劇場公開日 1954年4月26日

「現在のエンタメの原型」七人の侍 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 現在のエンタメの原型

2025年10月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

全体の構成で、前半の七人が集まっていく中での
キャラの立て方が素晴らしく、
観客の共感を得るような演出に感銘を受けた。

後半の戦にしても徐々に傷を負っていくというか、
七人の侍が次々と斃れていく様は、
実にせつない。

映像のつくり方も素晴らしい。
特に雨中での戦シーンは一時も見逃せない迫力で
生の汚れ方や痛々しさが伝わる迫力だった。

三船敏郎の菊千代の愛されるキャラクターと
志村喬の島田勘兵衛の凛々しさと
宮口精二の久蔵のいぶし銀がお気に入り。

まさに現在のエンタメの原型とも言え、
マンガや映画に大きな影響を与えていることを
肌身で感じることができた。

今回スクリーンで観賞できる機会があり、
大変感謝している。

ひでちゃぴん
トミーさんのコメント
2025年10月21日

共感ありがとうございます。
士農工商の確立する前の時代ですが、こういう日本だったんだと思い起こす作品とも言えますね。とにかく皆、垢じみて土臭い。

トミー
NOBUさんのコメント
2025年10月19日

今晩は。コメント有難うございます。
 今作のレビューは、真面目にドキドキしながら書いたのですが、”お前、その年で耳が遠くなったんじゃないのか!”的な御指摘はなく、ホッとしております。
 この作品は、音声が一部良く聞こえなくても面白いという、力業が物凄い作品だと思っています。では。

NOBU
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