シャイニングのレビュー・感想・評価
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「映像美」に感心する作品です
難解という人がいますが、難解というのは回答があるのにわかりづらいことを言います。この作品に回答はありませんし、キューブ先生だから何かあるんだろうと構えるので難解に感じるだけ。
もともと精神的に病んだ男が妄想に悩みながらだんだん頭がおかしくなってとんでもない行動に走る、というだけなので話としては単純。
超能力は何の関係もないし、時折首をかしげるエピソードも別に意味がないので切り捨てればいいでしょう。
この作品は、哲学的な分析ではなく、天才的なカメラワークやカット割りで構成された「映像」とジャックの旦那の季ちがい演技のすさまじさを堪能すればそれで十分でしょう。
ホラー映画史に残る狂気!
身近な人がどんどん狂っていくのは非常に辛いこと。しかもそれが広いホテルで外界から隔離された場所ときています。その狂気っぷりに家族が恐れおののく姿が、見どころの映画ですが、あまりの異常さに唖然となりました。現実シーンなのか、妄想シーンなのかも区別がつかず恐怖はただただ増していきます。
映像も素晴らしく不気味なシーンも沢山あり、有名なシーンとしてはエレベーターから大量の血の海が画面いっぱいに襲ってくるシーンや双子の女の子がホテルの廊下にたたずんでいるシーンでしょう。後世に残るほど印象的で圧倒的でありました。
物語の設定自体も秀逸です。雪山に閉ざされ隔離された巨大なホテルに家族3人だけというシチュエーションです。この設定だけでも、誰でもおかしくなりそうです。庭には、映画の中でも重要な場所となる巨大迷路も遭難してしまうのではと思うくらい複雑で、存在感がある場所でした。
恐怖ばかりの中で、唯一の救いはダニー・ロイド演じる息子のダニーが健気で可愛らしさです。ホテルで三輪車をコキコキ漕ぐシーンは、非常に微笑ましく見えます。狂気の中で癒しの存在でしたね。
グロい映像ばかりの視覚的に怖がらせるようなホラーや、突然の大音量で聴覚的に怖がらせるでホラーとは全く異質の作品で、精神的に病みそうな心理的恐怖を味わえる映画で個人的には大好きなホラー映画の一つです。
かなり怖かった
タイトルがシャイニングだから、あの男の子の力がこの惨劇を生み出したのだろう。普通に営業していた伝統あるホテルに、冬の間の管理人としてやってきた一家。
男の子に特殊な能力があった。最初からこの子は異変を感じていた。
そして,閉ざされたホテルの中で,どんどん狂気に満ちて行く父親、怪奇現象を感じる息子の間で,唯一,平静な妻。このジャックニコルソンが,とにかく怖い😱これだけでもこの映画の価値あり。
遠い昔の惨劇が乗り移り,たくさんの幻想が絡み合う。何が現実かわからなくなる。ホラーやオカルトはあまり観ないので比較はできないけれど、この映画は面白いと思った。
気の毒なのは助けに来るホテルの従業員の同じ超能力者。あっさり殺されてしまった。え?こんな扱い?とちょっと笑ってしまった。
冬季の《巨大なホテル》に半年閉ざされる《恐怖と狂気》
笑って斧を振るいドアを破るジャック・ニコルソンの顔が本当に怖い‼️
金切り声で叫び顔を恐怖で引き攣らせる妻・シェリー・デュバルも
勝るとも劣らぬ怪演!!
