半落ちのレビュー・感想・評価
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失う恐ろしさと悲しさが同居してる
邦画の中で大泣き出来る映画があるとの噂を聞き、当時のマ王とその彼女は腕を捲りながら「半落ち」の鑑賞に挑んだ✌️
まぁネタバレが嫌いなマ王だから詳しくは書かないけどラストの30分の検察、弁護士、裁判官の三者のやり取りを見て涙腺が崩壊しない方は一度病院で診てもらった方がいい😐
ただし、この映画は小説とは違う部分が多々あり、小説を読んでから観た方はもしかしたら泣けないかもしれない←ネタバレになるから書かないけど
でもね、樹木希林の証言シーンがあるんだけど「半落ち」の大部分がココに集約されていると思われる🤔
また樹木希林が見事にそれを体現しているから泣けるし怖さも存在してるのよ💦
マ王が一番印象に残ってるシーンでもある😳
ちなみにラストの30分、マ王とその彼女は涙を拭いてると観逃すのでタオルを(ハンカチではなく)目の下と鼻の下に当てて最後まで観たほど泣けたのよ😭
邦画に限らず洋画も含めてこんなに泣いた映画はおそらく記憶に無い🥸
お涙頂戴だけの映画ではなく物語がシッカリしてるのもイカしていると思うんだが、どうして森山直太朗がラストに歌うのかが解せない😑
あの声と映画が合わない気がするのはマ王だけなのか?(森山直太朗が嫌いという話ではないから)
映画館での鑑賞オススメ度★☆☆☆☆(人目憚る事無く泣きたいなら是非DVDをオススメ)
鬼気迫る樹木希林度★★★★★
場違いな森山直太朗度★★★★★
文学界の大事件
小説「半落ち」は2003年第128回直木賞の最終選考過程まで残るものの落選した。選考後、一部選考委員から「致命的欠点が存在」と指摘され、議論を巻き起こした。
動画配信で映画「半落ち」を見た。
劇場公開日:2004年1月10日
2004年製作/121分/日本
配給:東映
寺尾聰
柴田恭兵
原田美枝子
吉岡秀隆
鶴田真由
伊原剛志
國村隼
高島礼子
奈良岡朋子
樹木希林
主演は寺尾聰。
「私は、3日前、妻の啓子を、自宅で首を絞めて、殺しました」
寺尾聰は妻(原田美枝子)を殺害。
妻はアルツハイマー病の症状がかなり進んでいた。
「半落ち」の意味は警察用語で「一部自供した」という意味である。
この裁判を担当し、主文を書く役割の裁判官(吉岡秀隆)の父親(井川比佐志)もやはり重いアルツハイマー病を患っていた。
「自分がまともなうちに殺してくれ」
井川比佐志は吉岡秀隆の妻(奥貫薫)にそう言っていたことを吉岡秀隆は知る。
検察官(伊原剛志)は寺尾聰を厳しく糾弾しながらも、懲役4年という短い求刑をする。
小説「半落ち」は2003年第128回直木賞の最終選考過程まで残るものの落選した。選考後、一部選考委員から「致命的欠点が存在」と指摘され、議論を巻き起こした。
確かに寺尾聰が歌舞伎町に行ったことをことさらに隠す必要があったのかという疑問は誰もが感じるだろう。
寺尾聰から骨髄をもらったラーメン店の青年役にまだ無名だった高橋一生が。
彼のクレジットはないようだ。
個人的には田山涼成、石橋蓮司、奈良岡朋子などのわき役さんたちの演技が好きだなあ。
満足度は5点満点で3点☆☆です。
優れた特異な構成原作、優れた改編脚本
過去のTV録画分の再観賞に続いて、
原作も再読した。
そして、横山秀夫がこの作品で直木賞受賞を
逃した経緯についても知った。
その是非について論ずる能力は無いが、
「半落ち」は優れた特異な構成が生きた、
直木賞受賞に充分値する素晴らしい作品
だと私は思っている。
(尚、この期の直木賞受賞作品は選定無し)
さて、映画の方だが、
原作の最後の章で真相が明かされる
劇的性は無いものの、
原作主旨を損なうこと無しに、
登場人物とエピソードの追加と削除、
また多くの大胆な改編を行い、
2時間強に収めた優れた脚本だったと思う。
原作は皆さん御存知の通り、
各章を全て別の語り手による視点で
時系列的に事件を追う構成になっている。
ひとつの事柄を別の視点で繰り返す
『ラショーモン・アプローチ』の「羅生門」
のような映画はいくつかあるが、
この作品のような、
何人かの視点で時間を繋いでいくケースは
映画表現としては難しいだろう。
そんな制約の中で、梶と志木を中心に据えて
梶の内面に迫った脚本は良かったと思う。
ただ、ラストシーンは、時間的制限からか、
少し集約過ぎてしまったようには感じた。
因みに、私の横山秀夫ベストは、
「クライマーズ・ハイ」です。
この作品は「半落ち」の翌年に出版
されましたが、
「半落ち」を巡る選考の経緯からの
横山氏の直木賞決別宣言が無ければ、
私は間違いなく、「クライマーズ・ハイ」が
直木賞をリベンジ受賞したものと想像
しています。
すべての人の思いが一つに
現代的テーマ、アルツハイマー
柴田恭平を久しぶりに見たような気がする。随分渋い刑事の役だが、かなりインパクトがある。吉岡秀隆は『北の国から』そのままの雰囲気だ。Dr.コトーでも頑張ってるし、かなり売れてますね。『キル・ビル』の田中の親分が弁護士とは・・・うーむ、いいかも(笑)
鶴田真由が車の中でメールしたあとに電話しているシーンで、怒ってワイパーを動かしてしまうのは偶然なのか演出なのか・・・何だか好きだこのシーン。森山直太朗の歌もGOOD!泣かせます。
ストーリーは前半と後半では雰囲気が違います。前半は、警察と検察の確執と捏造問題を中心に動き、新聞社がそれを追う。後半は、検察と弁護士と新聞社中心、柴田恭平は少しお休み。伏線として、どちらの側にも本社復帰、警視庁復帰等、過失がもたらした左遷から復帰する名誉欲がうかがえる。もちろん弁護士にも人道弁護士として有名になり、イソ弁からの独立欲を表している。後半では、空白の2日間を埋めることで刑を軽減しようと試みるのであるが・・・
全体的に人を想うことが重要なテーマとなっていて、「守りたい人はいるか?」「誰のために生きている?」といった台詞が観客にも問われていますね。もちろんアルツハイマー病や骨髄移植のテーマが中心なのですが・・・これは個人的にも泣かずにはいられない問題でした。最初から泣きっぱなしです・・・
見所は、検事佐瀬の部屋!掃除してない・・・俺の部屋みたいだ。
誰の為に生きているのか。
淡々と描いて欲しかった
自分ならどうするだろう…難しい
溢れる涙
肉体と魂と
アルツハイマーの妻を殺めた警官の、殺害後二日間の行動の謎にせまる。...
新聞記者に鶴田真由・・
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