シャイニングのレビュー・感想・評価
全266件中、1~20件目を表示
頻繁な「キューブリック・ステア」が気になってしまう。
◯作品全体
人物を画面の正面に据えてカメラをジッと睨ませる、通称・「キューブリック・ステア」。
キューブリック作品において、人物が抱える狂気や負の感情を強烈に印象づける演出だ。キューブリックの初長編監督作である『恐怖と欲望』から既にプロトタイプのような演出があり、キューブリックにとって、いわば洗練された「決め球」と言える。
本作でもこの「決め球」は炸裂している。ホテルの管理人となったジャックを蝕む、ホテルの呪いを表現する時に、据えた目線と吊り上がった口角でカメラを見据える。ジャック役のジャック・ニコルソンの表情も強烈だし、その表情を無機質に映し続けるカメラも恐怖を煽る。静かにジャックを侵食していく呪いの演出として存分に機能していた。
しかし「決め球」は連発してしまえば相手に見切られてしまう。藤川球児のストレートも、千賀滉大のフォークも、それぞれ別の球種があるから「決め球」がさく裂するのだ。そう考えると本作の「キューブリック・ステア」はあまりにも多投しすぎだと感じた。呪いの表現はそれ以外にもいろいろあったが、強烈な印象を与える「決め球」に負けてしまっていて、「決め球」の多投を意識してしまう。
狂気が徐々にジャックを侵食していくストーリーラインもキューブリックの得意技ではある。登場人物のおかれた環境、誰かとの関係性、なにかへの固執…それが徐々に登場人物を蝕んでいく姿は、過去作品でも印象的だった。しかし本作における狂気の源は「ホテルの呪い」という抽象的なもので、なぜジャックを侵食していくのか、という部分もあいまいなように感じた。
キューブリック作品は得てして奇抜なプロップや独特な配色によって脚色されているものの、本質は「地に足のついた狂気」なのでは、と思う。
そう意味では「ホテルの呪い」という、ザ・ホラーな題材は、キューブリックの「決め球」を使うにはしっくりとこないもののように感じた。
〇カメラワークとか
・ホテルの廊下や呪われた部屋の映し方は、さすがの不気味さだった。カメラの動かし方が巧い。曲がり角を曲がるときに緩急を付けてカメラを動かしていたり、部屋を映すときも死角を意図的に作り、焦らすようにカメラを動かす。FIXの一点透視のカットが不気味に見えるのも、このカメラの動かし方が下地にあるように感じた。
◯その他
・初見のときはジャックの妻・ウェンディのヒステリックな感じが苦手だったけど、改めて見るとふにゃふにゃ動くシェリー・デュヴァルが面白くてそっちに目が行ってしまう。
怖いもの見たさ
名作と言われているシャイニング。怖いものは避けてホラー観ると夜怖いし、全く観ないで過ごして来ました。しかし最近ついに怖いもの見たさが爆発、観てしまいました。ホラーという事ぐらいしか知らず、こういう話なんだ!と、新鮮に楽しめてしまいました。
意外と自分でも観れた。。。
ポルターガイストは起こるけど、ホラー的なものは囁くだけで、1番怖いのは受け取り手の人間なのかな?と思ったけど、やはりそこだけでは留まらなかった、、。
怖くて夜眠れない!(T_T)と思いましたが、意外とぐっすり眠れました。。
前々から気になっていた作品が観れてスッキリしました。
これからは怖くて遠ざけていた作品も観てみようかな、と思いました。
そもそも凄かった
ずっと昔に見たきりだったこの作品を、「ドクタースリープ」を見たことでもう一度見る必要になった。
映画『シャイニング』における原作者のスティーヴン・キングとスタンリー・キューブリック監督の意見の相違は、映画史においてもクリエイティブな対立として有名な話だ。
この物語のテーマと解釈に意見の相違があったとされる。
キングの意図
家族愛、父性、アルコール依存症との闘い、そして人間の再生を描いた心理的ホラー
キューブリックの解釈
人間の内に潜む暴力性や狂気を描く、冷徹で象徴的なサイコホラー
つまりキングは、キューブリックが原作である「人間ドラマ」と「心理的恐怖」を無視し、「視覚的で抽象的な恐怖」に偏りすぎたと批判した。
