シャンプーのレビュー・感想・評価
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サイレントマジョリティ
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映画終盤 ニクソンが大統領選で勝利宣言している場面が TVから流れているが、この選挙前後のハリウッドの人々を皮肉を込めて 描いている
(ベトナム戦争中とは 思えない!)
美容師ジョージ(ベイティ)は 自分の店が持ちたくて、粉骨砕身の働きをしている (笑)
ハンサムでゲイではないので 女達にはモテモテ
発作を起こす女と陰口を叩かれるジルを ゴールディ・ホーンが演じている
富裕層のフェリシア(グラント)は 政局も男女関係も見極めており、夫のグループの支持者(民主党)が破れた時点で見限り、離婚を決める
荒れるのは 夫が若くて美しいが、あまり賢そうではないジャッキー(クリスティ)に惹かれるからだ…
自尊心が許さない (笑)
この二人の睨み合いも可笑しい
(ハリウッドらしく 女三人のマウンティングも見られる)
ニクソンは大統領就任後、自分を支持した人々を 〈グレート・ サイレントマジョリティ〉と讃えたが 彼等は不利益を被ることの多い人々である
フェリシアだけは 違うかな
(夫を若い女に取られたのも別の問題)
負け犬の汚名をニクソンは晴らしたが 大多数の人々は ずっと負け犬のままだ
(どこが グレートなのか )
丘にひとり取り残されたジョージが 悲しい
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