この映画の数々のシーンは脳裏に刻み込まれ忘れられない。
1970年当時の管理人が冬に閉じ込められたホテルで気が狂って、
妻と娘2人を惨殺して切り刻んだ・・・
面接でジャック(ジャック・ニコルソン)はそう聞かされます。
怖いシーン。
☆エレベーター前で並んで立つ双子の少女。
☆後ろのエレベーターの隅から「血の海」が滝のように迸り溢れる。
☆斧を奮ってドアを破るニコルソンの狂気の表情。
☆双子の少女の前に転がる死体。
☆279号のバスタブの美女。ニコルソンに抱きつくと老婆の
…………腐りかけた死体に変わる。
☆高い生垣で遮られた迷路でダニーを追っかけ回すシーン。
☆そして氷漬けになったニコルソンの死に顔。
超能力のある息子のダニーはトニーという名の架空の友達を口の中に
育てている。
そのトニーが「RED RUM」「REDRUM」と譫言のように呟く。
その文字を鏡に映して読むと「MERDER」になるのです。
「シャイニング」はスティーブン・キングの原作を
スタンリー・キューブリック監督が映画化。
今では《ホラーの古典》と呼ばれる不朽の名作ですが、出来栄えに激怒した
キング氏は資本を集めてテレビ版の「シャイニング」272分の3エピソードで
撮り直した程です。
スティーブン・キングの「シャイニング」は一言でいうと家族の愛と葛藤の物語り。
狂気に駆られた父親がシャイニングを持つ息子ダニーを思う気持ちに寄り添います。
そしてキング氏が何より怒ったのはキューブリック監督のラストシーン。
ロビーに飾られた1921年7月4日舞踏会の記念写真の中央に
ジャック・ニコルソンが写っているシーン。このラストシーンが原作を大幅に改変
したとしてキューブリック監督を執拗に批判したそうです。
この映画はキューブリック監督の、
「映像」「音響」「タイプライターへの拘り」「閉ざされた迷路」
などなど極上の恐怖をお膳立てしてくれるのですが、
人間が半年、この巨大な展望ホテルに閉じ込められて
【過去の亡霊】そして【過去の惨劇】と向き合う恐怖をから狂気に陥る。
【展望ホテル】そのものが恐怖の源泉。
ホテルこそ魔物=このホラー映画の主役・・・でした。
Here's Johnney‼️
もうオープニングのフォルクスワーゲンからして怖い‼️雲の上まで突っ走るのかと思うくらい、空撮とあの音楽‼️「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」の導入部と同じように、キューブリック監督に心を鷲掴みにされてしまう‼️重厚なホテルの内部、赤い現代風のトイレ、エレベーターから出てくる血の洪水(結構美しい)、死んだはずの双生児の女の子、迷路の庭園、しかも大雪で閉ざされたカンヅメ状態‼️こんな状況でたった3人の家族しかいなかったら、ジャック・ニコルソンじゃなくても狂ってしまうでしょう‼️それにしてもニコルソンはスゴい‼️気がふれて果てしなくタイプライターで打ってる原稿といえば同じ文章の繰り返しなんて、ギャー‼️そして斧で扉を打ち壊して "Here's Johnney!" と叫ぶクライマックスの顔芸は凄すぎてこの世のものとは思えない‼️日本の歌舞伎役者の顔芸なんて、足元にも及びません‼️とにかくこの作品を鑑賞以降、タイプライター、ダメ‼️子供の三輪車、ダメ‼️双子の女の子、ダメ‼️トラウマだらけにしてくれた傑作です‼️
映像美世界観素敵!!
久々の洋画鑑賞なので、キューブリックの世界観の美しさに圧巻でした。あーあの有名な女の子二人組の写真ってここからなんだとか。
個人的に思った以上に怖かったです。ただ、少し難しいなと思う場面もあり、何度も観るには最高の映画でした。
息子ちゃんが刃物を持つシーンは普通に自分の手切らないでね。と終始オドオドしてしまいました。
まぁホラー程度ですが、ホラーというジャンルがついてるためグロいことしないでなと、精神すり減らしながら観てしまいました笑
個人的には普通に好き!コレに限る!!!!
