グッバイ、レーニン!のレビュー・感想・評価
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ストーリーは本当に素晴らしいと思うのですが、何か今一つ映画として、...
ストーリーは本当に素晴らしいと思うのですが、何か今一つ映画として、のめり込むことが出来なかった。
すごく昔に見たけど、 今でも覚えてるくらい 素敵な作品だった! 風...
すごく昔に見たけど、
今でも覚えてるくらい
素敵な作品だった!
風景とかもどのシーンを
切り取っても綺麗だった
この作品の監督さんの
他の作品ももっと見たい
なんかいい
共産圏の崩壊、貧困、親の死、一つの時代の終焉など、マイナスで暗い要素がたくさんあるはずなのにそれを感じさせない設定だった。すべてのキャラクターがどこか憎めなくて、それぞれがいい味を出していた。親を思って一見馬鹿らしいことを必死に続けながらも、嘘をつき続けることで疲弊していくところもあって、揺れ動きながらも最後まで母親への愛を貫き通したところに胸が熱くなった。当時まだ生まれてなかったけども、激動の時代の一部を観て本当に現実離れしたとんでもないことが起こっていたんだなと感じた。
優しさに満ち溢れ
国の情勢と、それによる人の動きを見事に掛け合わせた作品だ! 主人公は母親を悲しませまいとフェイクをかけるのだが、それが正解か不正解に関わらず、優しさに満ち溢れていて、見ていて気持ちがいい。必死に頑張っている姿は可愛らしく、可笑しく、時に悲しい。
母のため、息子は奮闘する。
東西ドイツの融合を背景に母にショックを与えない ように孤軍奮闘する話であるが世相を反映した 面白い作品ではある。 母の為、馬鹿馬鹿しいまでに奮闘する姉と弟。 抗えない世の中の動きに対して戸惑いながら 何とか前向きに生きる主人公。 ベルリンの壁崩壊を実際に経験した人達には リアルな感情移入が出来るはず。 しかし日本人には? みて判断してください。
観てから数日たつのであまり覚えてないがベルリンの壁が壊された時のあ...
観てから数日たつのであまり覚えてないがベルリンの壁が壊された時のある家族の物語。 事件の丁度その時主人公の母親は植物状態であったが革命が終わってから意識を戻す。 共産主義的であった母親をショックたらしめんために主人公は植物状態になる前のドイツ背景を工夫したりと大忙し。 最後は母にばれる。 あと母親のへそくりを探し当てたけど、その通貨はもう使えなかったんだよな。
発想の勝利
舞台は冷戦時の東ドイツ。西ドイツに亡命した夫を追うことができず、子供二人と東ドイツに残った女は、息子がデモに参加して憲兵に捕まったところを目撃したショックから意識をなくし長期入院。その間にベルリンの壁が崩れ、東西ドイツが統一。再びショックを受けると死ぬと医師に宣告されている母を家に引き取った息子は、部屋の中を昔のままにし、テレビもビデオを駆使して古い情報を流すなど、現状を知られないよう奮闘。やがて、窓の外にコカ・コーラの横断幕を見つけた母。次第に色々なことが母に漏れていくが、最後まで息子は軟着陸を目指し、母も息子に付き合い、幸せそうに息を引き取る。
一夜にして生きていく環境が変わる様を、家族のドラマを通じて丁寧に面白く、そして切なく描いている。
息子の恋人役の女優が印象に残る。
消え行く祖国にさよならを
総合60点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 ) 今までの社会が崩壊して価値観が全く変わってしまった混乱の中で、母親のために努力をする息子を軽快に描く。 ずっと西側世界に生きていると、さっさと古い体制は葬り去って姉のように切り替えちゃえばいいのにとしか思わないのだが、実際にこのようなことに直面するとそう簡単にもいかないのだろう。信じていたものが消え去って今までの自分の価値観が否定された中で、果たして祖国に対してどう接していいかわからない主人公が、母親のためといいつつも結局は自分の価値観や愛国心をもがきながら探す行動になっている。これは彼が悪戦苦闘しながら、母親に対して、同時に祖国にさよならを言う心の準備を整えるまでの儀式なのだ。 悪くはないけれど、こじんまりとした話だし引き込まれたわけではなかった。しかし自分がそれを間近に体験したドイツ人だったらまた違った意識をもっただろう。例えば、鬼畜米英・天皇万歳と教えられた日本人が、突然戦争後に反対のことを言われたら混乱するものだ。そんなときは自分で考えて自分なりの答えを見つける必要がある。そんな彼の葛藤を暖かく見つめている。
これは観るべきの映画。
久しぶりに良い映画を観ました。ストーリーを文章にすると軽いコメディーと思いきやいざ映画を観るとジワジワくるコメディーとプラス感動も味わえた。一人一人のキャストも性格が出てて飽きずに楽しめた。ハリウッド映画と違い派手ではない所が映画本来の姿かなと思う。芸術に近い。ほのかに社会主義の時の方が世の中良かったんじゃないの?って思うぐらいこの映画にのめり込んじゃった。
誠実だけどおかしくて、抱きしめたくなる
もっと描きたした方が分かりやすいのに・・・と思う部分が少しあったけど、まあこの映画はあくまでも“アレックス”という人物を描こうとしていたから、必要ないと言えば必要ないか。 誠実だけれど滑稽で、まっすぐだけれどそれはどこか歪曲している。そんなアレックスという人物像を、東西ドイツ統一という出来事への彼のかかわり方を通して、見る者に捉えさせる。最後に、彼は自分がそれまで救ってきたと思っていた人に救われる。このラストも、良い。
静かに押し寄せる感情
たまたま深夜にやっていたのをテレビで見た
コメディと銘打ってはいたが、あまりコメディぽくはない
しかし、東ドイツ社会主義者が、眠っている間に壁崩壊し、息子達がショックを与えないようにと東ドイツがまだある、といううそをつくために、家の内装を変え、服装を変え、出身地を変え、母を家から出さないように努力し、テレビは自主制作したニュースを見せる。
一歩間違えば、重苦しくなりかねない題材をさわやかに描いている。
東ドイツの頃がよかった、社会主義がよかった、というものではなく、ただ、昔懐かしい社会主義に思いをはせる、わびさび的な何かが感じられる作品。
母親のせりふの「すばらしいわ」が心に沁みる…。
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