劇場公開日 2006年9月26日

「古い価値観に縛られてない?」フラガール りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0古い価値観に縛られてない?

2020年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

興奮

演技がうま過ぎるが故に、方言が聞き取れない!泣
また、昭和40年代が舞台なので映像も荒いが故に最初はおもしろさを感じませんが、途中からどハマりするので待って!後半からの勢いがすごく何回も泣いてしまいました。

フラガールは名シーンがたくさん!

炭鉱が終わりを告げようとしていて、新事業として始めたのが温泉施設のハワイアンセンター。そこでダンサーをする炭鉱夫の娘たちの物語。

炭鉱は生死と隣り合わせの仕事で、命懸けで稼いだお金で会社が福島にハワイを作るなんて突拍子もない事を言うもんだから、働いてる人たちは怒り心頭。
当然、フラガールたちは親や地元の人に受け入れてもらえません。ダンスの先生も「素人たちに教えるなんて無理」と呆れ顔。

バラバラの登場人物たちが少しずつ変わり、絆が芽生えて行く姿が丁寧に作られていて感動。
炭鉱の町で一生懸命生き抜いて来た人間ドラマでした。
フラダンスは画面を通して元気もらえるくらい圧巻で素晴らしい!

炭鉱夫の親の元で生まれ、炭鉱夫になるのが当たり前だった生き方から「命の危険と隣り合わせで生きるのが美徳じゃない」と新しい生き方を見つけ出したのが素敵。
これは、60年後の未来を生きる私たちにも当てはまるなと。古い価値観に縛られず私は幸せに生きてるかなと考えました。

コメントする
りりまる