ホラー史にその名を刻む永遠のマスターピース! 血塗られた歴史は新たな血を求める…🩸
雪で閉ざされたホテルで巻き起こる戦慄の惨事を描いたサイコ・ホラー。
監督/脚本/製作は『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』の、巨匠スタンリー・キューブリック。
原作は『キャリー』の、小説家スティーヴン・キング。
主人公である小説家志望の男、ジャック・トランスを演じるのは『イージー★ライダー』『カッコーの巣の上で』の、レジェンド俳優ジャック・ニコルソン。
今やホラー映画の代名詞とも言える、超有名作品。
エレベーターから溢れ出す赤い水や不気味に佇む双子の女の子、そしてドアの割れ目から顔を突き出すジャック・ニコルソンなど、観たことがなくてもなぜか知っている特徴的なシーンが目白押し。
有名すぎるが故に逆に観ていない映画ってあるじゃないですか。自分にとっては『シャイニング』もその一つでした。
今回満を持して初鑑賞♪
日本公開版(119分)と北米公開版(143分)の2種類があるようですが、今回は北米版にて鑑賞しております。
原作は未読。あまりに原作からかけ離れているためスティーヴン・キングが難色を示したという有名なエピソードがあるので、どれだけ違うのかを確認するという意味でも、原作を一読してみたいな。
さて、本作はホラー映画の金字塔として名高いわけですが、率直に言うと想像していた作品とは違った。
143分という長尺でありながら、決定的な事件が起こるのは後半30分。それまでの約2時間は長い長いセットアップである。
もちろんこのセットアップこそが恐怖を煽るわけで、とても大切だということはわかるのですが、それにしても長すぎやしませんか?もっと狂人と化したジャック・ニコルソンによる殺戮ショーが見られると思っていたのでそこは肩透かし。
にしても、冒頭の支配人によるホテル内部の説明があまりにも親切でなかなかに可笑しかった。
「ここが大ホールで〜。ここが迷路で〜。ここに雪上車が止まってて〜。ここが食堂で〜。ここに食料が保管されていて〜。あっそれと237号室にはなにもないから開けないでね〜…。」
おおっ、説明されたすべての箇所でイベントが発生しちょる。なんて丁寧な設計の映画なんだ…😅
プロット的にはホテルに取り憑いた悪霊が惨事を引き起こすホーンテッド・ハウスものなのだが、映画の作りはどう考えても閉鎖された空間と創作の苦しみにより狂気に陥った男の暴走を描いたサイコ・ホラーもの。
さらに子供ホラー、スーパーナチュラル、輪廻転生、悪魔憑き、スプラッターなど、種々のホラー要素を詰め込めるだけ詰め込んだ、ホラー映画欲張りセットのような作品である。
もう少し要素を絞った方が纏まりの良い作品になったのだろうが、このカオスさこそが本作の魅了なのかもしれない。
色々な要素のある映画だが、個人的に気になったのは舞台となるこのホテルが「インディアンの墓の上に建てられている」という点。
先住民の亡骸の上に成り立っているとは、このホテルは全くもってアメリカ合衆国そのものではないか。
そう思って観てみると、白人男性かつマチズモ的な思想を持つジャックの獲物は黒人に女性、そして子供(ニューエイジ)である。命を狙われるのがこの三者であることは偶然ではあるまい。
本作が制作された70〜80年代初頭のアメリカといえば、強烈なスタグフレーションと高い失業率に苦しんでいた正に冬の時代。
教師をクビになり、ホテルの管理人として糊口を凌ぐジャックがひたすらタイプするのは「All work and no play makes Jack a dull boy」という言葉。これは不況にあえぐアメリカ人を端的に表したもののようにも思える。
黒人や女性、ニューエイジなどの他者を排除する、マッチョイズムに支配された白人男性。しかしそんな彼らも不況という極寒の吹雪の中、出口の無い迷路に迷い込みやがては凍死してしまう。
