劇場公開日 2001年8月4日

「B級気味ですが、コンパクトでシンプルなのは良い」ジュラシック・パークIII スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5B級気味ですが、コンパクトでシンプルなのは良い

2015年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

久々に見ましたが、初見の時よりも意外と面白みを感じました。
まあもしこれが傑作の1の次に見たとしたらかなりガッカリなんでしょうが、2の後だとこれはこれでありと思えてきちゃうんですよね。
もはやB級パニック物とそう変わらないテイストではありましたが、前作よりもコンパクトにまとめた分、パニック物としてはちょうどいいサイズで、個人的にはまずまず楽しめました。

サム・ニールのグラント博士の復帰も嬉しい限り。
ストーリーは有って無いようなものでしたが、グラント博士がいるだけでとりあえずは物語が締まるところもありますから。
出番は少しだけでしたが、ローラ・ダーンのエリーとの連係プレイも、シリーズファンならニヤリでしたね。

前二作では人間の愚かさが強調された作風になってましたが、今回は完全にパニック物に徹した辺り、そこは賛否が分かれるところでしょうか。
バカ親に振り回されるグラント博士が本当に可愛そう・・・。
でも、ティア・レオーニは美しいねぇ~。
さすがに子供は・・・無理があったかな(苦笑)

展開としてはかなり単調、とりあえず今回はスピノサウルスやプテラノドンを堪能するに限るでしょう。
特にプテラノドンは空中からの攻撃と言う新味があって、見応えありましたね。
まあ前二作に比べるとスケール感では相当見劣りますが、「ロストワールド」よりはコンパクトなこっちの方が私は好きです。

スペランカー