「平地育ちの女は山男と生きられない らしい、知らんけど」キリング・ミー・ソフトリー 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
平地育ちの女は山男と生きられない らしい、知らんけど
ウェブサイト開発の会社で働いているアリスは、同棲中の恋人を持ちながら、たまたま道で会ったアダムと恋に落ちる。
アダムは実は有名な登山家であり、恋人と別れて濃厚な関係を持つうちにアリスは愛に溺れ、アダムと婚約する。
しかし、彼女は本や雑誌の情報以外で彼のことを知らず、次第にアダムの本性が暴かれていく。
優しく殺して…
チェン・カイコー監督ハリウッド進出作。
これの興収があんまりだったためか、中国に戻ったそうですが。
嫌いじゃないです。
過激な濡れ場、前半のしっとりと描かれる2人の情愛、ミステリーのような謎解き(っぽい所)、後半のハラハラドキドキ感。
ただしハラハラドキドキがあった分、ネタバラシは割とあっさりで若干萎えました。
あそこで無理矢理犯人変えずに、アダムが襲いかかってきて…みたいな風にすれば良かったのにな、と。
あと、家にアダムが来ること想像できるのに、アンカーとか写真とか証拠になりそうなもの普通置いていくか?
まあ、大方結末は予想できましたが、どの登場人物にも怪しさがあったので、秘密が明らかになっていくところは本当に良かったと思います。
最後だけ。本当に最後だけ。
多くの方が言っていますが、やっぱりこの映画の1番の見どころはヘザー・グラハムの脱ぎっぷりでしょう。
可愛い顔してやってくれます。
登山用の厚手の服を脱ぎ捨てて、山小屋の暖炉の目の前で首絞めプレイとかいうシチュエーション、最高にエロい。
ヤってる2人を見つめる物知り博士の黒猫ちゃんも良き。
この前、某ドラマで「誰かに見られてると思うと興奮するでしょ」とか言ってたけど、まさにそれ。マジックミラー号的な?
あと、アダムの背中のタトゥーが何なのか気になった。
最初「東」かと思ったけど、何だったんだろう。
と、まあほぼ余談になってしまいましたが、そんな感じです。
アリス・タリスって語呂良いよね。
アリスの元々の彼氏が可哀想な映画でした(親友と結ばれて良かったね)。