そんな救いのない社会になったのは、そもそもアメリカという国が原住民を殺戮し迫害した上で成立したという建国の歴史があるからではないか。血塗られたアメリカの歴史はその根源に原因があり、それが現代においても我々を苦しめている。
そんな社会的メッセージもこの作品には込められているのではないでしょうか。
不安を煽る映像や劇伴音楽、強烈なキャラクターなど、ホラー映画のお手本のような作品であり、映画史にその名を刻むマスターピースとして扱われるのも納得な一作。
あまりにもパロディのネタになってしまったため、正直今観るとギャグっぽく見えてしまうところも多いのだが、そういうのも込みで楽しく鑑賞することが出来ました。
後に『バットマン』で宿敵・ジョーカーを演じることになるジャック・ニコルソン。確かにこの映画のジャックはほぼジョーカー。そりゃジョーカー役にキャスティングされる訳だ。
過剰すぎるジャック・ニコルソンの狂演には恐怖&爆笑間違いなし!ジョーカーの誕生譚として鑑賞するのも一興かも知れません😂♪
難解だから残る映画のひとつ。
元々キューブリックは自分の哲学を持っている監督で、自身の映画撮影のために新しい技術を果敢に取り入れてきた。俳優が淡々と語る緩い物語性よりも、映像としての芸術的な表現、感覚としての映画にこだわった。俳優達の内側から出た狂気は、キューブリックによって引き出された部分が多く、その結果 異様な空気感のある映画が完成した。ただし見せて想像させる手法は、誰にとっても難解となる。
しかし「難解」で結構。全てでは無いが、映画は物語を説明する時間ではない。「作る人が考え」それを「観る人が感じる」。キューブリックはこの原作を、そのような作品にしようと考えた。だから未来に残った。
※
ホラーっちゃホラー
写真のシーンは奥さんと子供を追ってる時斧でお風呂場の壁を壊してるシーン
小説家?の父の仕事で冬の間営業停止するホテルの管理を任された。
どんどん気がおかしくなって、奥さんと子供は逃げ出そうとするが、父は二人を殺そうとする。
一番ホラーだったのは、子供の回想?シーンとお風呂場のシーン
名作なのかな?
制作された時代というのもあるけれど
言われているほどの名作かな、って印象。
ニコルソンさんのあの有名なショットだけが先走ってる感じ。
肝心なストーリーは、それほどでもないと言うか
何か肝心なモノが描かれてない感じ。
ミステリなのかホラーなのかサイコ系なのか
はっきりしない。
ジャック ニコルソンの顔芸。
今までホラー映画は全く観たことがない。映画館で予告編が流れるのも勘弁してほしいくらいだ。それなのに魔がさしてしまった。
怖かった。
1人でトイレに行けなくなるヤツだ。お願い来ないで、殺さないで、早く、だれか、、。
そして今さら気づいた。シャイニングの影響力。世の中シャイニングのパロディにあふれていたのね。
見どころはジャック ニコルソンの顔芸。そして、小さな子ども、ダニー ロイドの演技。
なんだろう。もう一度観たくなっている。ストーリーが分かった今なら、映像の美しさをメインに味わうことができるから。
所謂“お化け屋敷もの”とは一線を画す怪作。
原作者にも原作の熱烈なファンにも不評な映画版だが、原作に忠実かどうかということを度外視すれば、映画単体としての評価はもはやホラー映画の古典として名画の地位を確立していると言って良い。ちなみにこのレビューを書いた時点で、私は原作を読んでいない(映画版の『ドクター・スリープ』を鑑賞してから、読んでみたい気持ちになっているが)。
本作を端的に言い表せば“お化け屋敷”についての話なのだが…主人公が徐々に精神を蝕まれていくプロセスの描写なんかはまるでサイコスリラー的で、主人公が斧を持って追いかけてくるあたりは、人が人を襲っているようなリアリズムがある。そこにさらに“シャイニング”と呼称される超能力要素も絡んでくるわけだが…住人が幽霊や悪魔に取り憑かれて恐怖に陥れられていく単純な“お化け屋敷もの”とは随分と毛色が異なる。
