リンダ リンダ リンダのレビュー・感想・評価
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とてもシンプルなストーリー。 いつまでも色褪せない青春映画。 「ソ...
とてもシンプルなストーリー。
いつまでも色褪せない青春映画。
「ソンさん! バンドやんない?」
「ボーカルでいいよね?」
「やるのブルーハーツたから」
「嫌じゃないよねー」
邦画の女子青春映画の名シーンだ。
4人がなんか不器用でカッコいい。
映画『リンダ リンダ リンダ』は2005年7月23日の公開。
2005年は、YouTube設立、教皇ヨハネ・パウロ2世が死去、イスラエルがガザ地区から撤退、島根県議会で「竹島の日」条例が成立し、韓国の反日感情が高まった年でもある。
3月17日、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が「対日4大基調」(新韓日ドクトリン)を発表し「対日外交戦争」政策始まり、5月は、日本韓国両国の歴史研究の合同会議が開かれて歴史認識の違いが明らかになった。
6月1日には対馬沖の日本の排他的経済水域内で違法操業をしていたと思われる韓国の漁船を海上保安庁の巡視船が拿捕したり日韓が多少なりともピリパリしてた年。
また、日韓国交正常化40周年でもあり「日韓友情年2005」として両国で盛大に様々な交流事業を行おうとした文化面もあった。
そんな年に韓国の人気女優ペ・ドゥナを呼んで、前田亜季、香椎由宇、ロックバンド「Base Ball Bear」の関根史織が共演する作品が作られた。アメリカのロックバンド「スマッシング・パンプキンズ」のギタリストとして知られるジェームズ・イハが音楽を担当し 見てても 聴いてても心地よい作品。大きな事件なんて起こらない。
ちなみに日韓と言えば、東方神起の日本デビューが2005年4月27日、BoAは2001年に既に日本デビュー、KARAや少女時代の日本デビューは2010年だ。
後の2012年の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸で日本デビューが高まっていたAFTERSCHOOLが被害を受けた印象が多々ある。
ソンが考えたバンド名 Paranmaum(パーランマウムは、韓国語で「青い心」を意味する。(파란 마음 青い心 = BLUE HEARTS)は、ペ・ドゥナ、香椎由宇、関根史織、前田亜季がメンバーを演じ、劇中で演奏する楽曲もリリースされた。
CDリリース:映画公開に合わせて、メンバーが実際に演奏したCD「we are PARANMAUM」が発売。
ブルーハーツのカバー曲に加え、オリジナル曲も収録されて、松本隆が作詞、白井良明(ムーンライダース)、和田唱(トライセラトップス)、Theイナズマ戦隊が作曲を担当。
ボーカル::ペ・ドゥナ(1979年生まれ)
ギター::香椎由宇(1987年生まれ)
ベース: 関根史織(1985年生まれ)
ドラム::前田亜季(1985年生まれ)
あまり寄り添えなかった
良い噂をよく聞く青春映画で、ずっと観るつもりはなかったのだけれど、いい加減観といたほうがいいかと挑んだ。
というのも、年をとって青春映画が面白く感じるようになったからだ。
若いときは、自分は青春映画を観ないけれど、どこかの若者が観ているのだと思っていた。しかし気付いた。青春映画はもう青春ではなくなった人が観るジャンルなのだと。
何か似たような青春を過ごした(ような)気になる、ノスタルジックなジャンルなのだと。
逆に言えば、青春映画は苦手だという人は、どんなに体が大きくなっていても、まだ心のどこかで青春中なんだな。
そんなわけで、近年は普通に青春映画を観るし、むしろ好きなジャンルになったわけだが、評判のいいこの作品はあまりハマれなかった。
特にここがダメとかいうところはなかったのだけれど、どこを観ればいいのか焦点が定まらなかったのかもしれない。
キャラクターの心境にイマイチ寄り添えなかったような感覚だ。
青春映画の醍醐味は、若さゆえの過剰な熱量からくる頑張り、もしくは暴走だと思う。
本作にも物語的にその熱量は確かにあったのだが、肝心の描写が薄かった。
自分の中で、頑張る若者を応援する親の目線も、当時の自分に重なる目線も生まれなかったのだ。
少々酷い言い方をするならば、動物園の動物を見ているような気持ち?。
もしかすると自分が「音楽好きじゃねえ」からかもしれないなとは思う。
青春映画の大傑作!
