劇場公開日 2004年4月17日

「ロマンティック?プラトニック?」ロスト・イン・トランスレーション クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ロマンティック?プラトニック?

2018年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

萌える

公開当初から観たかった作品。
当時は脚本賞の所為か、アメリカ人から見た日本の奇怪さがクローズアップされてそれが話を支配してるのかと思ったら、それはあくまでも話のスパイスで、メインは中年の危機を迎えた男と、結婚の理想に苦しむ女の不思議な邂逅でした。
Sコッポラ監督作品ということも知らずに観ましたが、観終わって「この人(コッポラ)っぽい」と呟いてしまうほど、最近観た「somewhere」にテイストが似てました。

こーゆー、結局は結ばれないけど何かでつながってる人、というカップルを観ると、「恋人たちの予感」を思いだしてしまう。寧ろあのカップルより、こちらのボブとシャーロットの方が一緒に寝ることも無く、会ってたのも1週間程と、がつがつした欧米人からしたら有り得ない様なプラトニックな関係に、こちらも結構悶絶してました。で、そーゆー関係を描いた作品は、概ね好きです。
ラストもじんわりこみ上げてきました。

Sヨハンソンが若いっすね。透明感あるもんw

クリストフ