この作品の異様さと恐怖を煽る演出には、カメラワークが大いに貢献していると個人的には思っていて、もっとも象徴的なのは主人公が妻を追って扉を斧で叩き割るシーンの、斧を振る動作に合わせてカメラを左右に大きく振るカメラワーク。全く狂気の沙汰だが、極めて効果的であることには間違いがない。他にも注目すべきシーンは多々あるので、未見の方は是非自分の目で確かめていただきたい。
ちなみに、この作品のバージョンにはインターナショナル版と、それより20分程度長い北米公開版があって、近年ソフト化されているものは後者のものが多いようだ。個人的には後者をおすすめします。
原作と違うじゃないか。
感想としては、「原作と違うじゃないか。」と「終わり方納得いかないな。」だな。だってそうだろ?親父がキ〇ガイになっていくシーンは原作の醍醐味だし、そもそもなぜホテルの家守をするかというバックグラウンドの描写も浅かった。そして我らがダニーの心理描写をもっと頑張ってくれ。それに(原作では)偉大なるハローラン爺さんはフツーに負けてた。なんでだよ?アホか?続編では生きてるし、原作の末にあるダニーとハローランの会話とかすっごく好きだったのに。(年の離れた友情っていいなって思ったよ)そこら辺以外は数多のオマージュされた実績があるように、名作だと思います。
それと、ウェンディってもっと「顔だけは良いヒステリーママ」みたいなイメージあったけど、記憶に残る顔した彼女をウェンディ役に起用するのは如何なものか?と。
管理人として来たが、このホテルには、昔からいる守衛がいた‼
比類なきホラー映画の傑作。目を覆いたくなるような恐怖のシーン、人間の狂気、幽霊、そして恐怖の神話。何度観ても怖い。大量の血液が流れ込んでくるシーンは衝撃的。美女が醜い老婆に変身するところ、視線を落としたカメラワーク、謎のぬいぐるみとふざけ合うところなど、今までのホラー映画にはない、新鮮ささえも取り入れた作品になっています。シェリー・デュバルの発狂したかのような怪演も見事だ。
理解できないことへの恐怖
原題も邦題も「シャイニング(輝き、ひらめき)」です。
シャイニングは、主人公の息子等が持っている才能で、同じシャイニングという能力を持つ人と口も動かさずに会話することができ、距離を隔てても会話することができ、未来のことや過去のことを夢で見たり、幻視することができる超能力です。
展望ホテルに巣食う悪霊が存続するために「シャイニング」が必要で、主人公の息子の持つ「シャイニング」を手に入れるために、主人公に主人公の息子を殺させようとするという設定です。
シャイニングという能力についての説明はないので、分かりにくいです。
映画「シャイニング 北米公開版」の映倫区分は「PG12」です。
この映画「シャイニング」も、12歳未満の方は、保護者の助言・指導が必要だと感じました。
有名映画ですが、ホラー映画です。
ホラー映画が苦手な人や若い人でホラー映画を見慣れていない人にも、全くお勧めできませんし、トラウマになってしまうほどの映画です。
自分は、高校時代にこの映画を見て、ホラー映画を見ないようになりました。
機会があれば、映画館の大きなスクリーンで鑑賞した方が良い映画です。
自宅で鑑賞すると、恐怖心に負けて、最後まで鑑賞しないで、楽しめない可能性があります。
ホラー映画が苦手ではない人やホラー映画を見慣れている人には、名作と言われるだけの映画なので、鑑賞することをお勧めします。
どのようにすれば、見る人に恐怖心を与えられるかが、理解できるようになります。
絵画のような綺麗な映像と音楽が恐怖心を煽っています。
左右対称であり、バランスが取れている構図は、自然的ではなく、不自然ですが、権威を強調し、見る人を威圧し、恐怖心を与えています。
国会議事堂や東京都庁も左右対称であり、バランスが取れている状態なので、権威を強調し、見る人を威圧し、恐怖心を与えているということです。
目で見えている世界と鏡に映る世界を印象的に分けることで、恐怖を煽ってきます。
ストーリーは、時系列が前後することはないので、理解しやすいですが、理解できない映像が挿入され、恐怖心を煽ってきます。
登場人物は多くはなく、ブレることはなく、設定が明確なので、理解しやすいです。
理解できない人を登場させることにより、恐怖心を煽ってきます。