高校生活で何かに打ち込んだとか楽しいと思ったことはほぼないので、青春学園物は基本的にあまり好きではないのだが、私の娘が高校生の時、軽音部で一生懸命取り組んでたのを見てたこともあり、この映画はなんかスーッと心に気持ちが入り込み穏やかに映画を楽しめた。
ブルーハーツは有名アーティストの中で珍しく音楽配信を許可してないので今の時代は簡単にアクセスできないが「リンダ リンダ」も「終わらない歌」も久々に聴くとノレるし沁みてくる。
ブルーハーツを演奏することもソンをヴォーカルにしたことも偶然だったが、4人の練習に取り組む姿とさりげない友情がいい。又取り巻く他の生徒たちも先生も皆、何も飾らないところがいい。学園祭のさなかにありがちな交際申込みの告白をする松山ケンイチも初々しい。ペ・ドゥナは今や世界的な大女優になったがしっかり日本の高校生を演じた。夜、誰もいない講堂のステージでメンバー紹介をするシーンとラストの歌声は感動ものです。香椎由宇もほぼデビュー当初だったのだろうが等身大の高校生として美しく存在していた。今後も役に恵まれればまだまだ大成するチャンスはあるのではないかと思う。
とっても記憶に残る映画として私のライブラリーに入りました、。
いつかの懐かしい風景
やっぱりブルーハーツは熱い
青春の海鮮丼やな。全部乗せや。
恋あり友情ありそして学園祭。もう最高や!
せっかくスクリーンで4Kでやるので観とくか。
ん?2Kなの?まぁしかたない。映画館の事情があるし……でも音はいい。うん。スクリーンで観ていなかったんだからそれで良し。
個人的なポイントではお盆休みにメガネを買ったので4K超えて8K通り越して月にあるアメリカ国旗が見える勢いでクリアになったので良しですわ。
改めて見直すといいね。すばらしいね。
当事者の高校生あたりだとダルかったりてんてこ舞いで上手く行かなかったりとかで後々なってから笑い話のネタのひとつにでもなったりで青春の1ページに思えるし、いい想い出のない人にしたら共感出来ないしそんなん無い無いって視野の狭い感じに観えるんやろな。
当時はTHE BLUE HEARTSを踏まないで過ごしました。TVでそう、夜ヒットかな?パフォーマンスが受け容れられなかったのでパスをしました。
時を経て歳を取ってから改めてしっかりと聴きました。
こんなにもいい歌をスルーしていた自分を情けなく思い後悔を感じましたね。
ソンちゃんがいいね。主役だからあたり前なんだけど、たたずまいもいいし表情も間も良い。
それ以外のキャラもまさに青春の1ページやね。
本番のステージもいいけど練習中の歌唱演奏も良い。
青春は学生のものではありません。幾つになっても味わう事が出来ます。
プチでいいので味わってみては?プチ青春を。
早く歌を歌うべきだ。
『スウィングガールズ』をリスペクトして、『けいおん』にリスペクトされている(?)。
従って、
演出家はどこにでもいる『ジャパニーズDNA満載の人』。
インスタントけいおんバンド♥️は良いが
僕は『放課後ティータイム』の方が良かったなぁ。
元々、みんな楽器は出来るし、歌もうまいのに下手くそにわざとミスる。
また、
どこかの国の演出家を真似てオフ・ビートを装うのは良いが、シャレが利いていない。また、登場人物が多くて相関関係を理解するのが物凄く難関。
四人の話なんだから、『けいおん』みたく親すら出てこない設定にすべきだと思った。
だって、付け焼き刃の泥縄式の文化祭のバンドの話なんでしょ。こんなうまいわけないし、早い話がいつまで文化祭やってんだ。って事かなぁ。
結局、14分くらいの映画。
まぁ、僕の高校時代って50年も前だ。
前田さんのドラムはうまいと思うが。我が『血のつながった知り合い』と我が『尊敬する司書さん』がこのグループを好きなので(?確か)評価する。
最後のオリジナル『終わらない歌を歌おう』っていい曲だ。
みんな若くてまぶしい。
留学生って「あしたの少女」や「私の少女」のぺ・ドゥナだったのかと気がついてビックリ。香椎由宇もめっちゃ若い。松山ケンイチも小出恵介も、出てくる役者たちみんなが、若くてまぶしい。
そうした、彼女たち彼らたちを、宿直室で漏れ聞こえてくる彼女たちの演奏を聞く、顧問の甲本雅裕のような眼差しで観てしまう映画だった。
自分にも軽音に入っていた時代がある。集まっても何となく気持ちが揃うまで、バラバラに好きなことやってたり、休憩からおしゃべりタイムになってそのまま寝てしまったり…。これってあるあるだよなぁと思いながら、蘇ってきたのは、スタジオ代わりに使っていた友人宅のプレハブの2階の風景だった。
途中で、ベースの彼女が、ライブは夢中でやってるから覚えてないけど、こういう瞬間は忘れないみたいなセリフをいうところがあるけれど、とても納得。
文化祭の準備から本番の数日に絞った展開も、よかった。
そういえば、題名はよく聞くけど、どんな映画かな?と思って、気楽に見始めたのだが、文句なく好きなタイプの映画。
ブルーハーツはやっぱりいいね。
高校生活!!!!
