「いわゆるスポ根の感動」フラガール kalichan88さんの映画レビュー(感想・評価)
いわゆるスポ根の感動
昭和40年台(1965年あたりということか)、福島県いわき市で次々と炭鉱が閉鎖される中、「常盤ハワイアンセンター」が町興しとして建設される。フラガールが地元の女性の中から集められ、東京から来たコーチの元でレッスンを始める…。
何かに向けて頑張る姿、その中で葛藤や現実の荒波なんかがあるのだが、負けずにそれが好きだからと続けるというのは、スポーツものによくある。この映画もその部類なのだが、よく出来ているので、観ていて何度も胸がいっぱいになった。特に光っていたのは松雪泰子のキャラクターと演技。彼女が声を出すと画面がピーンと引き締まった感じがした。
特に目新しい類の映画でもないけど、観て元気が出るし、その時代があって今がある事を思い出す、いい映画だと思う。丁度、母の年台の女の子達が出てくるので、母はこの時代を生きたんだなぁと思いながら観た。
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