「ロリコンは喜んじゃう!」ハードキャンディ fobtoboさんの映画レビュー(感想・評価)
ロリコンは喜んじゃう!
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32歳のロリコンカメラマン、ジェフと14歳の少女ヘイリー。お互いの素性はほとんど明かされず、特にヘイリーに関しては見終わった後も、なんだったのか、謎めいた存在であった。作品はロリコンで出会い系サイトで14歳以下の少女に対してばかりアプローチしているジェフ、に対してそれに引っかかる少女を装ってヘイリーが逆襲するというもの。しかし、実際にジェフが犯人かどうかはわからない。が、行方不明になっているドナという少女をモデルに写真をとったことがあるからヘイリーは疑ったようだ。作品は9割型ジェフの家での二人による会話劇でかなり低予算風。にも関わらず、間延びすることもなく、緊張感とつかの間の安堵が効果的に繰り返され、時間を感じさせない。特に後半の観客に対して恐怖を煽る(緊張感を演出する)存在が交互に入れ替わる構成は斬新でオモシロイと思った。
ヘイリー逃げてー!となったと思ったらこんどはジェフ逃げてー!と。
ただ最後の最後までジェフがロリコンには見えなかった。実際に現実世界ではロリコン風な発言も無く、クールで、大人の落ち着きがあるただのおじさんに見えた。
この映画、ロリコンとか出会い系に対しての批判と受け取ることもできるが、おじさんの股間に施術する少女像はむしろロリコン的にはうれしい映像なのでは…
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