また、ジャック
原作ではジャックは複雑で共感できる人物
アルコール依存症に苦しみながらも家族を愛しており、狂気に陥る過程が丁寧に描かれる。
映画ではジャックは最初から不安定で狂気じみており、家族への愛情がほとんど描かれない。
キングは「映画のジャックは最初から狂っている」として、キャラクターの深みが失われていると不満を述べていた。
その他ウェンディや超自然現象の表現に相違があった。
特にラストシーン キングは「映画のラストには希望がない」として、原作の持つ救済のメッセージが失われたと感じていたようだ。
映画ではさらりと流されたアルコール依存症だが、ジャックの飲む酒は「ジャックダニエルズ」 つまり、ジャックとダニーだ。
ここにも意味深さが伺える。
自分自身を飲むという暗示 アルコールに飲まれてしまうこと 自己破壊 このことが「ドクタースリープ」ではっきりと描かれていた。
さて、
改めてこの作品を見て感じるのが映像の「美しさ」というのか、映像からにじみ出る意味深さだった。
キングはノーと言ったようだが、ジャックニコルソンが持つ雰囲気とジャックはとてもマッチしているように思う。
冒頭 ダニーのイマジナリーフレンド 映画「イマジナリー」と同じく、幼少期に子供がする言動 セルフトークという場合もある。
しかしダニーの「トニー」は、ダニーの空想ではなく霊的な第三者でもなく、おそらくギフト的なものだろう。
もう少し妄想すると、トニーとは未来のダニーのようにも思えてくる。
ダニーはすでに悪い予感をキャッチしていた。
既にそこからジャックの中には狂気が巣くい始めている。
小説と映像描写は時に相容れなないほど対立するのだろう。
それを作家とひざを突き合わせて修正するのが一般的だと思うが、当時のアメリカではかなり強引だったのかもしれない。
ただ、
キングの主張は彼独自の考え方で、キューブリックのアレンジは映像としてとてもいいものになっていると思う。
映像化することになった時点で、作品が姿かたちを変えるのは、今となっては当然のことだろうが、当時は相違が遺恨になってしまったのだろう。
さて、、
キングの書いた原作は、キングらしさが詰まっている。
ホラーを通して伝えたかった彼のテーマは、家族の再生であり邪悪さとギフト そして父としての責任だった。
キューブリックのそれは、ホラーそのものが持つ世界観を楽しんでもらいたいことだったように思った。
ジャックの孤独 一人で抱えている責任 それが狂気となり暴力になる。
象徴や謎めいた演出があり、明確な答えを提示しないことや時間のループ(最後の1921年舞踏会の写真)という謎。
基本的な内容は同じでも、まったく違う感じがする。
1980年当時
最後のシーン ジャックの凍死 今では考えられないほどあっさりした終わり方をしている。
当時怖いと思ったものも、今では平気で見ることができる。
でもやっぱり面白い。
冬季閉鎖するホテルの管理人
過去の不可解な出来事
インディアンの墓地
これから何か起きることを視聴者に予期させる手法
やはりあのタイプライターで書いたものをウィンディが発見するシーンは怖すぎる。
タイトルのシャイニングという言葉とその意味もはっきりと描かれていた。
不穏を予期し、飛行機に乗ってまでホテルまで行ったハロラン
その彼がたった一撃で殺されてしまう。
彼の予感 シャイニング
それはギフトでもあるが、恐怖に飲み込まれると自分自身の破滅になってしまう。
幽霊らしからぬ人々
キューブリックが当時視聴者に委ねた解釈
これが「ドクタースリープ」になった。
しかし、ドクタースリープもキューブリックの解釈で、彼の独断の解釈による映像化で良かったように思う。
書く才能と映像にする才能は別で、読むのと観るのもまた頭の使い方は異なるだろう。
卓越した才能を持った人たちは面倒くさいものだ。
オリジナルに被せた独自の解釈
当然印象はまるで違ったものになる。
原作の内容がまったく別物だと知れば、人は原作も読みたくなるのではないか?
