「原作から来たからなぁ…」博士の愛した数式 映画はたまに見る程度さんの映画レビュー(感想・評価)
原作から来たからなぁ…
原作の最後の畳み掛けからの、あの最後の一文で本当に深く感動してしまったから、どうしても映画版は評価しにくい。
変わらない3人の関係とそれを押し流していく時間、美しく変化していく思い出、迫る老いによる別れの予感、その諸々が押し寄せて最後の一文で印象的な情景を固定する。
あのラストでめちゃくちゃ感動して映像も観ることにしたんだが、何か変な独り言で説明するし、成長したルート君がどうにも可愛くないし、それでも全体的にはちゃんと雰囲気作ってるんだけど、あの完全な最後の一文を改変したら原作の良さ半減だよって思ってしまった。
セクシー田中さん事案で色々と思い出したので備忘も兼ねて。
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