劇場公開日 1954年4月26日

「極上のエンタメ映画。」七人の侍 ジョイ☮ JOY86式。さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 極上のエンタメ映画。

2025年10月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

めーちゃくちゃ面白かった!!
これが素直な感想です。

1つのエンタメ作品として物凄く良く出来てる。
「名作」だの「歴史」だの、そんなの抜きにして、笑って泣いてしんみりして、最高のエンタメ作品でした。

自分の中で悪い意味でハードルを上げすぎてました。
時代劇だからとかモノクロだからとかそんなの全然気にする必要ないです。
バックトゥザフューチャーとかターミネーター2とか、ああいうエンタメの名作と同じ感覚でフラットに見て十分楽しめる映画でした。

70年前の映画なのにギャグシーンでみんなが声を出して笑って
キャラ立ちしまくってる侍達一人一人に感情移入して
気がついたら全員の事が好きになっている

「名作は色褪せない」って言葉を何度も聞いてきたけど、これほど忖度なしにめちゃくちゃ楽しめたモノクロ映画は初代ゴジラ以来でした。

仲間集めの前半パートがとにかく好み。
どのキャラも小粒ながら良いエピソードがしっかり付いてくる。
洋画で言うと「アルマゲドン」の前半なんかに近いノリです。
そんな気の良い奴らが1人、また1人と命を落としていくのは本当に辛くて。
でもそんな中でも大人達は若者を守ろうとしていて。そんな姿に涙している自分がいました。

2001年宇宙の旅よろしく、中盤で「休憩」が設けられてるのも最高でした。
今の映画にはほとんどない幕間の休憩。
これもこれで1つの体験として好きだったりします。

映画館で、スクリーンで見れてよかったと。
心の底からそう思える作品でした。

ジョイ☮ JOY86式。
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