日本。。」ロスト・イン・トランスレーション movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉の通じない環境として作品の舞台に選ばれる日本。。
英語話者アメリカ人から見た日本。
そう思うよねそりゃ。
英語を話せる日本人少なすぎるし。
文化が豊かな国でありながら、その意味を英語で説明できる人はとても少ない。
やけにハイテンションで中身薄なテレビ、裸が普通に載る雑誌、接待の方向性が性的、通訳が意味をなさない会話。外国人からしたら意味不明な事ばかりだろう、日本人でも思います。
元々中年の危機に陥っていた孤独感は、言葉の通じない国でより一層深まり、本当は映画に出たいとか、育児に忙しい妻に栄養のあるご飯を作って貰ったりちやほやされたいとか、現実への不満が出てくる。
家庭を持つ既婚者の世界に足を踏み入れ2年のスカヨハもまた、忙しい夫の留守番をしながら孤独を深めていた。イェール大の哲学専攻で同年代のキャピキャピ系の理論的でない話に興味が湧かない。でも実は、大学出たてでまだ若く、開放的な気分にもなりたい歳。
悩みを持つ眠れない者同士、ハイアットのバーで見かけるうち、共感とテンションが心地良く、時間を共にしていく。
ただの芸能人キモオジの女遊びにならず、静かに共感し合う心の交流が良かった。
CMディレクターのダイヤモンドユカイの熱さが全く伝わらない無能通訳のおかげで、2人の交流は育まれたと言っても過言でないが、映画に出たい仕事に繋がれば良かったのに、サントリーウイスキーのCM1本と延泊しての藤井隆トークショー参加で終わってしまった。
しゃぶしゃぶを最低なランチ、自分で調理するなんてと言っていたが、肉質は楽しめたのかな?肉質の違いだけの日本語メニュー、それはわからないよね。
現在の日本はまずい店ほどインバウンド向けに英語メニューで高価格。背景は中国韓国資本も多い。
日本を知りたいのなら、日本語のみのようなお店で通訳付きで食べて欲しいかな。
最後にパパラッチに撮られたりあるかなと思ったがないあたりが落ち目俳優なのだろう。
このくらいの演技でオスカー取れるなら、日本人わんさか取れるよ?と本当に思った。
スカヨハは内心色々考えていても抑えた演技をするけれど、言われてるほど演技上手いなとは思わないかな。