青春やん
あの頃ブルー・ハーツを・・・‼️
最近、多作な印象のある山下敦弘監督のキャリアの中で一番好きな作品ですね‼️女子高生たちが即席でバンドを組み、3日間猛練習して、文化祭の最終日に演奏する。ケンカしてボーカルがバンドを離れ、急遽、韓国からの留学生をボーカルとしてスカウト‼️ただそれだけのストーリーなのに、この作品には不登校だった人以外のすべての人が "あの頃" に感じた空気感というモノが満ち溢れてる‼️みんなが一生懸命準備してた喧騒感や、前日の夜に学校に寝泊まりしたときのあのドキドキ感、そしていざ出番を目前に控えたときの緊張感‼️そして文化祭が終了した後の誰もいない教室や下駄箱、雨上がりのプールサイドや校庭を映し出すエンディングもノスタルジックの極致ともいえる素晴らしさ‼️ ''終わらない歌" や "リンダリンダリンダ " といった選曲のセンスもホント神がかってます‼️いつ観ても変わらぬ、このノスタルジック感が大好きなんですよねぇ‼️
今観て古臭い感じ等無いイイ映画です!
見所すらわからん
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何の変哲もないどーでもいい女子高生4人がバンドを組んで、
何かの大会だかイベントだかでブルーハーツの歌を歌う。
だから何?って感じのつまらん映画。
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バンドを組んで演奏するという目的があるにはあるが、内容は典型的な徘徊型。
中途半端な人間が生半可な気持ちでバンドするどーでもええ話を、
わざわざ映画で見る理由が見つけられなかった。
とにかく緊張感がなく、バンドをやるという情熱が一切感じられない。
こんな奴らに一体誰が感情移入できるのだろうか?謎。
最後、寝過ごして大雨の中を濡れながらイベント会場へ向かう。
それ何も感動しませんけど。寝過ごす程度の気持ちなんでしょうが。
それに、もっと楽器を大切にせえっての。
演奏も普通で何も感動なし。ブルーハーツの名曲が泣いてるわ。
時間を返せ、金を返せって感じ。
もし今の若い世代がこんなので感動するようならば、
日本に未来はないとまで思ってしまったわ。
他のものを投げ打って全力で頑張る姿こそが感動を呼ぶんちゃうんかの?
これ以上にない日常映画
先日秘密の森を観終わって、ペ・ドゥナに魅了されてしまった。
ずっとAmazonビデオのウォッチリストに入っていたこの映画は無料になるのを待っていたのだけど、ぺ・ドゥナが出演しているとを知り急遽407円を支払って見ることにした。
正直だいぶ期待していたのでがっかり感は否めない。
物語は起承転結も盛り上がりも全くなく、女子高生の日常をひたすら描くものだった。
どこを切っても日常でおそらく二十代の人が見るとつまらないと感じてしまうかもしれない。
こんなつまらないことがすごく楽しかったんだなあと、若かりし頃を懐かしむ歳になった者はきっとこのなんとも退屈な映画もキラキラしたものに感じたのではないだろうか?