原作の出来が良ければ映画も面白くなる。
映画のために書く脚本よりも、原作を元に書き直された脚本は、映像としての表現を伴った最高の作品になるようにも思う。
その、2つが存在していいと思った。
ジャックニコルソンの狂気的な演技がすごい
あまりにも有名な作品をようやく鑑賞できました。
閉鎖空間で徐々に人が壊れていく様子が面白かったです。80年の作品という事でさほど怖くはなかったですが、所々不気味なシーンが印象的です。クリエーターが缶詰になると色んな妄想でおかしくなっていくのかなと思いながら楽しく見れました、
有名なサムネのシーンは本編で重要かと思ってましたが、さほど重要ではなかったです。むしろ最後の凍ったジャックの方が色んな意味で印象的でしたね。
仕事ばかりで遊ばない ジャックは今に気が変になる
予備知識なくても楽しめる映画
名作とも言われ、ちょー怖い作品としても名高いスタンリー・キューブリック監督作品のシャイニングです。
とにかくこの時は「名作」と言われるもの、「はずれはない」という作品を観たかった!
どうやら今回は「コンチネンタル版」というものを見たらしい。
150分程ある長編のカットもあれば120分程のものもある。
その中での後者を見たようです。
冒頭に出てくるシーンは圧巻。
めちゃくちゃ威圧感がありました!
そして意味がわかりませんでした。
また、映像に於いても80年代の映画という印象が感じられないようなキレイな映像、セットでした。
(もちろん時代背景も含めモノは古いですが)
そしてジャック・ニコルソンの演技はすごかった。と感じました。
狂気の世界を作り出しているのは他ならぬ、この俳優あってこそですね。
ただのオカルト映画。と評する人がいる中多くの人がこの映画を名作として挙げているのも事実。
私自身もその世界感を緊張を感じながら観ることが出来ました。
このジャケットのシーンを観られるところがありますがすごい怖い!
予備知識なくても楽しめる映画だと思いますので恐怖の世界を味わいたい人。
非日常を味わいたい人にはオススメです。
(正直、日常でも起こりうる話だとは思います)
恐怖を知悉した男のホラー映画
私は映画狂を僭称しながらホラー映画に触れてこなかった。理由は怖い以上に不愉快な映画が多いジャンルという偏見があったからだ。やたらと血が大量に出てくるスプラッタ映画を想像したからだ。
しかし本当の映画狂になるにはホラー映画は避けては通れないのは事実。圧倒的人気なジャンルであり映画狂にとって代表的ジャンルであるのは間違いない。そこで初めて観るホラー映画として私が選んだのはスタンリー・キューブリックの『シャイニング』というわけだ。
何故『シャイニング』が良かったか。それはキューブリックが「恐怖の詩人」であり、「恐怖」を描く点において彼に勝る映画作家を私が知らないから。ヒッチコックもキューブリックよりはユーモアがある。ホラー以外の映画でも恐ろしいのにその彼がホラーを作るとどうなるのか。傑作が生まれるのは保証されていた。
感想としては本当に怖かった。家族が家族を襲うという夢を幼少期によく見た私にとってはトラウマが掘り起こされた。怖過ぎて二度と観たくないが多分何度も観ることになるだろう。『時計じかけのオレンジ』も二度と観たくなかったがBlu-rayを購入して何度も観てるし。家族を描いた物語の中で特に好きな物語だった。原作は全然違うそうだが読んでみる。
「完璧」なホラー映画!
