「母の愛と家族愛」リトル・ダンサー りかさんの映画レビュー(感想・評価)
母の愛と家族愛
やはり、母親の存在は大きいのだ。
父親は、心ここに在らずの日々を送り、
ただただ長男や職場の同僚とストに行く。
長男トニーはある意味純粋か?
真面目にストに励む。
次男ビリー、母が恋しい11才。
おばあちゃんのお世話を任せられながら、
時折正気に戻るおばあちゃんから、
ダンサーだったことを聞かされ、
大好きな母さんも踊ることが
好きだったことを聞かされつつ、
父親に苦手なボクシングに通わされる。
その隣でバレエ🩰の練習があるという
でき過ぎた展開❣️
そもそも、人の顔を思いっきり殴る行為、
馴染めない人はボクシング🥊できないと思います
そんなことより、
ダンスの方がバレエの方が楽しそう、と
そっちへ行っちゃう。
女の子ばかりの集団にも怯まない。
身体が自然に動くのか。
鍵を渡しに行っただけなのに、
指導する先生も先生で、
あなた邪魔よ、とか、男の子でしょ、出て行って、
とか、言わない。
言えば反対に、関係ない❗️と。
足のサイズは?と
トゥシューズを履かせてくれる。
あるがまま、なすがままに。
ただ、50ペンス持って来てね、と声かけ。
翌日から父に貰うボクシング代の50ペンスを
バレエの先生に払い
集団に混じってバレエ練習。
このウィルソン先生、見た目と違い、
なかなか熱心で見る目のある方。
高圧的な父と兄に叱られたり殴られたりする
毎日を送るビリー、寂しい。
おばあちゃんは目を離すと直ぐいなくなり。
寂しくて母のお墓参りに行くと、
なぜか汚されている。
誰のしわざなんだろう?
ビリーの親友マイケルは
女の子みたいに色白で可愛いお顔立ち。
ワンピ着て出て来た時、
女の子だと思った。
バレエしていることが父にバレてしまい、
先生と相談すると、
ロイヤルバレエ団のオーディションを受けない?
というまさかの言葉。
えっ、信じられない⁉️
先生との個人レッスンが始まる。
みるみるうちに上達して行くビリー。
だけど、ストへの警察の弾圧が強まり、
組合のリーダーの兄が逮捕され、
そのゴタゴタで
オーディションを逃してしまう。
先生が会いに来て父と対面。
父と兄にこっぴどくバレエを否定され、
先生にも失礼な態度。
先生とのレッスンはしなくなったが、
マイケルとのバレエごっこを父に見られ、
父の前で思いっきり踊り出す。
ビリーに才能があるとわかった父親は、
ウィルソン先生に掛け合い、
オーディションのことを聞き、
父親の自分が責任を持つと断言し、
信念を曲げてまでビリーの為に
金を稼ぐ道を選ぶ。
ビリーの為なら他にも方法があると
一緒に慟哭する兄トニー、
おばあちゃんも覚醒したのか。
しっかりして来た。
おばあちゃんは最初から応援、理解者。
父と共にオーディションへ。
審査員の前で踊り、最後の質問で、
踊るきっかけとなったのは?と聞かれ、
さあっ❓とだけ。
私は、母親だなと思ったけど。
踊っている時の気分は?と聞かれ、
電気みたい、何もわからなくなってしまう、と。
なぜか驚く審査員。
ビリーの合否を心配する父、兄、おばあちゃん。
旅立つ別れが辛そう。
父とトニーは、仕事再開でまた地下に潜って行く。
父と兄が普段と違うコート姿で赴いた先は?
入り口で、ビリーに家族が来たと伝言してと頼み、
座ると隣には成長したマイケルが。
時の経つのをわからせてくれる。
そして、舞台に現れたのは‥‥。
🩰やはり、ビリー少年役、ジェイミー•ベル、
幼少期よりバレエに親しむ、納得。
🩰成長したビリー役、アダム•クーパー、
世界に名だたるバレエダンサー、納得。
🥊儲けが労働者の給料よりも少ないゆえの
ストライキ。
出口の見えない日々を送る父と兄にとって、
ビリーが希望の星⭐️になって行ったのでしょう。
🇬🇧移動図書館でバレエの本をくすねる際のあの
お尻丸出し男性。どこにもいろんな人がいますね。
🇬🇧デビーちゃんのあの発言⁉️先生泣くで😱
成長したデビーちゃんも観たかった。👩🦰
マイケル、ゴッツなって、子供の頃可愛かったのに😢
しかし、父親、激しいな、
何もピアノを木っ端微塵にしなくても。
2024/10/23•24映画館で鑑賞❣️
共感、コメントありがとうございます。父と兄の仕事のその後、気になりますね。地下に降りるエレベーターのシーンは不吉な予感しかなく…。実際、次々と炭鉱は閉山になっていったようですが、バレーを見に来た二人の身なりはきちんとしてました。新しい職を見つけたのか、ビリーが仕送りをしているかでしょうか
いえいえ、その説、なんだか余計いいなと思います。
もしかしたら妻の不在でちょっと沈んだままの自分との訣別なのかもーなんて、さらに妄想笑
いろいろ膨らんでたのしい^_^
ありがとうございました。
コメントありがとうございました。
うわ〜2回もー!羨ましいな。
薪の話、そういう見方も、なるほどです。私は、てっきり本当に経済的困窮で、でもビリーにバレエをさせてやりたい父の仕方ない決断かと思っていましたよー。形見を持ち質屋にも出入りしてたので。
そうですね。妻(と母)の死は深い影になっていたんでしょうね😭
父さん、だんだんとビリーの為に自分と向き合ってよくがんばったとおもいます。いい話でした。
コメントありがとうございます。
翌日に2回目を観たのですか?
「リトル・ダンサー」
1984年。今から40年前の映画が、そんなにも色褪せずに
変わらず感動を観客にもたらすなんて。
私は実は赤平市という炭鉱の町で生まれました。
ストライキとか、日本人はしませんよね。
父親は別の職種でしたが、ガス爆発で何人死亡、そんなニュースが身近でした。「フラガール」もですが、炭鉱町って独特です。
おはようございます。
名作ですね。
お母さんを亡くしたビリー。それでも家族は凸凹でも
、お父さんは不器用でもビリーを愛している。
おばあちゃんも絶妙でしたね。
(映画館での鑑賞、素敵ですね)