「迷子の男女のオシャレ映画。でも抽象的すぎない」ロスト・イン・トランスレーション ぽぽさんの映画レビュー(感想・評価)
迷子の男女のオシャレ映画。でも抽象的すぎない
外国人から見た日本について、字幕化するとこういう表記になるんだな〜と勉強になった。
オシャレ映画は雰囲気だけの難解モノが多いけど、この作品は何を伝えたいのかきちんと伝わってきた。どこか満たされない思いを抱えた男女が英語の通じない異国で出会い、心の隙間を埋め合っていくうちに、見失っていた自分を取り戻していく…。
洋画でよく出てくる謎日本ではなく、ありのままの日本が描かれているところも良かった。確かに客観的に見たら日本のここって変だよな〜と気付かされた。(性接待やら、自分の名前を叫んでいるだけの選挙活動やら…。)
エンドクレジットではっぴぃえんどの「風をあつめて」が流れていたし、この監督、言葉が通じなくてもセンスの良いものちゃんとセレクトしてくるな〜!エグゼクティブ・プロデューサーには親父さんの名前が。父親譲りの才の持ち主だわ。
藤井隆のマシューの扱いは少し雑だったけど…!あの人もっと面白い人なんだってば〜!!
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