ホラー映画の代名詞。噂にしか聞かなかったこの名作を、意を決して視聴。
ビックリ要素がほぼないにも関わらず、BGMやキャストの表情、演技、独特なカメラワークなどで、ここまで恐怖心を煽るように作っていることにとても驚いた。内容はテンポよく進むこと以外訳がわからないのだが、この密閉空間で、とにかく不気味に家族が狂っていく感じは怖気付いて逃げ出したくなってしまう。
カメラが変わるたびにモノの配置が変わっていて、どうやら違和感を抱くように作られているようである。自分はさっぱり気づかなかった。完璧主義者のスタンリーキューブリックが手がけた、語り継がれるホラー映画。繰り返し繰り返し観て、新しい発見を見つけたり、考察を重ねていくことができる、素晴らしい名作だと感じた。
ジャック・ニコルソンの狂気
原作と違いすぎるのでスティーブン・キングからはかなり嫌われてるようですが、これはこれで私は大好きです。もともとキングは心理描写で人をゾッとさせるのが得意なので、映画でその恐怖を表現するのは難しいのかもしれませんね。
邪悪な場所に向かっていることを暗示させるようなオープニング、何回観ても大好きです。タイトルロールが、Wordで書きました!みたいなのも時代を感じさせますね。
ジャック・ニコルソンが徐々に悪霊に蝕まれていく変化も見どころですが、奥さんの怖がり方も味がありますし(奥さんの表情が怖い(笑))、何より子役の表情、トニーの時の声の変化、あんなに幼いのにスゴイの一言に尽きます。
残酷描写も特にないのにハラハラさせてくれる、ホラーの名作だと思ってます。
仕事ばかりで遊ばないジャックは 今に気がおかしくなる。
感想
telepathyか。目を見るだけで声が聞こえてくる!それはシャイニング(超能力)だ。ホテルの料理長であるハロランはダニーに対面した時に直感する。ダニーは心の内の声として現れるトニーの命令でいつからか未来の事を予知出来るようなった事をハロランに伝える。ハロランはこのホテルに超能力(シャイニング)が滞留してしまう場がある。特に237号室に入ってはいけない!とダニーに警告する。
父親のジャック・トランスは以前は教師であったがアルコール中毒症となり今では小説家を目指す中年男。要領は悪そうで一度言い出すと人の話は聞かない頑固な印象の男。ある日自分の生活環境を変えたいという希望の元、オーバールックホテルの冬期施設管理人の仕事に応募、スタッフ推薦で管理人となり支配人であるスチュアートに挨拶に来る。
スチュアートはホテルの説明をする。場所柄ロッキー山脈の中にホテルはあり人里から離れている。厳冬期は大雪になり管理も大変になる事。家族は孤立する場所に住む事を了解した上での希望なのかなどをジャックに確認する。ジャックは二つ返事で仕事を受ける事を了承する。
スチュアートの話は更に進み、もう一つ話をしておかなければいけないとして、1970年の冬期閉鎖中にこのホテルで惨劇が起きている話をする。スチュアートの前任者がグレイディという真面目な男を冬期管理人として雇った。この男は妻と二人の子供がいたが、管理期間中にこの閉鎖された空間で神経を参らせ気が狂い斧で家族を殺害したという。さらにその死体を西側の部屋に重ねて自分は猟銃を口にくわえて自殺したという話であった。
ジャックはスチュアートの話を聞いても自分にはそんな事は全く起きないので安心してくれと自慢げに語り問題ない事を主張する。まるで魂がその場所に還りたがっているように。あるいは得体の知れないなにか大きな吸引機に自身の記憶が惹きつけられている事を安堵するように。
妻のウェンディは気の小さい自己主張を余りしない人の話に流される印象の女性。一人息子のダニーは明らかに乖離性同一性障害を感じさせる行動をとる就学前の男の子。ダニーはその未来を予知する如く特異な行動から明らかに強力な潜在的超能力を持っており普通の子供ではない。
父親がホテルの面接で採用され暫くした後に電話をかけてくる事。血の濁流が溢れ返るエレベーターホール。手を繋ぎダニーを見つめる青い服を着た双子の女の子。ダニーにはホテルに行く前からその光景が脳裏から離れず記憶されデジャヴとして眼前に現れていた!その瞬間驚愕してんかん症状のような状態で倒れ込むダニー。
ダニーを診た小児科医は小児心理は謎の部分が多く自己催眠のような、自己誘導による一過性の催眠状態が起きているという。医者がダニーの二重人格的な行動はいつ頃から起きているのか。という質問に対して、幼稚園児の頃、酒に酔ったジャックが勢いで弄び肩を脱臼した時からである事をウェンディは告白する。
コロラド州デンバー、ロッキー山脈の山間を黄色のビートルがオーバールックホテルに向けて走っている。ジャックとウェンディ、そしてダニーである。
... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ...
