「「踊らされ」続ける福島の人々!!」フラガール アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
「踊らされ」続ける福島の人々!!
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一般的な部活もののプロットですが、悪い意味で古臭い映画だと思います。李相日監督らしく暗く重苦しい作風で、居心地が悪いです。福島人は総じて未開人と言う単純な括り方で、住民に口論が絶えずギスギスとしていて、少なくともジャンルはコメディではないと思います。例えば矢口史靖監督ならもっと気楽に観易かっただろうなと思います(周防正行監督でもしんどいです)。序盤で、雇用が確保できず住民が大反対しているのに、数分後には計画が進行していて、森喜朗のような既得権益者が登場しないので、一体誰が大勢の人々を強制しているのかと奇妙に感じます。結果的に原発と一緒で、福島人が文字通り「踊らされた」という事を、後世に残す映画になっていると思います。終盤のステージシーンは良く、松雪さんの巻き髪が可愛かったですが、それまでのシーンでもフラダンスの魅力を描いて欲しかったです。
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