「【新4Kリマスター版上映】70年前なのに普通に(いやそれ以上に)面白いのがすごい!!」七人の侍 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
【新4Kリマスター版上映】70年前なのに普通に(いやそれ以上に)面白いのがすごい!!
最新4Kリマスター版で初上映!より鮮明な音と映像で!
黒澤映画、いや、日本映画の金字塔!!
ですが何より、70年も経っているのに、今の感覚で普通に楽しめることがすごい!
まさに、映画の面白さが詰まってます。
前半の7人の仲間を集めるところから、キャラクターとエピソードがそれぞれ面白い。
今回は割と地味な、加東大介、千秋実、稲葉義男が良かった!
後編は、やはり何と言っても戦闘シーンのダイナミックさ、大迫力とリアリティ!
いわゆるチャンバラ映画、時代劇、のような上辺の『殺陣』(たて)とはまったく異なる、実践的な「戦い」、戦争がリアルに描かれています。
何本も刀を用意して、あちこちに立てたり、暴れる馬たちの危険な撮影など、数々のアクションシーン。
それだけでなく、その背景にある身分制度や、百姓たちの困窮した生活、そして百姓たちもまた生きるためには、落ち武者狩りなど強かさもある。
そのことが野武士の集団を生んでいるかもしれない。
百姓もまた、ただ弱い善人ではないというリアルまで描いているのがすごい。
「午前十時の映画祭15」では間に「休憩」があり、公開時同様に楽しめるものいいです。
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