ー 三線で奏でられる沖縄民謡が好きである。今作は、沖縄民謡が流れる中、沖縄の優しい人達の姿を描いたホンワカ作品である。-
■仲宗根家が営むホテル・ハイビスカスは沖縄料理付きで1泊3千円。
お客さんが泊まれる部屋はひとつだけ。
仲宗根家の娘・美恵子(蔵下穂波)の日々は、お客さんとの出会いや親友たちとの大冒険で忙しい。
この夏も、彼女にとって新しい出会いがたくさん待っている。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・物語は
1.「フェンス」で沖縄米軍基地の問題にサラリと触れ
2.「太陽(てぃーだ)母ちゃん」で、明るい母ちゃん(余貴美子)が白人との混血の娘サチコねぇねぇ(亀島奈津樹)とアメリカに夫に会いに行く姿を描き
3.「美恵子の大冒険」で、美恵子がキジムナーを独りで探しに行く姿を描き
4.「お盆どうーい」で、美奈子が戦時中に死んだタエコに会い、”魂(まぶい)が抜かれた”と思ったら、只の空腹だったという姿を描く
スタイルで、明るーく描かれる。
・黒人との混血の息子ケンジにぃにぃ(ネスミス)も、ボクシングに励んで東京に行くことを目指し、9ボールがムッチャ巧い父ちゃん(照屋政雄)に話しても、”頑張るさあ”と肯定的に受け止める姿も良いなあ。
・とにかく、登場する沖縄の人達や、たった一人のお客さんであるヤマトンチューの能登島
(和田聡宏)がとても、明るくて、ノンビリと生きる姿が魅力的なのである。
<今作の一番の魅力は男勝りの元気過ぎる女の子、美恵子に尽きるなあ。沖縄の様々な風習もキチンと織り込まれている所も良いね。
思わず、沖縄に行きたくなる作品であるよ!。好きだなあ、この映画。>