「現代的テーマ、アルツハイマー」半落ち kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
現代的テーマ、アルツハイマー
柴田恭平を久しぶりに見たような気がする。随分渋い刑事の役だが、かなりインパクトがある。吉岡秀隆は『北の国から』そのままの雰囲気だ。Dr.コトーでも頑張ってるし、かなり売れてますね。『キル・ビル』の田中の親分が弁護士とは・・・うーむ、いいかも(笑)
鶴田真由が車の中でメールしたあとに電話しているシーンで、怒ってワイパーを動かしてしまうのは偶然なのか演出なのか・・・何だか好きだこのシーン。森山直太朗の歌もGOOD!泣かせます。
ストーリーは前半と後半では雰囲気が違います。前半は、警察と検察の確執と捏造問題を中心に動き、新聞社がそれを追う。後半は、検察と弁護士と新聞社中心、柴田恭平は少しお休み。伏線として、どちらの側にも本社復帰、警視庁復帰等、過失がもたらした左遷から復帰する名誉欲がうかがえる。もちろん弁護士にも人道弁護士として有名になり、イソ弁からの独立欲を表している。後半では、空白の2日間を埋めることで刑を軽減しようと試みるのであるが・・・
全体的に人を想うことが重要なテーマとなっていて、「守りたい人はいるか?」「誰のために生きている?」といった台詞が観客にも問われていますね。もちろんアルツハイマー病や骨髄移植のテーマが中心なのですが・・・これは個人的にも泣かずにはいられない問題でした。最初から泣きっぱなしです・・・
見所は、検事佐瀬の部屋!掃除してない・・・俺の部屋みたいだ。
こんにちわ。この映画、私が映画館で見た映画で最も泣いた作品です。結構泣きました。映画館で3回観ました。「小さなラーメン屋」という設定が良くて・・けれども時が経って観ると、あんまり感動しない。逆にアラが見えます。そもそも原田美枝子の死に姿キレイすぎですし、何も妻を手にかける必然性は何も無い。アルツハイマーといっても軽微すぎるので・・ラーメン屋の青年も綺麗事すぎて、胡散臭い。長文すみません。つまらない大人になってしまいました。