映画としては甚だ疑問ではあるが子供たちの普通の日常が実はとても大切な日々であることを今になって感じさせてくれたこの物語を評価したいと思う。
ところで香椎由一人垢抜けすぎていたのでもう少しバランスを取る必要があったのではないだろうか?ちょっと浮きすぎなんだけど。。
面白いですか?
歳とともに涙もろくなったのか
最後の(パーランマウムの)「リンダリンダ」では涙が滲(にじ)んできて困った。
ずっと、なぜ、よくわからないビデオ撮影のシーンを入れるのかと不思議だったのだけれど、「ああ、監督は学生の頃、こんな感じで映画を始めたのかも」と思いついた。そして、担当の先生に、今の(つまり作った当時の)自分を重ねていたのではないかと気づいた。
実際に、ゆるーくて、自由な学園祭や文化祭を経験した人は幸せだ。その人たちはこの映画を他の人の何倍にも楽しめたのではないだろうか。(逆に言うと、そうでない人たちにはこの映画のよさは伝わりにくかったのかもしれない、と他の人のレビューを読んで思った)
今回20周年ということで、リバイバルのこの作品を見て一番思ったことは、やっぱりもう一度、高校の頃を(今の自分のままで)経験してみたいなあ、ということ。
最初のレビュー
先生の昔ばなしのシーンが2番目に好きかも。
一番はソンさんが、みんなを紹介するシーン。
名作!!!
〈追記〉
4Kリバイバルされて3回目の鑑賞。先日とてもよい映画だったのに、引っ張りすぎて少し残念だった作品を見たので、この映画の完璧さに改めて感動。高校生達の表情や会話のタイミング、パーランマウムの「終わらない歌」からブルーハーツの「終わらない歌」のエンドロールまでの流れなど、監督が語っていた通り奇跡の一本なのかもしれない。
懐かしい思い出の日々👏
“日本のカウリスマキ”とまで評価される山下敦弘監督。アイドル系女優までも脱力系ギャグに浸らせる・・・
ザ・ブルーハーツには全く思い入れがないのですが、ここまでやられると帰り道に口ずさんでしまいました。バンドの練習というのは、飽きて嫌になっても更に繰り返し練習が必要だから、知らず知らずのうちに脳内に記憶されるのでしょう。彼女たちの練習風景の初日、2日目と、徐々に上達していく様が妙にリアルであり、彼女たちの音楽に真剣に打ち込む様子を覗き見ていた教師の視線にさせられてしまう。個人的にも学生時代はバンド音楽に明け暮れていた経験からすれば、このリアル感は見事な演出だったと言わざるを得ません。特に、男のバンドだったら、ミスをすれば怒り貶すところを、女の子バンドらしく良かった点を褒め合うところ。うまく女の子バンドの特徴をとらえていました。
コンサートを成功させる青春映画は多いけれど、この映画の特筆すべき点はボーカルに韓国留学生ソン(ペ・ドゥナ)を起用したことと、結成からコンサート本番まで3日間しかないといったことでしょう。明らかに「普通の映画は撮らない(と言ったかどうかは知らない)」監督のこだわりが感じられました。特に3日間という期間では、バンド内のトラブルや個々の葛藤などを描く必要はなく、ただ迫り来る本番のために「猛練習あるのみ」の世界だ。アクセントとして、ちょっとだけ恋愛感情を絡めた部分もあったが、短期間の焦りを表現するストーリーではかすんでしまうほどでした。
映像では、コンサートと平行して、学園祭に出たゴミとかプールとか意味不明の映像を絡めてましたが、これは恵の元彼がアメリカ国家をギターで弾いたシーンを考えると、『ウッドストック/愛と平和と音楽の3日間』のジミ・ヘンドリックスの演奏をオマージュしたに違いない。偶然なのだろうか、このイベントも3日間だ。
やはり、ペ・ドゥナはいい。日本語も思ったより上手かったし、歌が上手くなっていく様子もなかなかできるものではない。前田亜季もよかったし、いつも山下監督とタッグを組んでいる俳優山本浩志もワキで存在感を発揮していた。繋ぎで歌った湯川潮音のソプラノも最高です。
【2005年8月映画館にて】
全151件中、101~120件目を表示
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