「ラストの囁きはなんだったのかな?」ロスト・イン・トランスレーション だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの囁きはなんだったのかな?
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2023年に映画館で鑑賞。公開時は田舎にいたので観られず、その後レンタルとかしてまで見ようとはしてなくて。
字幕翻訳は松浦美奈さま。ヴァージンスーサイズに続いて。
ほぼ20年前だからビル・マーレイの若いこと!スカヨハはもちろんのこと、中高年男性の50代と70代って、当然ながらこんなに違うんや…という。
2004年って、わたしもまだ22才だからさ。
東京の夜景が、きっと2023年とは違うんだろうけど、はたちごろの私が憧れた“かっこよくておしゃれなTOKYO”に近かった。ソフィアコッポラが異国として味わったイメージと、地方の女の子が憧れたイメージが近いって、なんなんだろうか。異国くらい遠く感じてたのかな。
ダイアモンドユカイ演じるCMの監督のセリフを、ほぼ無視した翻訳が酷いなぁって思った。そこがミソなんだろうけど。監督がわめいてることと、二流感のある通訳者のいうことの差を、意味がわからんまま感じる違和感みたいなものが、多分テーマだもんね。
すっごくおもしろかったかというと、そうでもないんだけど、テーマ的なものを、直接的な言葉ではなく、会話でもなく、状況の描写の中から浮かび上がらせるのが上手なんだなぁっておもった。
ラストの雑踏の中で、ビル・マーレイがスカヨハに囁いたのはなんだったのかなぁ。
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