劇場公開日 2006年1月21日

「優しさでできた物語」博士の愛した数式 セロファンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0優しさでできた物語

2021年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

数字は人の感情と対極にある冷たく、無情なもの。何となくそんな存在となっていました。
子供の頃であればテストの点数や通知表、大人になれば営業成績や実績、私達は常に数字で評価されてきました。そこには努力や我慢等のプロセスのストーリーは無い。しかし、この映画を観て数字の概念が変わりました。愛おしそうな目をしながら数字について語る博士を見ていると数字に親近感が湧いてきます。
素数、虚数、友愛数、、、数字にはそれぞれストーリーがあり、それらを美しいと愛してやまない博士。変わり者だけど、子供に優しく愛情溢れる博士。ルートや主人公の私も博士に愛を持って接し、3人の間に絆が生まれる。
道ならぬ愛の関係にあった博士と義姉、結婚できない相手との子供を産んだ私とルート。どちらも外界に対して心の壁のようなものを作って生きてきたのかもしれません。しかし、この交流を通して固くなっていた心に風穴が開き、穏やかになっていく様子に温かな気持ちになりました。

セロファン
セロファンさんのコメント
2021年2月23日

きりんさん
コメントありがとうございます。子供時代の先生との出会いって大きいですよね。私もルートのような先生と出会えてたらなって思います笑。

セロファン
きりんさんのコメント
2021年2月23日

イイね、ありがとうございました!

僕の「数学嫌い」は、中1の時のおばちゃん先生(=あだ名はパンダ)の顔が大嫌いだったから・・そのせいだと思い込んでいたのですが、実は数学への学習障害があるのだとやっと自覚したのはしばらく後のことでした。5教科他すべてオール5で、ほぼ学年トップだったのですが数学だけが赤点で「2」がやっとでした(笑)
パンダご免ね!あなたのせいではありませんでした(汗)

数学に夢中になってる女性たちの実話映画と言えば「ドリーム」ですね。

そして僕の部屋のドアには数学によって夢の世界を拓いた異才アインシュタインの等身大、大きなポスターがあっかんべーをして笑っています。

長々と失礼しました
きりん

きりん
セロファンさんのコメント
2021年2月23日

kossyさん
コメントありがとうございます。リアルの世界では数字は現実を突きつけてくる。数字は美しい~と浸ってもいられませんね笑

セロファン
kossyさんのコメント
2021年2月23日

いつもありがとうございます。
俺も営業成績とかの数字は嫌いでした。
税金とか嫌な数字もいっぱいありますけど、今年度から確定申告しなくてはならなくなり、また悩まされそうです(泣)。

kossy