主人公を理解できないので、観る人は、恐怖心を抱きます。
いじめ、パワハラ、セクハラと同じです。
いじめ、パワハラ、セクハラを受ける人は、いじめ、パワハラ、セクハラを行う人を理解できないので、恐怖心を抱くのと同じことです。
いじめ、パワハラ、セクハラを行う人は、主人公のことを理解できるので、恐怖心は感じないでしょう。
主人公に感情移入すると、仕事のストレス、仕事しかないという孤立感、アルコール依存症により、徐々に狂気を帯びていくことを感じることができます。
主人公の妻に感情移入すると、より恐怖心を感じるということです。
主人公の息子に感情移入すると、息子の持つ超能力を理解できないので、分からない映画に感じるでしょう。
主人公のモデルは、原作者のスティーヴン・キング自身です。
スティーヴン・キングは、教師になり、小説を書く時間がなくなり、アルコール依存症で、コロラド州ボルダーに移り住み、コロラドを舞台とした「シャイニング」を書きます。
スティーヴン・キングは、主人公が小説を書くことができずに、ストレスにより、アルコールで気が狂ったというこの映画の設定には、納得できないのも分かる裏話です。
難しい言葉はないのですが、アメリカの地理について知識があると、理解が深まります。
デート向けではありませんし、カップル、夫婦、親子で鑑賞するのにも向いていないです。
一人で鑑賞するのが良いです。
伏線が張られ、伏線が回収されるので、見事なストーリーです。
名セリフもあり、楽しませてくれます。
字幕版しか観ていませんが、ところどころ、字幕にならないセリフがありますが、高校程度の英語が理解できるなら、字幕にされていないセリフも理解できるので、自己満足度が高くなります。
ラストは、今なお続くという感じで、恐怖感を煽っていいるのが良いです。
この映画には、続編となる映画「ドクター・スリープ」があり、この映画を鑑賞しても理解できない人で、この映画を理解したい人は、映画「ドクター・スリープ」を鑑賞することをお勧めします。
雪に埋もれる静かなホテルに宿泊したくなります。
久々の再鑑賞
中学生の頃に観ただけなので、当時はよく分かっていなかった部分が多々あったのですが、今回観て漸く理解出来たような気がします。
ただ、今観ても分からない所も有りますね。
大人になった今観ても怖い作品ではありますが、以前観た時は実は奥さんが一番怖かったりしたんですよね(´∀`;A
今回は視覚的だけでなく、精神的な面も含めた怖さもしっかり伝わってきたんですが、それにしてもジャック・ニコルソンの顔芸が凄まじ過ぎて笑えるくらいインパクトがありますね。
ジャック・ニコルソンさんだけでなく、子役のダニー・ロイドさん、演技がとても巧いですよね。
いろいろ忘れていた事もあり、とても楽しめました。
以前のイメージが崩れてしまいそうで再鑑賞を避けている作品って結構あるのですが、新たな発見があったりするので、偶にはこうして以前に観た作品を再鑑賞するのも悪くないかも、ですね
キューブリックな独特の不気味さ ジャックニコルソンは流石だが、シェ...
キューブリックな独特の不気味さ
ジャックニコルソンは流石だが、シェリー・デュヴァルも悲壮感、気味悪さがある演技をしていた
とりあえず音楽が気味悪すぎ
ダニーが三輪遊んでるシーンでフローリングと絨毯の交互に効果音出すところがマジでダメ「ゴーッピタ、ゴーッピタ、ゴーッピタ、、、」だんだん耳鳴りしてきて薄気味悪い。
正直いうと内容より映画のオマージュになるシーンが多すぎて、双子姉妹、緑のバスルーム、バーのロイドはじめ、他SNSのTLに流れてくるスクショなど、あーあのシーンはこれだったのか―っていう頭の中で何か欠けていたピースが埋まっていくような爽快感のほうが凄かった。
超能力なのかホテルの呪縛なのか精神が病んでいるのかもう何が何だかわからなかった。
見よう見ようと思っていて見ていなかったが、もっと早くみるべきだった。
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