レディ・キラーズのレビュー・感想・評価
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残虐さがピリッと効く
やっている事は冷酷で凄いんだけど不思議と憎めない。敬虔な家主の黒人おばあちゃんが一番うわてだった。おばあちゃんを銃で撃てなかった黒人のシーン、入れ歯のシーン、笑えた。
ストーリー面白いけど・・・・
トムハンクスとコーエン兄弟によるクライム・コメディーってすごく期待したのですが結果から言うと、失敗ですね。
そこそこ面白い脚本と、名俳優ぞろい、後半のテンポも良い。
ですがその理由は、アメリカが多分、キリスト教を背景に持つクリスチャンを理解できる土壌があるから。だからゴスペルや礼拝ってものが
映画の中で活きてくるのですが、それがない日本なら多分、普通に白人のおばあちゃんが役をやった方が良かったと思う。
信心深い黒人のおばあさんではあくが強すぎて、いまいち、あの犯罪者と渡り合うボケが効かない気がします。
(別に自分は差別主義ではないですが)
まあ、カンヌで脚本で賞をとっただけの面白さはあった。
特に最後のおち。バカバカししいけど見事です。
それだけでも観る価値あったかな。
でもトムハンクスの演技もいまいちですし・・・。
最初、彼って気がつかなかった位です・・・。
メイクもうまかったのですが。
ようはトムの存在感がない映画です。
オチャノコです。
映画「レディ・キラーズ」
(ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督)から。
1955年のイギリス映画「マダムと泥棒」のリメイクだというが、
メモを振り返っても、インパクトがあったのは、物語よりも
何度も字幕となって目にした「オチャノコです。」という和訳。
さすがに「日本語訳」とはいえ、違和感があった。
「おちゃのこ(御茶の子)」とは、辞書によると
1 「茶の子」の丁寧語。茶を飲むときにつまむ菓子など。
2 (1が腹にたまらないところから)たやすくできること。
朝飯前(あさめしまえ)。「そんなことは―だ」
そもそも「おちゃのこ」という言葉が、外人の口から出ること、
さらに「オチャノコ」という言葉がカタカナであったことにより、
私の違和感が倍加したと思われる。
いかにも日本語、という訳よりも、その雰囲気にあった訳の方がいい。
「問題ないよ」でも「イージーだね」でもよかった気がする。
訳す前の「英語」は、どんなフレーズだったのだろうか。
次回からは、気になったら、字幕を英語にして確認してみようっと。
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