「消しゴムでも消えないもの」私の頭の中の消しゴム りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
消しゴムでも消えないもの
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若年性アルツハイマーの話ですが、それよりは愛を知らない男が本当の愛を知る物語という方が強いかな。
愛、家族、人間関係でトラウマを抱えた人におすすめ。
人生変えるとは言わないけど、心に残るセリフがあるはず。
本題に入るまでが長い…!ですが、主人公ふたりのキャラクターや出会いが丁寧にかかれていると捉えることも出来るかな?
いかにも韓国!って感じの恋人同士が浮かれてる映像多し!ですが、その分だけ病気によって引き起こされる悲劇が辛くなりました。
昔の恋人と間違われるのは辛さを実感がするシーンでした。主人公の本当に自分を愛してるのか?と苦悩するのを見て支える事は並大抵の事じゃないのが分かりました。
また、家族の愛を知らない人は知らない人同士より、家族の愛を知ってる人と一緒になる方が幸せなんだなと感じました。
チョルスを捨てた母親の話で、ふたりが喧嘩になった際にソジンが話した言葉がよかったです。
「心にひとつ部屋を空けておくといい。憎しみはそこに入れておいたら外で人を憎まずに済む」だったかな…?
その言葉でチョルスは辛い過去を克服し、病気が分かり自暴自棄になったスジンを助けたのは、その時の言葉だったのも素敵でした。
人を助けた自分の言葉が自分を助けるって、より心に入って来ると思いました。
チョルスの仕事に対する姿勢やワイルドなキャラ、そして何より顔がカッコイイ!
人生何があるか分からないからと結婚を拒否してた男が本当の愛を知るストーリーは定番だけど、胸が熱くなりますね。
当たり前の幸せを大切にしようと思えた映画でした。
<ノーカット 字幕>
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