「人は皆、死に直面して素直になれる」海辺の家 としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
人は皆、死に直面して素直になれる
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人は死に直面して初めて素直になって、変わることができる。
主人公演じるケビン・クラインは脳腫瘍で余命幾ばくもないとないと知り、別れた妻に素直にいまだ想いがあること、後悔している事を告白、息子と家を作り、その家を自分だと思ってもらう事で自分の人生を締めくくろうとします。
その姿勢に反抗していた息子や、最初は毛嫌いしていた元妻、彼を変人扱いしていた近所の人々も、やがて段々と彼を通じて和となり、家造りというイベントでその周辺に完全なる調和をもたらします。
自分もこのとしになって、考えるのだが、もう半分は折り返した。
人生の最後に何かを成し遂げたいという気持ちは痛いほどわかる。
しかもいきなり、勤務先を解雇されたりしたら、余命4カ月ってわかったら、もう夢を実現させるしかないって思っちゃうよ。
んで、選んだ道は息子と新しく家を建てる事。
別れた元妻に引き取られた息子はグレて薬はやるは、売春はやるは顔中ピアスだらけの超今どきのバカ息子。
なんとかして引きずり出し、夏休みに自分と一緒に家を建てさせる。やっぱり男同士ってなんか行動でしかわかりあえないのかも。
最後はすこし、涙がでた。
結構あり物のストーリー。
原題が「Life as a house」なのです。
ぜんぜん邦題の「海辺の家」って違うんですが・・・・。
家を通しての人生ってかんじでしょうか。
SWでデビューする前の、ダースベーダーを演じたヘイデン・クリステンセンが出てるって聞いて観たのですが隠れた名作でしたね。
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