彼ら三人と彼らを観ている観客に待ち受ける驚嘆と衝撃の結末。そして絶望的なまでの底知れない恐怖がジャック、ダニー、ウェンディ三者三様の視点を中心に展開していく。超常現象的かつ心理的恐怖感満載の2時間24分間である。
キューブリックの魔術とも言うべき徹底した構図により醸し出されるもはや芸術と言える領域に達している描写と人間が忌諱する周波数波長を曲に仕込んだ不協和音的音楽や音声効果、視覚効果による印象すり込みなど、思わず引き込まれ脱出できなくなるヤバい映画となっている。
本作で多用された撮影視覚効果がステディカムである。画面中央線より低い視点からアングルが捉えられ、撮影効果が最大限に生かされている描写はダニーが足扱きカートでホテル内の廊下走り回るシーンや真冬のガーデンメイズのシーンだ。ホテル内のカーペットもハニカム構造を意識した幾何学的模様柄でそれだけを大画面のステディカムで観ていると酔って頭が痛くなってくるが、映像全体のバランスを持って動画として観ると不思議と色彩的に素晴らしい描写となっている。他にも基本的効果の一つである高速度撮影で描かれるエレベーターホールを覆い尽くす血の濁流シーンや2001年宇宙の旅の最後に出てくるホテルシーン撮影時にも印象的に使用されているが、本作内ゴールドルームシーン撮影時にレンズフィルターと間接照明の効果的な使用による実際よりも部屋の奥行きを深く感じさせる撮影方法など、繊細な撮影テクニックを駆使して映像が創作されており感服する。
原作
スティーブン・キング
キューブリックのデフォルメが強すぎて本作を批判した話は有名。
監督・製作・脚本
スタンリー・キューブリック
配役
ジャック:ジャック・ニコルソン
顔付きからして異常性格者役がハマってる。
ウェンディ:シェリー・デュバル
兎に角この女優さんも恐怖の表情が凄すぎて怖い。
走り方も気持ち悪い雰囲気を出している。
ダニー:ダニー・ロイド
名子役。表情と演技が他の出演俳優に引けをとって
いない。素晴らしい。
ハロラン:スキャットマン・クローザーズ
ミュージシャンだか、本作ではシャイニングを見事に演じきっていた。
うん。怖くて面白い。文句なしの満点。
⭐️5.0
古典ホラーの代表的な作品。 計算され尽くした構図や映像はさすがキュ...
古典ホラーの代表的な作品。
計算され尽くした構図や映像はさすがキューブリックと言えるし、徐々に発狂していく怪演もさすがジャック・ニコルソンではある。
シェリー・デュバルは表情がすでにホラー。
赤白の洗面室や幾何学模様のカーペット、いるはずの無いバーテンダー等印象的なシーンは多い。
しかしストーリーには色々不明点が残りエンディングは不完全燃焼。
原作読んで答え合わせしないとな。
食わず嫌いでした…
とてつもない怪演により世界感にグイグイ引き込まれる
言わずと知れたホラー界の超名作。
1980年作とは思えない程よく作り込まれていて、音楽と効果音が非常に恐怖を掻き立ててる印象がありました。
一部原作の小説を読んでいないと「?」となる場面もあったり、読んでいても内容が変わっていたりで何かと原作者と対立した作品ですが、そこはこの家族と同じで理解不能な現象だと思えばより一層物語に入り込む事ができます。
しかしそれ以前にそんなのどうでもよくなるくらいニコルソンを筆頭にキャスト全員の演技が素晴らしく、神がかった映像と演出が相まってもはや「これは演技なのか…?」と錯覚を起こす。
少しずつ変わっていく家族とホテルの雰囲気に見てる側も狂気の追体験をすることになるでしょう。
どのシーンも本当に映画史に残る名場面だらけなのですが、私があえて1つ挙げるとしたらタイプライターのシーン。
全身に鳥肌が立ち恐怖と寒気に包まれました。
全266件中、1~20件目を表示